阪神・中谷、初の20本塁打で阪神待望の「生え抜き和製大砲」誕生か?

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2017年9月2日のプロ野球個人成績の動き。

中谷将大(阪神)が、中日戦に「5番・中堅手」で出場。8回裏に2試合連続となる第18号本塁打を打ちました。

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中谷、初の20本塁打達成なるか?

中谷は2010年、福岡工大城東高校からドラフト3位で阪神に入団。捕手としての入団でしたが、3年目の2013年に外野手に転向しました。

その後も二軍で徐々に力をつけ、昨季は一軍で自己最多の64試合に出場、4本塁打を記録しました。

今季の中谷の成績はこちら。

.246(342-84)18本 52打点 33四死球 OPS.772

打率も低く、まだまだ粗削りな感じの残る成績ではありますが、ここまでで18本塁打は見事です。

阪神はシーズン終了までまだ23試合を残しているので、中谷にはシーズン20本塁打の大台到達が期待されます。

ところで、阪神と言えば、生え抜き日本人選手のホームラン打者がなかなか育たないという長年の課題があります。本拠地である甲子園球場の広さも影響しているのでしょうか。

阪神の生え抜き日本人打者が、最後にシーズン30本塁打を記録したのは、今からなんと32年も前。

そう、あの伝説の「1985年」です。

記録したのは、当時の四番・掛布雅之と五番・岡田彰布。

掛布雅之(阪神)

.300(476-143)40本 108打点 103四死球 OPS1.017

岡田彰布(阪神)
.342(459-157)35本 101打点 *70四死球 OPS1.057

2人揃って「打率3割、30本塁打、100打点以上」という凄まじい成績です。

しかもこの年は、加えてこの2人がいたというのだから恐ろしい話です。

バース(阪神)

.350(497-174)54本 134打点 75四死球 OPS1.146

真弓明信(阪神)
.322(497-160)34本 *84打点 60四死球 OPS*.991

一番打者が34本塁打で、クリーンナップが全員OPS1以上。

そりゃ、大した投手陣じゃなくても(失礼)優勝できるわけだ…。

各球団最後の「生え抜き日本人打者の30本塁打」

この阪神の生え抜き日本人打者が最後にシーズン30本塁打を打ったのが1985年というのは、一体どれくらい古いのでしょうか。他の球団の記録を調べてみました。

ちなみに、2004年に球団創設の楽天は、まだ一度も生え抜き日本人打者がシーズン30本塁打を打ったことがありません。

したがって、残り10球団の最後の「生え抜き日本人打者のシーズン30本塁打」を記録した年とその打者の成績を新しい順にご紹介します。

2016年/DeNA 筒香嘉智
.322 44本 110打点 OPS1.110

2016年/ヤクルト 山田哲人
.304 38本 102打点 OPS1.032

2015年/西武 中村剛也
.278 37本 124打点 OPS*.926

2015年/ソフトバンク 松田宣浩
.287 35本 *94打点 OPS*.889

2015年/日本ハム 中田翔
.263 30本 102打点 OPS*.817

2013年/巨人 阿部慎之助
.296 32本 *91打点 OPS*.991

2010年/オリックス T-岡田
.284 33本 *96打点 OPS*.933

2006年/中日 福留孝介
.351 31本 104打点 OPS1.091

2005年/広島 新井貴浩
.305 43本 *94打点 OPS*.956

1986年/ロッテ 落合博満
.360 50本 116打点 OPS1.232

各球団そうそうたるホームラン打者たちが顔を揃えましたが、阪神の1985年というのは、やはり一番古かったです。

しかし実はロッテも、1986年に落合が50本塁打打ったのが最後で、阪神と1年しか違いません。

考えてみれば、阪神もロッテも長年「生え抜き和製大砲不足」に泣かされています。

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阪神の「生え抜き日本人打者の20本塁打」

ちなみに、阪神の生え抜き日本人打者でシーズン20本塁打を記録したのは、昨年までの過去30年間(1987~2016年)で7人でした。

岡田彰布
1988  .267 23本 *72打点 OPS.826
1989  .280 24本 *76打点 OPS.823
1990  .265 20本 *75打点 OPS.812

八木裕
1990  .250 28本 *66打点 OPS.816
1991  .250 22本 *64打点 OPS.736
1992  .267 21本 *60打点 OPS.842

新庄剛志
1993  .257 23本 *62打点 OPS.768
1997  .232 20本 *68打点 OPS.711
2000  .278 28本 *85打点 OPS.812

桧山進次郎
1996  .263 22本 *73打点 OPS.808
1997  .227 23本 *82打点 OPS.758

今岡誠
2004  .306 28本 *83打点 OPS.865
2005  .279 29本 147打点 OPS.834

濱中治
2006  .302 20本 *75打点 OPS.844

鳥谷敬
2009  .288 20本 *75打点 OPS.833

ホームラン打者として一番素質があったのは濱中?

こうして並べてみると、みなホームラン打者としては大成しきれなかったと言わざるを得ません。

1985年に35本塁打を記録した岡田は、その他の年の最多記録は1986年の26本塁打。基本的には毎年20数本の本塁打を打つ、中距離打者でした。

今岡と鳥谷は、それぞれ打率3割を3回ずつ記録するなど、タイプ的にはどちらかと言えばアベレージヒッター。

桧山も上記の1996、1997年あたりは長打を狙うタイプの打者でしたが、のちに今岡や鳥谷と同じアベレージヒッターに転身し、打率3割を2回記録しました。

八木と新庄は、惜しくも30本塁打まであと2本届かず。両者とも打撃の確実性に欠けていました。

個人的には新庄と桧山が同じ時代に、打率は.250でいいので30本塁打以上打てる打者になっていれば面白かったのにな、と思います。

この中では、濱中が一番ホームラン打者としての素質はあったのかも知れません。

唯一の20本塁打を記録した2008年は、なんと4月だけで10本塁打を打ち、ファンもついに濱中が覚醒したかと大いに期待しました。

しかし、この選手はそもそも怪我が多く、現役時代の規定打席到達自体がわずかに2回だけ。残念ながら、ホームラン打者としてはもちろん、一野球選手としても中途半端に終わってしまいました。

現役時代に通算476本塁打を記録した金本監督のもと、中谷はホームラン打者としてどこまで大成できるでしょうか。

まずは今季20本塁打を記録して、来季以降チームが久しく達成していない「生え抜き日本人打者のシーズン30本塁打」に挑戦してもらいたいです。

もし阪神が達成したら、次はロッテの番ですね。ちなみに、今季のロッテの生え抜き日本人打者の最多本塁打は、鈴木大地の10本…。

どちらかというと、ロッテの方が「生え抜き和製大砲不足」は深刻そうです 苦笑


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