西武・山川とオリックス・吉田正は今季で「やべーやつ」を卒業せよ!

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前回の記事では「広島のやべーやつ」ことバティスタ(広島)について触れ、30年前の「やべーやつ」2人、呂明賜(元巨人)とボブ・ホーナー(元ヤクルト)をご紹介しました。

関連記事:「広島のやべーやつ」バティスタ VS 30年前の「やべーやつら」

今回の主役は、今話題のパ・リーグの「やべーやつ」コンビ。

山川穂高(西武)と吉田正尚(オリックス)をご紹介したいと思います。

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「西武のやべーやつ」山川穂高

さっそく、今季の山川の成績はこちら。

.286(154-44)14本 45打点 38四死球 OPS1.057

打数に対する本塁打数はもちろん凄いですが、特筆すべきはその打点の多さです。

44安打でなんと45打点。打点が安打数を上回っているのだから凄まじいです。得点圏打率.340が示す通り、チャンスでよく打っています。

さらに、それと同じくらい凄いのが、四死球数が38もあるということ。

規定打席には到達していませんが、実に出塁率.427。これは現在リーグトップの出塁率、柳田悠岐(ソフトバンク)の.435に匹敵する高い数字です。

これはぜひ、1年間フル出場した場合の山川の成績を見てみたいところです。

ということで、今季の山川の成績を昨年のパ・リーグの規定打席到達者の平均打席数(571)で換算してみます。

ただし、割り出された安打数、本塁打数、打点、四死球数などは小数点第一位を四捨五入しますので、その影響で打率やOPSが若干変化することがあります。その点はご了承ください。

名付けて「リアル規定打席換算」!(そのまんま)!いってみましょう!笑

.286(458-131)42本 134打点 113四死球 OPS1.061

なんと面白いことに、チームの先輩・中村剛也(西武)が、2009年に記録したキャリアハイを彷彿とさせる成績が浮かび上がってきました。

中村剛也(西武)
2009  .285(501-143)48本 122打点 59四死球 OPS1.010

…さすが「おかわり二世」と呼ばれるだけのことはあります。
 
ちなみに実は山川、本塁打のペースだけで言えば今季より昨年の方が凄かったのです。

昨年の山川の成績はこちら。

2016  .259(139-36)14本 32打点 16四死球 OPS.925

今季よりも少ない打数で同じ本塁打数、この数字も十分「やべーやつ」です。

…「リアル規定打席換算」してよかですか? 笑

.259(506-131)51本 116打点 58四死球 OPS.926

出ました!いわゆる「3倍打点ニキ」は不満顔でしょうが 笑、本塁打数は50本の大台に乗ってしまいました!凄い!

こういう低打率で50本塁打打ってしまうような、高いレベルで本塁打に特化した打者は今までなかなか日本にはいなかったと思います。

それこそ、中村剛也の系譜です。

それから近いのは、田淵幸一(元阪神、西武)、秋山幸二(元西武、ダイエー)あたりでしょうか。私はキライじゃありません。

田淵幸一(西武)
1980  .266(440-117)43本 97打点 62四死球 OPS.937

秋山幸二(西武)
1987  .262(496-130)43本 94打点 51四死球 OPS.886

どちらも通算400本塁打以上。この山川は、将来とんでもない打者に成長する可能性を秘めています。

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「オリックスのやべーやつ」吉田正尚

対する、吉田正の今季の成績はこちら。

.312(141-44)9本 23打点 23四死球 OPS.963

さすがに本塁打や打点は山川と比べると見劣りしますが、打率は3割を優に超え、OPSの高さなどは十分「やべーやつ」です。

…この成績も「リアル規定打席換算」してよかですか? 笑

.312(491-153)31本 80打点 77四死球 OPS.961

やはり、山川の「リアル規定打席換算」時の成績に比べるとインパクトには欠けますが、それでも打率3割、30本塁打はしっかりクリアしています。

現在1、2番での起用が多いため打点はやや少ないですが、2005年の前田智徳(広島)や、2007年の小笠原道大(巨人)あたりの成績に近いイメージでしょうか。

前田智徳(広島)
2005  .319(540-172)32本 87打点 50四死球 OPS.923

小笠原道大(巨人)
2007  .313(566-177)31本 88打点 47四死球 OPS.902

あくまで数字上だけの話なのですが、どちらのタイプの打者になるにしろ、夢がありまくりです 笑

この吉田正も実は昨年、規定打席には到底足りませんでしたが、今季の飛躍を予感させるのに十分な成績を残していました。

2016  .290(231-67)10本 34打点 26四死球 OPS.854

新人野手でこの数字は、なかなか素晴らしいです。

…「リアル規定打席換算」してよかですか? 笑

.290(511-148)22本 75打点 58四死球 OPS.854

この成績なら、文句なしで新人王に選ばれていたでしょう。

微妙に違うかもしれませんが、高橋由伸(巨人)の1年目の成績を彷彿とさせます。

高橋由伸(巨人)
1998  .300(466-140)19本 75打点 43四死球 OPS.852

ここまで名前が挙がるのが、前田、小笠原、高橋と、現役時代に天才的な打撃を見せた超一流の打者たちばかり。

吉田正もまた、これからの球界を背負って立つ打者になることが期待されます。

「やべーやつ」から「すげーやつ」へ!

山川も吉田正も、十分「やべーやつ」であることはわかりました。

しかし、よく考えてみると「やべーやつ」とは、ある意味1年を通じてフル出場できないからこそ「やべーやつ」なのです。

上述した中村、田淵、秋山、前田、小笠原、高橋らのことを、誰も「やべーやつ」とは呼びませんでした。(単純にそういう言葉もありませんでしたが… 苦笑)

2年続けて「やべーやつ」な成績を残す、この2人の実力はもう本物と言っていいでしょう。

来季こそは開幕からフル出場して、「やべーやつ」ではなく「すげーやつ」と呼ばれるような成績を残してほしいと思います。


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