DeNA・宮崎、「初の規定打席到達&首位打者」で「レジェンド」確定?

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2017年9月6日のプロ野球個人成績の動き。

宮崎敏郎(DeNA)が、ヤクルト戦に「五番・三塁手」で出場。11回裏に第12号サヨナラ本塁打を打ち、見事チームを勝利に導きました。

DeNAは今季ここまで、2位・阪神と3.5ゲーム差の3位につけています。しかし4位・巨人とはわずか2.5ゲーム差。現在、巨人と激しいCS争いを繰り広げているのです。

そのDeNAのCS進出のカギを握るのが、今季ブレイクを果たした宮崎です。

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今季ブレイクの宮崎、首位打者獲得なるか?

宮崎は2012年、セガサミーからドラフト6位でDeNAに入団。プロ4年目の昨年は、自己最多の101試合に出場しました。

昨年の宮崎の成績はこちら。

2016  .291(302-88)11本 36打点 33四死球 OPS.815

規定打席には到達しませんでしたが、3割近い打率に2ケタ本塁打を記録。いかにも期待の若手打者の翌年のブレイクを予感させるワクワクする成績です。

で、今季の宮崎の成績はこちら。

.318(409-130)12本 53打点 37四死球 OPS.841

はい。案の定ブレイクしました!笑

開幕からレギュラーに定着。安定した打撃で首位打者争いに加わり、現在マギー(巨人)をわずか2毛差で抑えて、堂々の打率リーグ1位です。

ところで、宮崎は現在打席数が「446」と、すでに自身初の規定打席をクリアしています。

もし、このまま首位打者を獲得すると、宮崎は「初の規定打席到達で首位打者を獲得」という記録を達成することになります。

「初の規定打席到達で首位打者獲得」の達成者は?

まさに「ブレイク」という言葉がよく似合うこの記録。

昨年までの過去30年間(1987~2016年)で、9人の打者が達成していました。(外国人打者は除く。)それぞれ首位打者獲得前年の成績とともにご紹介します。

正田耕三(広島)
1986  .288(219-*63)*1本 11打点 17四死球 OPS.686
1987  .333(393-131)*0本 26打点 35四死球 OPS.792
プロ1年目の秋にスイッチヒッターに転向し、3年目で首位打者獲得。スイッチヒッターの首位打者獲得は、プロ野球史上初となる快挙でした。

古田敦也(ヤクルト)

1990  .250(280-*70)*3本 26打点 47四死球 OPS.686
1991  .340(412-140)11本 50打点 66四死球 OPS.928
入団当初は、守備力が売りの典型的な「打てない捕手」でしたが、2年目に突如打撃が開花。捕手として野村克也(元南海他)以来、史上2人目の首位打者獲得となりました。

平井光親(ロッテ)
1990  .145(*83-*12)*0本 *7打点 *7四死球 OPS.426
1991  .314(353-111)*4本 34打点 36四死球 OPS.771
プロ3年目にレギュラー獲得。松永浩美(当時オリックス)との壮絶な首位打者争いを4毛差で制しました。史上最少となる、111安打での首位打者獲得でした。

イチロー(オリックス)
1993  .188(*64-*12)*1本 *3打点 *2四死球 OPS.478
1994  .385(546-210)13本 54打点 61四死球 OPS.994
プロ3年目に、登録名を「鈴木一朗」から「イチロー」に変更し、大ブレイク。プロ野球史上初となるシーズン200安打、パ・リーグ新記録の打率.385を記録しました。

金城龍彦(横浜)
1999  .182(*11-**2)*0本 *1打点 *0四死球 OPS.364
2000  .346(419-145)*3本 36打点 39四死球 OPS.827
ドラフトでは投手として指名され、プロ入団後に打者に転向し、スイッチヒッターになりました。首位打者と新人王の同時受賞は、プロ野球史上初でした。

嶋重宣(広島)
2003  .500(**2-**1)*0本 *0打点 *0四死球 OPS1.000
2004  .337(561-189)32本 84打点 50四死球 OPS*.949
嶋も投手として入団。プロ5年目に野手に転向しました。10年目に突如大ブレイクし、首位打者を獲得。「赤ゴジラ」というニックネームが付きました。

青木宣親(ヤクルト)

2004  .200(*15-**3)*0本 *0打点 *1四死球 OPS.450
2005  .344(588-202)*3本 28打点 42四死球 OPS.803
プロ1年目は、2軍で首位打者を獲得。2年目に一軍でレギュラー定着を果たし、イチロー以来史上2人目となるシーズン200安打を記録。首位打者と新人王を獲得しました。

内川聖一(横浜)
2007  .279(247-*69)*7本 29打点 22四死球 OPS.795
2008  .378(500-189)14本 67打点 35四死球 OPS.956
2007年までに通算414安打を記録していましたが、怪我も多く、なかなかレギュラーに定着できませんでした。2008年、右打者として歴代最高となる打率.378で首位打者を獲得しました。

角中勝也(ロッテ)

2011  .266(154-*41)*0本 10打点 13四死球 OPS.629
2012  .312(477-149)*3本 61打点 43四死球 OPS.782
プロ6年目でレギュラーに定着し、交流戦で首位打者を獲得するなど、前半戦から好調を維持。終盤調子を落としましたが、独立リーグ出身者として初の首位打者獲得となりました。

 
イチロー、古田、青木など、誰でも知っているスーパースターから、正田、平井、角中あたりの渋め(?)の選手まで、顔ぶれは様々です。

記録を達成すれば「レジェンド」確定?

非常に興味深いことを発見しました。このうち、なんと5人の打者が「生涯で2回以上」首位打者のタイトルを獲得しているのです。

イチローが9回(日本で7回、メジャーリーグで2回)、青木が3回、正田、内川、角中が各2回ずつ獲得しています。

昨年までの過去30年間(1987~2016年)で、首位打者を獲得した打者は、セ・パ合わせて合計44人。(こちらは外国人打者も含む。)

そのうち、首位打者を2回以上獲得した打者は12人です。それを考えると、今回のメンバーの「9人中5人」というのはかなり高い確率だということがわかります。

さらに、首位打者は1回しか獲れませんでしたが、古田は打率3割を8回、そして通算2097安打を記録した「レジェンド」です。

金城も打率3割を4回、通算1648安打と、これまた凄い通算成績を残している「レジェンド」です。

残る平井と嶋は残念ながら、「レジェンド」と呼べるような通算成績は残せませんでしたが、2人とも首位打者獲得以外の年もそれなりの活躍を見せました。

この統計を見る限り、宮崎が今季首位打者を獲得すれば、かなり高い確率で来年以降も活躍できると言えそうです。

果たして宮崎は、このまま首位打者を獲得して「レジェンド」への仲間入りができるのでしょうか?


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