「キヨシ!ノムケン!オマリー!」中距離打者が30本打っちゃった年

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プロ野球界には「中距離打者」と呼ばれる選手がいます。

現役選手では、丸佳浩(広島)、浅村栄斗(西武)、糸井嘉男(阪神)などが代表的です。

中距離打者の定義はあいまいですが、「ホームラン打者(長距離打者)と呼べるほどではないが、それなりに十分な長打力を持った打者」というところでしょうか。これはこれであいまいですね 苦笑

私の個人的な感覚としては、「毎年15~25本くらい本塁打を打つ打者」という感じです。

そしてもう一つ。中距離打者のわかりやすい条件(?)として、「決してシーズン30本塁打は超えない」ということがあると思います。そこがホームラン打者(長距離打者)との大きな境界線です。

しかし何年かに一度、この中距離打者が例年になく本塁打を量産しシーズン30本塁打を超えてしまうという、非常に「興奮する」出来事が起こることがあります。

今回はそんな「中距離打者がついうっかり30本塁打打ってしまった(?)」という記録をご紹介したいと思います。

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中距離打者のシーズン30本塁打 Part.1

それでは、過去シーズン30本塁打を1回だけ記録したことのある(私が思う)中距離打者たちの「シーズン本塁打数ベスト5」をご紹介します。

※本塁打が同数の場合は、OPSが高い年の成績を上の順位とします。

中畑清(元巨人)
1位  1984  .294(493-145)31本 83打点 55四死球 OPS.911
2位  1982  .267(468-125)25本 78打点 39四死球 OPS.822
3位  1980  .268(459-123)22本 57打点 33四死球 OPS.768
4位  1985  .294(490-144)18本 62打点 31四死球 OPS.812
5位  1981  .322(416-134)16本 66打点 21四死球 OPS.864
中畑にホームラン打者のイメージは全くなかったので、昔、年度別成績表でこの年の成績を見た時は驚きました。この企画のきっかけになった記録なので、少し古いですがお許しください 苦笑

古田敦也(元ヤクルト)
1位  1992  .316(474-150)30本 86打点 89四死球 OPS.997
2位  2004  .306(483-148)24本 79打点 46四死球 OPS.868
3位  2003  .287(509-146)23本 75打点 60四死球 OPS.840
4位  1995  .294(487-143)21本 76打点 52四死球 OPS.821
5位  1993  .308(522-161)17本 75打点 62四死球 OPS.842
1年目に打率.250だった古田が2年目にいきなり打率.340で首位打者を獲り、3年目の1992年に30本塁打を記録した時は「この選手は一体どこまで行くつもりなのだろう…。」と怖くなったものです。

オマリー(元阪神、ヤクルト)
1位  1995  .302(421-127)31本 87打点 98四死球 OPS.999
2位  1993  .329(434-143)23本 87打点 77四死球 OPS.994
3位  1991  .307(476-146)21本 81打点 59四死球 OPS.882
4位  1996  .315(461-145)18本 97打点 75四死球 OPS.888
5位  1992  .325(381-124)15本 62打点 96四死球 OPS.993
1994年に打率.314、15本塁打、74打点の成績を残すも「本塁打が少ない。」という理由で阪神を解雇されたオマリーが、翌年移籍したヤクルトで31本塁打と意地を見せ、見事MVPに輝きました。

野村謙二郎(元広島)
1位  1995  .315(550-173)32本 75打点 59四死球 OPS.940
2位  1990  .287(519-149)16本 44打点 54四死球 OPS.817
3位  1992  .288(545-157)14本 63打点 61四死球 OPS.781
4位  1998  .282(561-158)14本 49打点 44四死球 OPS.750
5位  1993  .266(556-148)14本 48打点 44四死球 OPS.702
今回ご紹介する中で一番衝撃的だったのがこの野村のケースです。20本塁打すら一度も打ったことのない野村がこの年は前半戦から本塁打を量産し、30盗塁と合わせてトリプルスリーを達成しました。

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中距離打者のシーズン30本塁打 Part.2

ローズ(元横浜)
1位  1999  .369(521-192)37本 153打点 70四死球 OPS1.093
2位  1995  .315(492-155)22本 *97打点 54四死球 OPS*.909
3位  2000  .332(506-168)21本 *97打点 79四死球 OPS*.957
4位  1998  .325(468-152)19本 *96打点 73四死球 OPS*.938
5位  1993  .325(486-158)19本 *94打点 53四死球 OPS*.915
この年のローズにも興奮しました 笑 元々超優良助っ人だったローズが謎の確変を起こし、あわや三冠王の大活躍。打撃三部門すべてでキャリアハイを記録しました。それにしても153打点って…。

井口資仁(元ダイエー、ロッテ他)
1位  2001  .261(552-144)30本 *97打点 73四死球 OPS*.821
2位  2003  .340(515-175)27本 109打点 95四死球 OPS1.011
3位  2004  .333(510-170)24本 *89打点 56四死球 OPS*.943
4位  2013  .297(485-144)23本 *83打点 77四死球 OPS*.902
5位  1998  .221(421-*93)21本 *66打点 36四死球 OPS*.712
大学NO.1打者としてプロ入りしながらなかなか結果が出なかった井口が、5年目の2001年に30本塁打でようやく目覚めました。1998年の成績を見ると、井口にもこんな時代があったんだなと思います。

前田智徳(元広島)
1位  2005  .319(540-172)32本 87打点 50四死球 OPS.923
2位  1993  .317(499-158)27本 70打点 64四死球 OPS.945
3位  1998  .335(504-169)24本 80打点 45四死球 OPS.938
4位  2006  .314(472-148)23本 75打点 45四死球 OPS.882
5位  2004  .312(407-127)21本 70打点 44四死球 OPS.895
高卒4年目の1993年に27本塁打を記録した時はホームラン打者になることもあり得るかと思いましたが、前田も典型的な中距離打者でした。それだけにプロ16年目、34歳での32本塁打には驚きました。

坂本勇人(巨人)
1位  2010  .281(609-171)31本 85打点 50四死球 OPS.836
2位  2016  .344(488-168)23本 75打点 81四死球 OPS.988
3位  2009  .306(581-178)18本 62打点 48四死球 OPS.823
4位  2014  .279(545-152)16本 61打点 57四死球 OPS.765
5位  2011  .262(568-149)16本 59打点 43四死球 OPS.714
坂本は他の選手とは逆で、高卒4年目にいきなり31本塁打でしたから、てっきりホームラン打者になるものだと思っていました。結局中距離打者でしたが、毎年2016年くらいの本数は打ってほしいです。

 
いかがでしたか。数字を見て当時の私の興奮が伝わってきたでしょうか?笑

広島ファンの方は、丸が来年30本以上本塁打を打つところを想像してみてください。なんかめちゃくちゃ興奮しませんか?私が言いたいのはそういうことです 笑

みなさんは今年、誰が30本塁打を打ったら興奮しますか?(ある程度現実的な選手で。)

私は、う~ん…。長野久義(巨人)とか。現実的かどうかの判断はみなさんにお任せします 苦笑

注:私が巨人ファンだということではありません。


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