江本孟紀氏は大谷翔平の「二刀流」をせめて面白く批判してほしい。

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大谷翔平(エンゼルス)が、4/22のジャイアンツ戦でついに「四番打者」としてスタメン出場を果たしました。

ちなみに大谷の四番での起用は、普段四番打者を務めているアルバート・プホルスの「休養」に伴うもの。要するに「代役」ですが、それでも十分凄いことです。

MLB1年目の大谷は、今季ここまで打者として打率.333、3本塁打、投手として2勝を記録。

アメリカでも「二刀流旋風」を巻き起こし、大谷が活躍するたびに語られる「ベーブルース以来〇〇年ぶりの…」という言葉はもはや「テンプレ化」しています 笑

私もまさか大谷がMLBで「二刀流」の選手としてここまで順調な滑り出しを見せるとは思いませんでした。投手としてはともかく、打者としては適応に少し時間がかかるだろうと考えていたからです。

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もちろんここからまだまだ壁にぶち当たることはあるでしょうが、今季大谷が最終的にどのような成績を残してくれるのか非常に楽しみです。

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相変わらず「二刀流」に否定的な江本氏

さて大谷の「二刀流」については、あの野村克也氏(元南海他)が反対論を撤回するなどだいぶ「反対派」の声は少なくなりましたが、相変わらず否定的なのは江本孟紀氏(元南海他)です。

少し前になりますが、4月上旬ごろ江本氏はインタビューで大谷について、次のように答えています。

私は、現役時代に6年連続200イニング投げました。二刀流を続ける限りは、超一流の選手にはなれません。私程度のピッチャーの記録すら抜けないでしょうね。

引用:AERA dot.

江本氏の語る「私程度のピッチャーの記録」とはどれくらいのものなのでしょうか。

ここで、江本氏のキャリアハイの成績をご紹介します。

1972  16勝13敗 防3.03 237.1回 115奪三振 WHIP1.36

一方、大谷のNPB時代の「投手」としてのキャリアハイの成績はこちらです。

2015  15勝5敗 防2.24 160.2回 196奪三振 WHIP0.91

…もう抜いてません?苦笑 いや、まあ江本氏は「200イニング」にこだわりがあるようなので、そういう意味では大谷の方が劣っていると言えなくはありません。

それに、もしかしたら江本氏は通算成績の話をしているのかもしれません。

江本氏は現役時代に通算113勝を挙げていますが、大谷は現在日米通算44勝。たしかに「二刀流」を続けるなら、大谷にとって通算113勝は微妙なラインです。

江本氏にとって「二刀流」の本当の成功とは?

しかし、大谷の選手としての「価値」は投手として勝ち星を積み重ねることではなく、あくまで「二刀流」で投打に渡ってチームの勝利に貢献することです。

2016年には投手とDHの両方でベストナインを受賞する活躍で日本ハムをリーグ優勝に導き、MVPにも輝きました。

その2016年の大谷の「投打」の成績はこちらです。

(投)10勝4敗 防1.86 140.0回
(打).322 22本 67打点 OPS1.004

なんと投手として10勝、防御率1点台!打者として打率3割、20本塁打!

こんな選手は今までいませんでしたし、おそらくこれからも出てこないでしょう。

ところが江本氏は、この大谷の「二刀流」の選手としての活躍も認めていません。

大谷が素晴らしい仕事をしても、規定投球回、規定打席に足りてなければ防御率も打率も参考記録です。

引用:AERA dot.

そりゃ、2016年の大谷は規定投球回にも規定打席にも到達してませんけど…苦笑

さらに江本氏はこんなことを言っています。

プロの目から見た『二刀流』の本当の成功とは、1シーズンを通して先発ローテーションを守って20勝、さらに野手として全試合出場して、ホームラン王もしくは首位打者などのタイトルを取った時です。

引用:AERA dot.

いや、もう江本氏の発言自体が「プロ」らしからぬメチャクチャなものにしか聞こえないんですが…。

私も基本的に「記録マニア」ですので、大谷の2016年の成績などを見て「どちらか一方に専念した場合の成績を見てみたいな~。」と思ったりもしました。

しかし大谷の「二刀流」での活躍を見ているうちに、もうそんなことはどうでもよくなってしまいました。

おそらくほとんどのプロ野球ファンはもちろん、私のような「記録マニア」でさえも同じ気持ちなのではないでしょうか。

規定打席に到達して「打率がリーグ何位」とか、最多勝争いがどうとか、もはやそんな概念で大谷を応援するのはあまりにもちっぽけすぎます。

せめて面白く「二刀流」を批判してください!

江本氏のこの「二刀流批判」はどこまでが本音なのかは分かりません。もしかしたら、大谷を批判することで自分に注目が集まるという「炎上商法」的な意図があるのかもしれません。

張本勲氏(元日本ハム他)や金田正一氏(元国鉄他)のようないわゆる「老害芸」というやつです 苦笑

そもそも江本氏が大谷の「二刀流」を批判しようがしまいがそれは自由なわけですが、忘れないでほしいのはこの「二刀流」というプレースタイルは大谷自身が望んでいるものだということです。

別にチームが強制しているわけではないし、ましてや大谷本人もファンやメディアが盛り上がるからという理由で「二刀流」でプレーしているわけではありません。

投手としても打者としても類まれなる才能を持つ大谷。その才能と可能性を誰よりも本人が信じているからこそ「二刀流」にチャレンジしているのです。

そして、世界最高峰のMLBという舞台で大谷はすでに結果を出し始めています。ファンもそれをワクワクしながら見守っています。

かつてベーブルースが途中で「二刀流」から打者一本に絞ったように、現実的にはいずれ大谷も投手か打者のどちらか一本に絞る日が来るでしょう。

せめてそれまでは、通算成績とか規定打席(投球回)とかタイトルとか、そんな枠の中に大谷を収めようとせず、彼が今起こしている「奇跡」を江本氏もじっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

でも、万が一この「二刀流批判」が「老害芸」だというならば、せめて張本氏や金田氏がするようにもう少し笑える感じでお願いいたします 苦笑


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