「おかわり君」こと西武・中村の「怪」記録が今季ついにストップか?

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平成以降、本塁打王を最も多く獲得した打者は誰だかご存じでしょうか?

松井秀喜(元巨人他)でしょうか?松中信彦(元ソフトバンク)でしょうか?それともタフィー・ローズ(元近鉄他)でしょうか?

正解は、中村剛也(西武)です。

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本塁打王6回は歴代3位の大記録!

先ほど挙げた選手たちの本塁打王の獲得回数は、松井が3回、松中が2回、ローズが4回でした。

そして、中村はというと、なんと実に6回も本塁打王に輝いています。

これは、平成以降に限らなくても、15回の王貞治(元巨人)、9回の野村克也(元南海他)に続く、歴代3位の大記録です。あの落合博満(元ロッテ他)の5回よりも上です。

まあここまでなら、ちょっとプロ野球に詳しい人なら誰でも知っている話です。

しかし、今からご紹介する中村の「怪」記録のことは、そこそこな記録マニアでもない限り、あまり聞いたことがないのではないでしょうか。

記録マニアだけが知る中村の「怪」記録とは?

まずは、中村が初めて本塁打王を獲得した2008年から昨年までの年度別成績をご紹介します。

ちなみに、本塁打数が赤文字の年が本塁打王を獲得した年です。

2008  .244(524-128)46本 101打点 61四死球 OPS*.889
2009  .285(501-143)48本 122打点 59四死球 OPS1.010
2010  .234(304-*71)25本 *57打点 52四死球 OPS*.873
2011  .269(525-141)48本 116打点 93四死球 OPS*.973
2012  .231(432-100)27本 *79打点 66四死球 OPS*.792
2013  .208(*96-*20)*4本 *15打点 19四死球 OPS*.670
2014  .257(382-*98)34本 *90打点 81四死球 OPS*.963
2015  .278(521-145)37本 124打点 79四死球 OPS*.926
2016  .238(387-*92)21本 *61打点 43四死球 OPS*.760

改めて眺めると壮観です 苦笑 でも、本塁打王6回とはこういうことです。

ところで、本塁打王獲得年の本塁打数を赤文字にすることで何かお気づきになったでしょうか。

中村は2008年以降、2年連続で本塁打王を獲って、1年ダメで、また2年連続で本塁打王を獲って、ということを繰り返しています。

つまり「3年に2回」本塁打王を獲るという、変則的な「隔年選手」なのです。

しかし、私がご紹介したい「怪」記録はそのことではありません。

上記の中村の年度別成績の記載だけではわかりようがないのですが、なんと中村は「規定打席到達の年は必ず本塁打王を獲得」しているのです。

要するにこの選手は、怪我さえしなければいつでも本塁打王を獲れる、ということです。(怪我をしながら本塁打王を獲った年もあるくらいなのですが…。)

こんな選手、聞いたことがありません 笑

今季ついに「怪」記録がストップか?

昨年は、中村の「3年に1度のハズレ年」にあたり、中村は予定通り(?)規定打席に届かず、本塁打王も獲れませんでした。

今季は中村の「当たり年」です。私は、中村は予定通り(?)規定打席に到達して、7回目の本塁打王を獲るものだと思っていました。

実際、今季7月終了時の中村の本塁打数は、リーグトップの柳田悠岐(ソフトバンク)の24本に1本差の23本。まだまだ十分逆転可能な状況でした。

ところが8月に入ると、12試合に出場してわずか1本塁打と大幅にペースダウン。そして8/17、腰の張りを訴えて出場選手登録を抹消されてしまいました。

9/6に一軍に再登録されましたが、そこから9月はまだ2本塁打と調子は上がってきません。

今季の中村の成績はこちら。

.219(458-85)26本 76打点 63四死球 OPS.778

現在、パ・リーグ本塁打王争いのトップがデスパイネ(ソフトバンク)の34本ですから、その差は8本。残り試合は西武、ソフトバンクともに11試合です。

もはやここからの逆転は、さすがの中村でも絶望的となってしまいました。

何より悔しいのは、今季はすでに規定打席数「443」に到達してしまっているということです。

つまり、中村がこれまで続けてきた「怪」記録である「規定打席到達の年は必ず本塁打王獲得」の記録がストップしてしまうことを意味します。

これは当然私だけでなく、世の記録マニアたちの多くが悲しいに違いありません。

それでも中村剛也はやっぱり凄い!

この中村の「怪」記録が、惜しくもストップしてしまうであろう今季。

「おかわり二世」と呼ばれてきた、後輩の山川穂高(西武)がブレイクし、中村に代わって現在チームの四番を打っているのも何かの運命でしょうか。

今季の山川の成績はこちら。

.285(200-*57)18本 *50打点 48四死球 OPS1.058

これを以前の記事同様、昨年のパ・リーグの規定打席到達者の平均打席数「571」で換算して、山川が1年間フル出場した場合の成績に直してみます。

.285(460-131)41本 115打点 111四死球 OPS1.056

本塁打数は少し足りませんが、下記の2009年の中村のキャリアハイにかなり近い成績になりました。

2009  .285(501-143)48本 122打点 59四死球 OPS1.010

さすが「おかわり二世」と呼ばれるだけのことはあります。

ところで、山川は今年11月で26歳になるのですが、中村がキャリアハイを記録したこの2009年というのは、実は中村が26歳になった年です。なんという奇遇!なんという運命のいたずら!笑

ということは、今季山川は「やべーやつ」などと呼ばれて騒がれていますが、同じ年齢の頃の中村は、もうすでに2回目となる本塁打王を獲得していたということです。

つまり26歳の中村は、ある意味今季の山川よりもずっと「やべーやつ」だったのです。

「規定打席到達の年は必ず本塁打王獲得」の記録がストップしようが、後輩の山川に四番の座を奪われようが、中村剛也、やっぱりアンタは凄い!笑


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