巨人・岡本、ついに覚醒か?目指すは「高卒4年目で20本塁打」だ!

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3月30日、いよいよ2018年のプロ野球公式戦がスタートしました。

この開幕3連戦、12球団で最も活躍が目立った選手と言えば、間違いなく岡本和真(巨人)でしょう。

3/31の阪神戦では1本塁打を含む4打数4安打5打点、4/1の同じく阪神戦では0対2から逆転3ラン本塁打を放ち、チームの開幕カード勝ち越し(2勝1敗)に大きく貢献しました。

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おかわり君の指導で才能が開花?

岡本は2014年、智弁学園高校からドラフト1位で巨人に入団しました。

高校3年生の時に選抜高等学校野球大会で1試合2本塁打を記録するなど、高校通算73本塁打。背番号は長嶋茂雄(元巨人)の「3」と原辰徳(元巨人)の「8」を合わせた「38」が与えられました。

1年目に早くも一軍でプロ初本塁打を記録すると、2年目は二軍で18本塁打(一軍では0本)、3年目の昨年は二軍で10本塁打(一軍では0本)と「長距離砲」としての素質は十分です。

高卒4年目の今季は、昨年退団した村田修一(BC栃木)の背番号「25」を引き継ぎ、オープン戦では打点王の活躍。大ベテラン・阿部慎之助との争いを制し、見事に開幕スタメンの座を掴みました。

 

岡本は昨年12月、過去本塁打王を6回獲得している中村剛也(西武)と合同自主トレを行い、「全球一発を狙えばいい。」「打球が上がらないと本塁打にならない。」などのアドバイスを受けたそうです。

最近の巨人と言えば、某コーチが提唱する「コンパクト」重視の打撃指導が有名ですが 苦笑、それを真っ向から否定するような(?)中村の指導が今の岡本の活躍につながっているのかもしれません。

さて、開幕から3試合で2本塁打の岡本は今季本塁打を何本打てると思いますか?

「30本!」などと答えてしまう少し気の早い(?)方もいるかもしれませんが、当然岡本がこのまま打ち続けるということは絶対にありません。おそらく近いうちにスランプがやってくるでしょう。

まずはその時に、巨人の首脳陣がどこまで我慢して岡本を起用し続けられるか。そして岡本も、その必ずやってくる「壁」をどれくらい短い時間で乗り越えていくか。

その上で高卒4年目の今季、岡本が現実的に目指すべき数字はズバリ「20本塁打」です。

「高卒4年目で20本塁打」は名選手ばかり!

開幕からの岡本の活躍を考えると「20本塁打」という数字は少々物足りないように思えるかもしれませんが、実はこの「高卒4年目で20本塁打」というのはとんでもない数字なんです。

過去30年間(1988~2017年)で、「高卒4年目で20本塁打」を記録した打者をご紹介します。

※「Total」は通算成績です。(現役選手は昨年までの通算成績。)

堀幸一(ロッテ)
1991  .284 
20 69打点 OPS.825
Total  .269
6788-1827183 810打点

前田智徳(広島)
1993  .317 
27 70打点 OPS.945
Total  .302
7008-2119295 1112打点

新庄剛志(阪神)
1993  .257 
23 62打点 OPS.768
Total  .252
6589-1524225 816打点

イチロー(オリックス)
1995  .342 
25 80打点 OPS.976
Total  .323
14779-4358235 1309打点

中村紀洋(近鉄)
1995  .228 
20 64打点 OPS.707
Total  .266
9089-2106404 1351打点

松井秀喜(巨人)
1996  .314 
38 99打点 OPS1.023
Total  .293
10562-2643507 1649打点

中島裕之(西武)
2004  .287 
27 90打点 OPS.853
Total  .296
5724-1694189 880打点

中村剛也(西武)
2005  .262 
22 57打点 OPS.924
Total  .296
4878-1231357 969打点

吉村裕基(横浜)
2006  .311 
26 66打点 OPS.909
Total  .253
3001-759131 419打点

坂本勇人(巨人)
2010  .281 
31 85打点 OPS.836
Total  .286
5444-1559165 639打点

山田哲人(ヤクルト)
2014  .324 
29 89打点 OPS.941
Total  .298
2554-762133 396打点

大谷翔平(日本ハム)
2016  .322 
22 67打点 OPS1.004
Total  .286
1035-29648 166打点

鈴木誠也(広島)
2016  .335 
29 95打点 OPS1.015
Total  .309
1190-36861 218打点

いかがですか?見事に名選手ばかりが13人揃いました。(ちなみに、この中で松井だけが2年目には20本塁打を記録。その他の選手は全員この4年目が初めての20本塁打でした。)

すでに引退している5人の選手(堀、前田、新庄、中村紀、松井)に限れば、平均の通算安打数がなんと2043.8安打。まさに「ぐうの音も出ないほどのレジェンド」(ぐうレジェ)です。

現役選手も「ぐうレジェ」のイチローはもちろん、岡本の師匠(?)の中村や、坂本、山田などタイトルホルダーが多数。ほとんどが日本を代表するレベルの選手たちです。

もしも岡本が今季「20本塁打」を達成したら、最低でも(失礼…)吉村クラスの選手になれる可能性が非常に高いということです。「高卒4年目で20本塁打」とはこんなに夢のある記録なんです!

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巨人「高卒スラッガー」育成失敗の歴史

しかし、そこは「高卒スラッガー」の育成が上手くないことで有名な(?)巨人。油断はできません。

上記の13人の中には松井、坂本と巨人の「高卒スラッガー」が2人(しかもどちらも30本塁打以上を記録。)入っていますが、彼らは長い巨人の歴史上でもかなり別格な存在です。

巨人にはこれまで「将来の大砲候補」として期待されながら、その才能を開花できずに終わってしまった(注:中井はまだ終わってません 苦笑)「高卒スラッガー」が数多くいました。

過去30年間(1988~2017年)に現役だった選手で、残念ながら巨人で大成できなかった主な「高卒スラッガー」6人の最多本塁打を記録した年の成績と(巨人での)通算成績をご紹介します。

井上真二(1984年ドラフト5位)
1989  .298 
12 38打点 OPS.907
Total  .253
443-11216 60打点

高校通算本塁打数は不明。2年目と3年目に二軍で本塁打王を獲得。5年目の1989年、一軍で12本塁打を放ってオールスターに出場するも、その後は活躍できず。二軍では通算125本塁打を記録しました。

後藤孝志(1987年ドラフト2位)
1999  .273 
7 16打点 OPS.724
Total  .263
1264-33230 119打点

高校通算33本塁打。3年目までは一軍出場がなく、4年目にプロ初安打。8年目の1995年、67打数ながら打率.343、4本塁打を記録し一軍に定着すると、長年に渡り「スーパーサブ」として活躍しました。

吉岡雄二(1989年ドラフト3位)
1995  .209 
4 18打点 OPS.643
Total  .201
159-325 24打点

高校通算51本塁打。甲子園の優勝投手でしたが3年目に打者に転向し、5年目に二軍で本塁打王を獲得。6年目の1995年、2本の満塁本塁打を含む4本塁打を放つも、巨人ではレギュラー獲得ならず。1997年に近鉄にトレードで移籍して以降は主力打者として活躍。通算131本塁打を記録しました。

原俊介(1995年ドラフト1位)
2003  .267 
3 8打点 OPS.853
Total  .224
85-193 10打点

高校通算28本塁打。一軍初出場となった8年目の2003年に3本塁打を記録しますが、その後は活躍できず。ちなみに同姓の原辰徳(元巨人)と同じ東海大相模高校出身ですが、血縁関係はないそうです 笑

中井大介(2007年高校生ドラフト3巡目)
2017  .249 
5 15打点 OPS.684
Total  .252
575-14510 48打点

高校通算28本塁打。1年目から二軍で10本塁打を放つと、2年目に一軍でプロ初本塁打。6年目の2013年、149打数ながら打率.324、4本塁打でレギュラーの座を掴みかけるもケガで離脱。昨年4年ぶりに本塁打を打つなど90試合で5本塁打を記録するも、打率は.249と依然伸び悩んでいます。

大田泰示(2008年ドラフト1位)
2016  .202 
4 13打点 OPS.604
Total  .229
436-1009 40打点

高校通算65本塁打。二軍では1年目に17本塁打、2年目に21本塁打を放ち、4年目の2012年に一軍でプロ初本塁打。その後四番打者として起用されるなど期待されたものの、一軍と二軍の往復が続きました。日本ハムにトレードで移籍した昨年、初の規定打席到達で15本塁打を記録しました。

今季の岡本の成績を大予想します!

上記の6人を見ると、巨人で「高卒スラッガー」が大成することがいかに難しいかを痛感します。

いずれの打者も二軍では結果を残し続け、一軍でも「一瞬の輝き」を放ってブレイクしかけたのですが、残念ながらそれが長続きせずに終わってしまいました。(注:中井はまだ終わってません 苦笑)

もちろん「常勝」を義務づけられた巨人というチームであることも大きく影響しました。毎年のように実績のある選手を補強するので若手選手はチャンスが少なく、少し結果が出ないと即二軍落ちです。

近鉄に移籍して長年主力打者として活躍した吉岡、昨年日本ハム1年目でいきなり初の規定打席到達で15本塁打を記録した大田などは、まさに「巨人を出る喜び」を味わった選手と言えるでしょう。

関連記事:日本ハム・大田、初の規定打席到達!「あの」大打者と歩みが同じ?

岡本も昨年までは村田や阿部といったベテラン選手にレギュラー定着を阻まれていましたが、キャンプ、オープン戦と好調だった今季はついに実力で一塁手のポジションを勝ち取りました。

あとはどこまで現在の好調を維持し続けることができるでしょうか。

それでは、今季の岡本の成績を予想します。

2018  .247409-10121 69打点 32四死球 OPS.759

はい。岡本は今季、20本塁打はいけると思います。成績のイメージとしては上記の1993年の新庄や、昨年の中谷将大(阪神/打率.241、20本塁打、61打点)に近い感じです。

打率はせいぜい.250がやっとで、三振数は軽く100は超えてきますから、20本塁打に到達するかどうかはおそらく首脳陣との「我慢比べ」になるでしょう 苦笑

しかし、オープン戦や阪神との開幕3連戦を見ても分かる通り、岡本には天性の勝負強さがあります。少々のことは目をつぶってでも、巨人は岡本のスタメン起用を続けるべきだと思います。

坂本よりも若い野手がなかなか主力に定着しない巨人。何としても岡本のことは育ててほしいです。

間違っても将来、岡本に「巨人を出る喜び」なんて味わわせることのないように… 苦笑


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