通算本塁打ランキング20位からが面白い!結局「あの人」は凄かった!

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なんとなく日本プロ野球の歴代通算本塁打ランキングを眺めてみます。

1位はもちろん王貞治(元巨人)の868本塁打です。おそらく今後絶対に破られることのない、まさに「アンタッチャブルレコード」というやつです。

以下、2位は野村克也(元南海他)の657本、3位は門田博光(元南海他)の567本、4位は山本浩二(元広島)の536本、5位は清原和博(元西武他)の525本…。

記録マニアにとっては、特に目新しさのない見飽きた情報が並んでいます。

ところが、ランキングをさらに下の方まで眺めていくと、20位からのメンバーが現在非常に面白いことになっているのです。

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通算本塁打ランキング20位からが面白い!

歴代通算本塁打ランキングの20位から30位がこちら。

20位 阿部慎之助 388本
21位 大島康徳  382本
21位 原辰徳   382本
23位 ラミレス  380本
24位 小笠原道大 378本
25位 江藤慎一  367本
26位 江藤智   364本
27位 村田修一  360本
28位 カブレラ  357本
28位 中村剛也  357本
30位 松中信彦  352本

赤文字で記した阿部、原、ラミレス、小笠原、江藤、村田の6人。この6人の名前を見て、何かお気づきになることはあるでしょうか?

…巨人ファンなら2秒でわかりますね 笑

そう、この6人はいずれも巨人で主砲として活躍した選手たちです。(阿部は現在も巨人に在籍中ですが…。)

ちなみに、江藤以外の5人は全員過去巨人で四番打者を務めています。(江藤が巨人で四番を打っていなかったのは、私も意外でした。)

さらに言うと、阿部、ラミレス、小笠原、江藤、村田はみな、かつて原監督に仕えたことのある選手たちです。

この6人の通算本塁打数が、現在ほぼ同じくらいの本数という面白い状況になっています。

6人の中で一番の「ホームラン打者」は?

それではこの中で、一番の「ホームラン打者」は誰でしょう?

そうそうたる強打者たちが顔を並べています。この質問に対しては、なかなか意見が分かれるのではないでしょうか。

とりあえず、6人の通算成績をご紹介します。

阿部慎之助
.284(7158-2036)388本 1212打点 982四死球 OPS.865

原辰徳
.279(6012-1675)382本 1093打点 755四死球 OPS.878

ラミレス
.301(6708-2017)380本 1272打点 383四死球 OPS.859

小笠原道大
.310(6828-2120)378本 1169打点 917四死球 OPS.932

江藤智
.268(5866-1559)364本 1020打点 972四死球 OPS.874

村田修一
.269(6925-1865)360本 1123打点 744四死球 OPS.816

 
想像通り、重みのある凄い数字がずらりと並びました。

全員通算1000打点以上、通算1500本安打以上、阿部、ラミレス、小笠原の3人は、2000本安打を達成しています。

それでは、改めて質問します。この中で一番の「ホームラン打者」は誰でしょう?

勘のいい読者の方なら、上記の通算成績を見ながらすぐに電卓をはじいたかも知れません 苦笑 だとすれば、正解はすでにおわかりでしょう。

なんと(失礼)、原なのです。

一番の「ホームラン打者」が原である理由

原と言えば、長らく巨人の四番を務めた大打者ですが、リアルタイムで見ていた世代のプロ野球ファンにとっては、どちらかというとネガティブなイメージの方が強いのではないでしょうか。

現役時代は常にあのONと比べられ、やれ「チャンスに弱い。」とか、やれ「巨人の四番にしては成績が物足りない。」と言われ続けてきた原。

しかし、上記の6人の中で一番の「ホームラン打者」は、原なのです。

先ほど上記の成績を見て電卓うんぬん、という話をしましたが、原は6人の中で「打数÷本塁打数」、いわゆる「本塁打率」が一番高いのです。

6人の通算本塁打率(小数点第3位を四捨五入する。)をご紹介します。

阿部慎之助 18.44
原辰徳   15.74
ラミレス  17.65
小笠原道大 18.06
江藤智   16.12
村田修一  19.24

ということで、原が一番高いです。

本塁打率とは要するに、「本塁打を1本打つのにどれくらいの打数を必要としたのか。」という数値なのですが、これだけを見てもあまりピンときませんよね。

ということで、6人の本塁打率から、それぞれがもし今季レギュラーとして1年間試合に出場していた場合の本塁打数を割り出してみたいと思います。

計算方法はいたって単純。今季のセ・パ両リーグの規定打席到達者の平均打数が「486」なので、6人それぞれの本塁打率で「486打数」あたりの本塁打数(小数点第2位を四捨五入する。)を割り出すだけ。それではやってみます。

阿部慎之助 26.4本
原辰徳   30.9本
ラミレス  27.5本
小笠原道大 26.9本
江藤智   30.1本
村田修一  25.3本

本塁打率よりも、こっちの方が断然わかりやすくないすか? 笑

プロ入り初期や力の衰えた晩年も含めた生涯を通じた数字として、1シーズン平均30.9本(あくまで今季に当てはめた場合の数値)はかなり凄いと思います。

よって、この6人の中で一番の「ホームラン打者」は、原なのです!

原は凄くないけど、凄い?

…でも、なんか説得力がありませんね 苦笑 なぜでしょう?

答えは、この6人の残したキャリアハイと獲得タイトルにありました。

阿部慎之助(首位打者1回、打点王1回)
2012  .340(467-159)27本 104打点 78四死球 OPS*.994

原辰徳(打点王1回)
1983  .302(500-151)32本 103打点 63四死球 OPS*.949

ラミレス(首位打者1回、本塁打王2回、打点王4回)
2008  .319(548-175)45本 122打点 29四死球 OPS*.990

小笠原道大(首位打者2回、本塁打王1回、打点王1回)
2003  .360(445-160)31本 100打点 75四死球 OPS1.122

江藤智(本塁打王2回、打点王1回)
1995  .286(462-132)39本 106打点 92四死球 OPS1.004

村田修一(本塁打王2回)
2008  .323(489-158)46本 114打点 62四死球 OPS1.062

 
こうして見ると、原だけがかなり見劣りしてしまいます。

つまり原は、「ホームラン打者」としては平凡な成績(失礼)をコンスタントに残し続けてきた打者だったということです。

…だから何だということはありませんが 苦笑、個人成績にはこういう楽しみ方もあるよ、というお話でした。

結論。原辰徳は、やっぱり凄い打者だった!


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