上原浩治、日本球界復帰か?/「先発で10勝」&「抑えで30セーブ」

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昨年カブスをFAとなり現在まだ所属先未定の上原浩治が、自身のブログで「日本からの誘いがあれば、そこに行くことを考えてます。」と日本球界復帰の可能性を示唆しました。

上原は以前「メジャーからオファーがなければ引退する。」というような発言をしていましたが、「嘘つきと言われようが、やっぱり野球がしたいです。」とあっさり(?)前言を撤回。

この一連の流れについてネット上では「上原ダサい!」という意見もありますが 苦笑、私はこのちょっとダサくて正直なところがいかにも上原らしくていいと思います 笑

何より上原の投球をまた日本で見てみたいです。そして、一体どんな成績を残すのか。

先日ヤクルトに電撃復帰した青木宣親もそうですが、メジャーで成功した日本人選手がまだ衰え切らない(?)うちに日本球界に帰ってくるのは個人的に大歓迎です。

上原も青木同様、「古巣」の巨人が獲得するのか。それとも他球団が割って入るのか。はたまたここから逆転のメジャー契約となるのか。上原の去就が一気に楽しみな状況となってきました。

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「先発」と「抑え」どちらも成功した上原

上原は2009年から昨年まで9年間メジャーでプレーしています。

通算成績は436試合に登板して22勝26敗95セーブ、防御率2.66。非常に立派な数字です。特にレッドソックスで残した2013~2015年の成績は素晴らしいものでした。

2013  4勝1敗21S 防1.09 74.1回
2014  6勝5敗26S 防2.52 64.1回
2015  2勝4敗25S 防2.23 40.1回

今見ても2013年の成績はちょっと意味が分かりませんね 笑 73試合に登板して防御率1.09です。

ちなみにWHIPはなんと0.57でした。そんな数値のWHIP聞いたことがありません…。(救援投手としてのメジャー記録です。)

さらに圧巻なのが、101奪三振に対して与四球がわずか9だったということ。与四球が1ケタで100奪三振以上というのはメジャー史上初のことだそうです。

2014年、2015年も後半の息切れ(2015年は8月に打球を右手に受け骨折。)が少しもったいなかったですが、レッドソックスのクローザーとして堂々たる成績を残しました。

昨年はカブスで49試合に登板して3勝4敗2セーブ、防御率3.98。全盛期からするとだいぶ成績は落ちましたが、それでもまだまだ十分戦力になっていたと思います。

さて、メジャーでは救援投手として確固たる地位を築き上げた上原ですが、巨人時代は最多勝を2回獲得するなど先発投手として活躍しました。

その上原が「1年限定」でクローザーを務めたのが2007年。見事に32セーブを挙げました。

この先発から抑え(逆も)への「配置転換」は、昨年シーズン途中で急遽先発からクローザーに回り大炎上した小川泰弘(ヤクルト)の例からも分かるように、そう簡単なものではありません。

それだけに、上原のように先発でも抑えでもしっかり結果を残した投手の成績には、個人成績フェチの私としては何かグッとくるものがあります。

今回はそんな「配置転換」を成功させた投手たちを取り上げたいと思います。

「先発で10勝」&「抑えで30セーブ」 Part.1

昨年までの過去30年間(1988~2017年)で、先発として「10勝」、抑えとして「30セーブ」を両方達成した投手をご紹介します。(もちろん別々の年に、です。)

※「10勝」「30セーブ」の年が複数ある場合は、勝利数とセーブ数がそれぞれ一番多い年の成績。

郭源治(中日)
1988  *7勝6敗37S 防1.95 111.0回
1991  13勝9敗*2S 防2.71 163.0回
1988年は当時の日本記録となる37セーブを挙げ、星野中日の初のリーグ優勝に大きく貢献。最優秀救援投手とMVPを受賞しました。1991年はシーズン途中から先発に転向。9完投(4完封を含む)で13勝を記録しました。郭はもともと先発として1983年から4年連続2ケタ勝利を挙げていました。

豊田清(西武)
1997  10勝6敗**S 防2.93 150.2回
2002  *6勝1敗38S 防0.78 *57.1回
「守護神」というイメージが強い豊田ですが、2000年までは主に先発投手でした。1997年、前年の5勝から飛躍して初の10勝。防御率はリーグ4位でした。2002年は当時のパ・リーグ記録となる38セーブを挙げ防御率は0.78。WHIPは驚異の0.61を記録しました。最優秀救援投手を獲得。

上原浩治(巨人)
1999  20勝4敗**S 防2.09 197.2回
2007  *4勝3敗32S 防1.74 *62.0回
1999年はご存じ上原の1年目。20勝を挙げ最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、新人王、沢村賞など多数のタイトルを総なめにしました。2007年は故障で開幕二軍スタートでしたが、巨人に移籍していた上記の豊田が絶不調で5月からクローザーに抜擢。抜群の安定感で32セーブを挙げました。

斎藤隆(横浜、ドジャース)
1999  14勝3敗**S 防3.95 184.2回
2007  *2勝1敗39S 防1.40 *64.1回
横浜時代の1999年はリーグ最多の32被本塁打を喫し防御率もリーグ11位でしたが、なんとチーム打率.294を誇った打線の援護に恵まれ14勝を挙げました。2007年はドジャースのクローザーとして39セーブ。防御率1.40とWHIP0.72はどちらも救援投手としてはリーグ1位を記録しました。

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「先発で10勝」&「抑えで30セーブ」 Part.2

岸田護(オリックス)
2009  10勝4敗**S 防3.10 139.1回
2011  *5勝6敗33S 防2.61 *69.0回
2007、2008年とどちらも4勝止まりながら防御率は2点台と潜在能力の高さを見せていた岸田。2009年はシーズン途中に故障で約2か月の離脱はあったものの、先発ローテの一員として10勝を挙げました。2011年はクローザーとして33セーブも「違反球」で防御率2.61と不安定でした。

涌井秀章(西武)
2007  17勝10敗**S 防2.79 213.0回
2012  *1勝*5敗30S 防3.71 *63.0回
前年高卒2年目で12勝を挙げていた涌井は、2007年は松坂大輔メジャー移籍後の西武のエースとして17勝を記録。ライバルのダルビッシュ有(日本ハム)らを抑え最多勝を獲得しました。2012年は先発として開幕3連敗を喫すると5月からクローザーに配置転換され、30セーブを記録しました。

澤村拓一(巨人)
2011  11勝11敗**S 防2.03 200.0回
2016  *6勝*4敗37S 防2.66 *64.1回
1年目の2011年は援護に恵まれず11勝でしたが、「違反球」ながら防御率2.03、セ・リーグの新人投手としては1967年の江夏豊(阪神)以来の200投球回を記録。新人王を受賞しました。クローザー2年目の2016年は特に後半戦は不安定な投球が目立ったものの、最多セーブ投手を獲得しました。

山口俊(横浜、DeNA)
2011  *2勝6敗34S 防2.49 *61.1回
2016  11勝5敗**S 防2.86 138.2回
高卒4年目の2009年のシーズン途中からクローザーに定着し18セーブを挙げると、2010年に8敗ながら30セーブ。2011年は負け数を2つ減らし(苦笑)34セーブを挙げました。先発転向3年目の2016年は故障で約1か月の離脱はあったものの、リーグトップの3完封で11勝を記録しました。

「20勝」&「30セーブ」は過去2人だけ

先発から抑え(逆も)への「配置転換」というのは昔からわりとよくある戦術なので、今回の該当者はもう少し多いかと思いましたが30年間でわずか8人でした。

上記の8人の他にも、大野豊(元広島)、吉井理人(元近鉄他)、佐々岡真司(元広島)らが先発・抑えの両方で活躍したものの、いずれも「30セーブ」に届いていませんでした。

逆に今季ダイヤモンドバックスに移籍した平野佳寿は「30セーブ」が3回あり、入団から3年間は先発を務めましたが自己最多が8勝。こちらは「10勝」に届きませんでした。

斎藤は横浜時代に先発として2ケタ勝利を3回記録し、2001年にはクローザーとして惜しくも27セーブでしたが、メジャーに渡って2007年に39セーブ。まさかの海をまたいでの記録達成となりました 笑

今回の8人の中で上原だけが先発で20勝を挙げています。ちなみに「20勝」と「30セーブ」の両方を記録したのは江夏豊(元阪神他)と上原だけ。とんでもない大記録です。

このそうそうたるメンツの中に岸田が名を連ねているのがなかなか渋くていいですよね 笑 今年で37歳になる岸田は過去2年間未勝利。今季は復活が期待されます。

復活を期待、と言えば澤村でしょう。

昨年は予期せぬ「トラブル」に巻き込まれ、ほとんど仕事ができませんでした。上原が巨人に入団するかどうかはまだわかりませんが、この人の復活は巨人にとって大きな「補強」となるはずです。

それからもう1人。山口です。

昨年は予期せぬ(?)「トラブル」を起こし、ほとんど仕事をしませんでした。上原が巨人に入団するかどうかはまだわかりませんが、この人の復活は巨人にとって大きな「補強」となるはずです。

…あれ???

お後がよろしいようで 苦笑


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