広島・松山、「左の最強準レギュラー」から四番へ!歴任者との共通点は?

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1979、1980年以来27年ぶりとなるセ・リーグ2連覇に向けて、今季も快進撃を続ける広島。

開幕からほとんどの試合で四番を務めた鈴木誠也がケガで戦線離脱して以降、ここまでの11試合中7試合で四番を任されているのが松山竜平です。

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2013年から「準レギュラー」として活躍

今季の松山の成績はこちら。

.318(292-93)11本 62打点 27四死球 OPS.887

規定打席には届いていないものの打率は3割を大きく超え、2ケタ本塁打。特に素晴らしいのが62打点です。私はこういう「規定打席未到達の好成績」には目がありません 笑

松山は今季、3・4月は打率.196(46-9)とつまづきましたが、5月以降はなんと打率.341(246-84)と絶好調。緒方孝市監督が、松山を鈴木の代役として四番に据えたい気持ちも理解できます。

松山は2007年、九州国際大学からドラフト4位で広島に入団しました。

2011年から一軍に定着。2013年以降は主に外野手として2014年(80試合)を除いて毎年100試合以上に出場するなど、今やチームになくてはならない選手に成長しました。

2013年から昨年までの松山の年度別成績はこちらです。(詳細はWikipediaでどうぞ。)

2013  .282(372-105)10本 52打点
2014  .318(233-*74)*7本 34打点
2015  .277(202-*56)*7本 26打点
2016  .291(254-*74)10本 41打点

毎年安定した好成績を残していますが、まだ一度も規定打席に到達したことはありません。

なぜなら左打者の松山は左投手を苦手としていて、これまで相手チームの先発が右投手の場合のみスタメン出場する、いわゆる「準レギュラー」のような形で起用されてきたからです。

広島の「外野手」で「左打者」で「準レギュラー」の強打者…。こう聞くと、昔からの広島ファンの方ならこの2人の名前が頭に思い浮かぶのではないでしょうか。

西田真二と浅井樹。

ご存じの通り、西田は1983年から13年間、浅井は1990年から17年間、それぞれカープひと筋で活躍した往年の名選手です。

広島の「左の最強準レギュラー」1号・西田

西田は1982年、ドラフト1位で法政大学から広島に入団。あの達川光男(元広島)が「天才」と称したほどの素晴らしいバットコントロールの持ち主でした。

しかし、西田の入団当時の広島の外野は山本浩二、山崎隆造、長嶋清幸とレギュラーの層が非常に厚く、また西田が守備が苦手だったこともあり、基本的な起用法は代打でした。

その後西田は対右投手の試合でのスタメン出場が徐々に増え、1991年は今季の松山と同じくシーズン後半は四番打者としてリーグ優勝に貢献しました。

西田が最も活躍した1989~1991年の年度別成績がこちら。(詳細はWikipediaでどうぞ。)

1989  .355(200-71)*9本 27打点
1990  .349(186-65)13本 36打点
1991  .289(315-91)*7本 51打点

1989、1990年はどちらも200打席程度ながらとんでもない高打率を残しています。特に1990年は2ケタ本塁打を記録し、OPSはなんと1.045を記録しました。

「規定打席未到達の好成績」マニアの私からすると、本当にたまらん成績です 笑

こういう成績を見ると、思わずいつもの妄想をしたくなってしまいます。「もしも、この年の西田が1年間フル出場していたら…。」

ということで、1990年の西田の成績を同年のセ・リーグの規定打席到達者の平均打席数(481)で換算してみます。

ただし、割り出された安打数、本塁打数、打点、四死球数などは小数点第一位を四捨五入しますので、その影響で打率やOPSが若干変化することがあります。その点はご了承ください。

名付けて「リアル規定打席換算」(そのまんま)!いってみましょう!笑

.349(433-151)30本 84打点 46四死球 OPS1.040

こ、これは非常にけしからん…。まさに「天才打者」現る!(現れてはいない… 苦笑)

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広島の「左の最強準レギュラー」2号・浅井

一方の浅井は1989年、ドラフト6位で広島に入団。6年目の1995年から一軍に定着しますが、同時期に外野にいたのがなんと前田智徳、金本知憲、緒方孝市という、のちのレジェンド3人。

浅井も相当実力はあったのですが、この3人が相手ではなかなかレギュラーには定着できず、上記の西田と同じく主に対右投手の試合でのスタメン、そして「代打の切り札」として起用されました。

特に「代打の切り札」としての実績は素晴らしく、代打としての通算打率はなんと.315、さらに154安打(うちサヨナラ安打4本)、93打点という好成績を残しました。

浅井が最も活躍した2000~2003年の年度別成績がこちら。(詳細はWikipediaでどうぞ。)

2000  .300(247-74)13本 46打点
2001  .286(189-54)*4本 24打点
2002  .308(146-45)*4本 19打点
2003  .319(207-66)*7本 32打点

西田同様打席数は少ないですが、4年間で打率3割が3回は立派です。特に2000年は打率3割に2ケタ本塁打。これまた「規定打席未到達の好成績」マニアの私の心をくすぐる好成績です 笑

これはもちろん、浅井の成績の「リアル規定打席換算」バージョンも見たい!笑

2000年の浅井の成績を同年のセ・リーグの規定打席到達者の平均打席数(523)に換算します。

.300(480-144)25本 89打点 39四死球 OPS.855

こちらは先ほどの西田の成績ほどのインパクトはありませんが、もし浅井がフル出場していたらきっとこれくらいはやれただろうというリアリティを感じさせてくれます。

広島の「左の最強準レギュラー」3人に共通点が…

西田、浅井、そして松山。

こうして改めて振り返ると、約10年に1人のペースで現れる広島の「左の最強準レギュラー」。

今回、この話を記事にしようと思って記録を調べてみると、3人の通算成績になかなか衝撃的な共通点を発見してしまいました。

西田  .2851412-40244 226打点
浅井  .285(1832-523)52本 259打点
松山  .286(1688-483)48本 241打点

気持ち悪いほど打率がほぼ同じです… 苦笑 しかも打席数は結構違うのに、本塁打数、打点までもがかなり近い数字となっています。

こういう偶然の発見こそ、個人成績フェチ最大の喜びです!笑

ところで、松山は順調なら2018年に国内FA権を取得します。

西田も浅井も「他球団ならレギュラーなのに…」と言われ続けながら、結局カープひと筋で現役生活を終えました。

さて、広島の「左の最強準レギュラー」3号・松山は一体どうするのでしょうか。


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