阪神・大山、1年目で7本塁打!/大卒新人が5本塁打以上打つと…?

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以前の記事で、今季新人で10勝を挙げた濵口遥大(DeNA)のことを取り上げました。もちろん濵口は、今季のセ・リーグ新人王の有力候補です。

しかし本命は、新人ながら遊撃手として141試合に出場した京田陽太(中日)でしょう。

今季の京田の成績はこちら。

.264(564-149)4本 36打点 27四死球 23盗塁
 OPS.652

打率は平凡ですが、京田が今季放った149安打は、なんとあの長嶋茂雄(元巨人)が1958年に記録した153安打に次ぐ、新人シーズン安打記録のセ・リーグ歴代2位という大記録です。

おそらく今季のセ・リーグ新人王争いは、この京田と濵口の一騎打ちとなるでしょう。

そしてセ・リーグの新人で、この2人に次ぐ活躍を見せたのが大山悠輔(阪神)です。

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スラッガーの片鱗を見せた大山

大山は昨年、ドラフト1位で白鷗大学から阪神に入団。大学時代通算16本塁打を記録し、スラッガーとして期待される選手です。新人ながら、背番号「3」を与えられました。

1年目の今季は、6/23の広島戦で一軍デビューし、7/1のヤクルト戦でプロ入り初安打を本塁打で記録しました。

9/1の中日戦では、阪神の新人選手としては53年ぶりに四番でスタメン出場。結局シーズン終了までに四番として12試合にスタメン出場し、金本監督の大山への期待の大きさがうかがえます。

今季の大山の成績はこちら。

.237(198-47)7本 38打点 21四死球 OPS.723

新人王を獲れるほどの成績ではありませんが、新人野手としては十分合格点と言えます。この打数で7本塁打を記録し、スラッガーとしての片鱗をしっかり見せてくれました。

特に目を引くのは打点で、47安打で38打点を記録しています。得点圏打率は.317。新人ながら勝負強い打撃でチームに貢献しました。

さて、大山は来年以降、金本監督の期待通りスラッガーとして大成できるのでしょうか。

実は、私はかなり期待していいと思っています。その根拠は、大山が今季、大卒の新人野手として7本の本塁打を記録したことです。

大山が期待できる理由とは?

昨年までの過去30年間(1987~2016年)で、5本塁打以上を記録した大卒の新人野手は20人。

実はそのうちのちょうど半分の10人が「通算1000安打以上かつ通算100本塁打以上」を記録しているのです。

その10人の打者の1年目の成績(赤文字)とキャリアハイ(CHと表記)、通算成績をご紹介します。

片岡篤史(日本ハム)

1992  .290(431-125)10本 53打点 *35四死球 OPS.755
1998  .300(466-140)17本 83打点 114四死球 OPS.905(CH)
Total  .270(5272-1425)164本 717打点

小久保裕紀(ダイエー)
1994  .215(177-*38)*6本 *20打点 *8四死球 OPS.596
2001  .290(535-155)44本 123打点 65四死球 OPS.964(CH)
Total  .273(7474-2041)413本 1304打点

稲葉篤紀(ヤクルト)
1995  .307(215-*66)*8本 40打点 30四死球 OPS.855
2007  .334(527-176)17本 87打点 48四死球 OPS.892(CH)
Total  .286(7578-2167)261本 1050打点

清水隆行(巨人)
1996  .293(287-*84)11本 38打点 19四死球 OPS.821
2002  .314(609-191)14本 58打点 32四死球 OPS.788(CH)
Total  .289(4942-1428)131本 488打点

井口資仁(ダイエー)
1997  .203(217-*44)*8本 *23打点 32四死球 OPS*.673
2003  .340(515-175)27本 109打点 95四死球 OPS1.011(CH)
Total  .270(8353-2254)295本 1222打点

高橋由伸(巨人)
1998  .300(466-140)19本 75打点 43四死球 OPS.852
1999  .315(454-143)34本 98打点 47四死球 OPS.966(CH)
Total  .291(6028-1753)321本 986打点

二岡智宏(巨人)
1999  .289(418-121)18本 51打点 35四死球 OPS.794
2003  .300(573-172)29本 67打点 34四死球 OPS.825(CH)
Total  .282(4666-1314)173本 622打点

新井貴浩(広島)
1999  .221(*95-*21)*7本 14打点 *9四死球 OPS.773
2005  .305(541-165)43本 94打点 42四死球 OPS.956(CH)
Total  .279(7820-2178)315本 1279打点

阿部慎之助(巨人)
2001  .225(386-*87)13本 *44打点 38四死球 OPS.666
2012  .340(467-159)27本 104打点 78四死球 OPS.994(CH)
Total  .284(7158-2036)388本 1212打点

村田修一(横浜)
2003  .224(330-*74)25本 *56打点 38四死球 OPS*.788
2008  .323(489-158)46本 114打点 62四死球 OPS1.062(CH)
Total  .269(6925-1865)360本 1123打点

 
いかがですか、みなさん。この中に知らない選手はいますか?笑

2000本安打達成者が5人(小久保、稲葉、井口、新井、阿部)、300本塁打達成者が5人(小久保、高橋、新井、阿部、村田)もいるという、実に豪華な顔ぶれです。

大卒新人野手で5本以上本塁打を打つと、なんと50%の確率で「レジェンド」になれるのです!笑 

「伝説の1985年」の再来なるか?

上記を見ると、今季の大山の成績は、小久保や井口の1年目の成績と同じくらいです。打点やOPSを見る限り、むしろ大山の方が上と言ってもいいかもしれません。

では、小久保と井口のキャリアハイ、そして通算成績をご覧ください!…夢がありませんか?笑

ちなみに、さらに阪神ファンの方が喜びそうな話があります。

もうご存じかもしれませんが、この「大卒新人野手の5本塁打以上」という記録を達成している若手選手が、阪神にはあと3人もいるのです!

梅野隆太郎(阪神)
2014  .197(249-49)7本 21打点 12四死球 OPS.581

江越大賀(阪神)
2015  .214(168-36)5本 16打点 8四死球 OPS.637

高山俊(阪神)
2016  .275(494-136)8本 65打点 31四死球 OPS.707

なんと今季の大山で4年連続で記録達成者が出たことになります。ただ、この3人の今季の合計本塁打数はわずか8本。3人が3人とも伸び悩んでいるのは少し気になりますが… 苦笑

でも、この3人に大山を加えた4人のうち、半分の2人が上記の10人のような「レジェンド」クラスの選手に育つと考えるとワクワクしませんか?

しかも阪神には、さらに今季20本塁打を記録した24歳の中谷将大がいます。

…これはもしかして「伝説の1985年」の再来があるかもしれません!

ここは、現役時代通算476本塁打を記録した金本監督の腕の見せどころですね。この中から何人の選手が大成できるのでしょうか。(ちなみに私は阪神ファンではありません。あしからず 苦笑)

ところで、実は金本監督も大卒入団の選手でした。プロ1年目、当時広島の新人野手だった金本青年は、一体何本の本塁打を打ったのでしょうか?

…答えはなんと0本です。しかし、通算では上記の「レジェンド」10人の誰よりも多い476本の本塁打を打ちました。

結局、1年目の本塁打数に関係なく成功する選手は成功する、というお話でした。

お後がよろしいようで 笑


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