広島・松山、「左の最強準レギュラー」から四番へ!歴任者との共通点は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

27年ぶりのセ・リーグ2連覇に向けて、今季も快進撃を続ける広島。

開幕からほとんどの試合で四番を務めた鈴木誠也が怪我で戦線離脱して以降、ここまでの11試合中7試合で四番を任されているのが、松山竜平です。

スポンサードリンク

松山、鈴木誠也の代役で四番に大抜擢!

今季の松山の成績はこちら。

.318(292-93)11本 62打点 27四死球 OPS.887

規定打席未到達ながら打率3割を大きく超え、本塁打は2ケタ、特に62打点は立派です。こういう規定打席未到達の好成績は私の大好物です 笑

今季は3、4月は打率.196(46-9)とつまづきましたが、5月以降はなんと打率.341(246-84)と絶好調。緒方監督が、鈴木の代役として四番に据えたい気持ちも理解できます。

松山は2007年、九州国際大学からドラフト4位で広島に入団。

2011年から一軍に定着し始めました。特に2013年以降は、2014年を除いて毎年100試合以上に出場するなど、今やチームになくてはならない選手です。

2013年から昨年までの松山の年度別成績はこちら。

2013  .282(372-105)10本 52打点 12四死球 OPS.732
2014  .318(233-*74)*7本 34打点 16四死球 OPS.815
2015  .277(202-*56)*7本 26打点 24四死球 OPS.795
2016  .291(254-*74)10本 41打点 20四死球 OPS.806

規定打席に到達したことはありませんが、毎年ある程度の安定した好成績を残しています。

左投手を苦手としているので、基本的には対右投手専門の打者として、準レギュラーのような形で起用されてきました。

広島の「左の最強準レギュラー」1号・西田

広島の「左打者」で「外野手」で「準レギュラー」の強打者…。こう聞くと昔からの広島ファンなら、この2人の名前が頭に思い浮かぶのではないでしょうか。

西田真一と浅井樹。

西田は1983年から1995年までの13年間、浅井は1990年から2006年までの17年間、それぞれカープ一筋でプレーした往年の名選手です。

西田は1982年、ドラフト1位で法政大学から広島に入団。あの達川光男(元広島)が「天才」と称したほどの素晴らしいバットコントロールの持ち主でした。

しかし、西田の入団当時の広島の外野陣は、山本浩二、山崎隆造、長嶋清幸とレギュラーの層が非常に厚く、西田自身も守備が苦手だったので、基本的な起用法は代打でした。

その後、対右投手専門で徐々にスタメン出場が増え、1991年は今季の松山と同じく、シーズン後半は四番打者としてリーグ優勝に貢献しました。

西田が最も活躍した1989~1991年の年度別成績がこちら。

1989  .355(200-71)*9本 27打点 24四死球 OPS*.984
1990  .349(186-65)13本 36打点 20四死球 OPS1.045
1991  .289(315-91)*7本 51打点 64四死球 OPS*.812

1989、1990年は、少ない打数ながら素晴らしい高打率を残しています。特に1990年は、本塁打も2ケタを記録し、OPSは1を超えています。

今季の松山の成績以上に「規定打席未到達の好成績」マニアの私をうっとりとさせる、本当にたまらん成績です 笑

こういう成績を見ると、思わずいつもの妄想をしたくなります。

「もしも、この年の西田が1年間フル出場していたら…。」

ということで、1990年の西田の成績を同年のセ・リーグの規定打席到達者の平均打席数(481)で換算してみます。

ただし、安打数、本塁打数、打点、四死球数などは小数点第1位を四捨五入しますので、打率やOPSは若干変わってしまうことがあります。その点はご了承ください。

名付けて「リアル規定打席換算」(そのまんま)!いってみましょう!笑

.349(433-151)30本 84打点 46四死球 OPS1.040

こ、これはけしからん…。まさに天才打者現る!

いや、実際現れてはいないんですけど… 苦笑

広島の「左の最強準レギュラー」2号・浅井

対する浅井は1989年、ドラフト6位で広島に入団。6年目の1995年から一軍に定着しますが、同時期に外野にいたのがなんと、前田智徳、金本知憲、緒方孝市のレジェンド3人。

浅井も実力はあったのですが、なかなかレギュラーには定着できず、西田と同じく主に代打の切り札、または対右投手専門の打者として起用されました。

特に代打の切り札としての活躍は目覚ましく、代打としてなんと通算打率.315、154安打(サヨナラ安打4本)、93打点というあり得ない好成績。

同時期にチームに在籍した通算代打本塁打20本の右の切り札、町田公二郎とともに他球団から恐れられました。

浅井が最も活躍した2000~2003年の年度別成績がこちら。

2000  .300(247-74)13本 46打点 20四死球 OPS.857
2001  .286(189-54)*4本 24打点 22四死球 OPS.785
2002  .308(146-45)*4本 19打点 11四死球 OPS.800
2003  .319(207-66)*7本 32打点 24四死球 OPS.847

西田同様打数は少ないですが、4シーズン中打率3割が3回というのが素晴らしいです。

特に2000年は、規定打席未到達ながら打率3割に2ケタ本塁打と、これまた私がよだれを垂らして喰いつきそうな好成績です 笑

これは、浅井の成績のリアル規定打席バージョンも見たい!笑

2000年の浅井の成績を、同年のセ・リーグの規定打席到達者の平均打席数(523)に換算します。

.300(480-144)25本 89打点 39四死球 OPS.855

こちらの成績は、先ほどの西田の「リアル規定打席換算」した成績ほどのインパクトはありません。

しかし、浅井がもし年間を通じて試合に出場していたら、きっとリアルにこれくらいやってくれたはずと、当時を知る広島ファンなら誰もが納得しそうな成績です。

広島の「左の最強準レギュラー」3人に共通点が…。

西田と浅井と松山。

こうして改めて振り返ると、約10年に一度のペースで現れる広島の「左の最強準レギュラー」。

今回、この話を記事にしようと思って記録を調べてみると、3人の残した成績になかなか衝撃的な共通点を発見してしまいました。

それは、この3人の通算成績です。

西田  .2851412-40244 226打点
浅井  .2851832-52352 259打点
松山  .2861688-48348 241打点

気持ち悪いほど打率がほぼ同じです… 苦笑 しかも打数は結構違うのに、本塁打数、打点までもがかなり近い数字となっています。

こういう偶然の発見こそ、個人成績フェチ最大の喜びです!笑

ところで、松山は、順調なら2018年に国内FA権を取得します。

彼と同じく「他球団ならレギュラーなのに…」と言われ続けながら、西田も浅井もカープ一筋で現役生活を終えました。

さて、現代の広島の「左の最強準レギュラー」、松山は一体どうするのでしょうか。


follow us in feedly

この記事を読んだ方はこちらもどうぞ!

スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る