ソフトバンク・松田、35歳にして「低打率長打マン」の仲間入り!

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私は「個人成績フェチ」を名乗っていますが、プロ野球の「記録マニア」には、それぞれ「フェチ」を感じる成績があると思います。

私もこれまで、このブログの中でいろいろな自分の「フェチ」をご紹介してきました。

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新たにご紹介する私の「フェチ」

例えば、私は基本的に「中距離打者」の成績が好きです。

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特に、打点の多い「中距離打者」の成績なんてたまりませんね!

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打点さえ多ければ、いわゆる「アヘ単」でも許せちゃいます 笑

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それから何と言っても「規定打席未到達の好成績」。これには目がありません。

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投手成績で言えば、「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」や「2ケタ勝利&2ケタセーブ」などの「ちょっと重め」な成績にグッときたりします。

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とまあ、冒頭から記事紹介の連発ウザかったと思いますが 苦笑、今回新たにご紹介する私の「フェチ」は、「記録マニア」には結構「隠れファン」が多いと思われます。

それは、いわゆる「低打率(ウホウホ)長打マン」です。

※以下、(ウホウホ)は省略させていただきます。

「低打率長打マン」とは何ぞや?

「低打率長打マン」とは、読んで字のごとく「打率は低いが、本塁打が多い打者」のことです。

模範的(?)な「低打率長打マン」の成績は、打率は2割6~7分くらいで本塁打が30~40本というところでしょうか。

昨年のデスパイネ(ソフトバンク)の成績なんていいですね~。

.262(478-125)35本 103打点 64四死球 OPS.859

もちろん、本塁打が多くて打率も高い方が打者としては優秀です。しかし、そんな「普通の(?)強打者」より「低打率長打マン」の成績の方に私はグッときてしまいます 笑

だいぶ古い話で恐縮ですが、1980年にパ・リーグ優勝を飾った近鉄はチーム本塁打数が239本(パ・リーグ歴代最多記録)でした。

こちらがその時のラインナップです。

1  中 平野光泰  .284 23本 *68打点
2  一 小川亨   .323 15本 *55打点
3  右 佐々木恭介 .318 19本 *66打点
4  指 マニエル  .325 48本 129打点
5  左 栗橋茂   .328 28本 *84打点
6  三 羽田耕一  .272 30本 *80打点
7  捕 梨田昌崇  .292 15本 *55打点
8  二 石渡茂   .265 *9本 *47打点
9  遊 吹石徳一  .249 12本 *36打点

例えばこの中で言えば、当然四番のマニエルや五番の栗橋の方が好成績なのですが、なぜか六番の羽田の成績に妙にそそられてしまう、そういう感じです。(お分かりいただけるでしょうか…?)

さて、今季35歳にしてこの「低打率長打マン」に正式に仲間入りした(?)選手がいます。

松田宣浩(ソフトバンク)です。

松田が「低打率長打マン」に!

プロ3年目の2008年にレギュラーを獲得して以降の、松田の昨年までの年度別成績はこちらです。

2008  .279 17本 63打点 OPS.790
2009  .281 *8本 24打点 OPS.853
2010  .255 19本 71打点 OPS.735
2011  .282 25本 83打点 OPS.854
2012  .300 *9本 56打点 OPS.840
2013  .279 20本 90打点 OPS.758
2014  .301 18本 56打点 OPS.846
2015  .287 35本 94打点 OPS.889
2016  .259 27本 85打点 OPS.792
2017  .264 24本 71打点 OPS.777

シーズン20本塁打以上を5回記録し、キャリアハイは2015年の35本塁打。毎年安定してある程度の成績を残してはいますが、どの年の成績も何か中途半端です。

打率は高すぎず、低すぎず。長打力もあるにはありますが、2015年以外は「ホームラン打者」と呼べるほどの本塁打数ではありません。

2012、2014年と、打率が3割を超えた年に限ってケガで規定打席に届かず、本塁打も少なめでした。

2016、2017年は、打率2割6分前後で20本塁打以上ですが、個人的には30本塁打未満の選手を「低打率長打マン」とは認めたくありません。(ちなみに2015年は打率がちょっと高すぎます。)

そんな何となくモヤモヤする成績が続いた松田ですが、今季はやりました!成績はこちら。

.248(508-126)31本 79打点 57四死球 OPS.806

これですこれです!これぞまさに「低打率長打マン」です!(褒め言葉)

しかも、なんと打率が2割5分を切っちゃってます!外国人かよっ!(褒め言葉)

でも松田!それでいいんだ!これからもそのキャラで行くんだ!(真剣な励まし)

…私、少し取り乱してしまいました 苦笑

ところで、この今季の松田が残している、まるで外国人打者のような「打率2割5分未満」の「低打率長打マン」な成績。

これが、日本人打者にとっては非常~~~にレアな成績であることはご存じでしょうか?

過去の「超低打率長打マン」外国人編

参考までに、過去30年間(1988~2017年)で「打率2割5分未満」で「30本塁打以上」を記録した外国人打者をご紹介します。

※球団名は当時の所属球団です。

ラガ(ダイエー)
1991  .236 32本 81打点 OPS.781

ブライアント(近鉄)
1992  .243 38本 96打点 OPS.864

ウインタース(日本ハム)
1993  .248 35本 87打点 OPS.880

フランクリン(日本ハム)
1999  .238 30本 80打点 OPS.863

マクレーン(西武)
2001  .247 39本 87打点 OPS.902

ガイエル(ヤクルト)
2007  .245 35本 79打点 OPS.874

バレンティン(ヤクルト)
2011  .228 31本 76打点 OPS.783

レアード(日本ハム)
2015  .231 34本 97打点 OPS.789
2017  .229 32本 90打点 OPS.767

8人の打者が合計9回記録。2012年のバレンティンだけが本塁打王を獲得しました。

ブライアント、ウインタース、バレンティンなどの「有名どころ」から、ラガ、フランクリンなどの「一発屋」まで、さまざまな顔ぶれの「低打率長打マン」が並びました。

8人中6人がパ・リーグの選手です。そこはなんかイメージ通りです 笑

全員上記の年はシーズン100三振以上を記録しています。そこもイメージ通りです 笑

外国人打者にはある程度「ホームランか三振か」という打撃が許されますので、こういう成績の選手はちょこちょこ現れます。

ちなみにこの中で、バレンティンとレアードは今季もNPBでプレーしています。

2人の成績はこちら。

バレンティン(ヤクルト)
.264(503-133)36本 125打点 84四死球 OPS.889

レアード(日本ハム)
.233(450-105)26本 65打点 51四死球 OPS.756

来日8年目のバレンティンは打点王が確定するなど今季も活躍しましたが、昨年まで来日から3年連続30本塁打を記録していたレアードはさすがにちょっと物足りない成績ですね。

関連記事:日本ハム・レアード、来日から3年連続30発!日本人で肉薄したのは?

外国人打者は「低打率長打マン」なら打率2割5分未満でも許される代わりに、30本塁打打てなくなったら大抵すぐにお払い箱です。

したがって、レアードの来季の契約はかなり厳しいかもしれません。

過去の「超低打率長打マン」日本人編

続いて、過去30年間(1988~2017年)で「打率2割5分未満」で「30本塁打以上」を記録した日本人打者をご紹介します。

※球団名は当時の所属球団です。

秋山幸二(西武)
1993  .247 30本 72打点 OPS.842

清原和博(巨人)
1997  .249 32本 95打点 OPS.865

中村剛也(西武)
2008  .244 46本 101打点 OPS.889

山崎武司(楽天)
2009  .246 39本 107打点 OPS.847

こちらはわずかに4人。2008年の中村だけが本塁打王を獲得しました。

日本人打者と外国人打者の人数の割合を考えると、この4人というのがいかに少ないかお分かりいただけると思います。

それにしても大物が並びましたね。っていうか、こんなところで「AK砲」が揃っちゃいました 笑

通算本塁打数は多い順に、清原が525本、秋山が437本、山崎が403本、中村が385本。みな実績十分な正真正銘の「ホームラン打者」たちばかりです。

通算243本塁打の松田がここに名前を連ねることになれば、これは快挙(?)と言っていいでしょう。

ソフトバンクは今季残り3試合ですが、ぜひ松田には2割5分に満たない打率をシーズン終了までキープしてもらいたいものです。

3大・有名な「低打率長打マン」な成績をご紹介!

最後に、「記録マニア」なら誰でも知っている(?)3大・有名な「低打率長打マン」な成績(※NPBに限る)をご紹介します。

まず1つ目はこちらです。

ランス(元広島)
1987  .218(403-88)39本 83打点 64四死球 OPS.859

「低打率長打マン」として、初めて日本人を虜にした選手といえばこの人でしょう。惜しくも31年前の記録ということで、先ほどはご紹介できませんでした。この年本塁打王を獲得。

次に2つ目はこちら。

藤井康雄(元オリックス)
1998  .250(400-100)30本 80打点 87四死球 OPS.926

美しすぎます。私はこれ以上美しい成績を見たことがありません。

そして3つ目はこちらです。

王貞治(元巨人)
1980  .236(444-105)30本 84打点 75四死球 OPS.803

ご存じ、松田が所属するソフトバンクの現会長である王氏の現役最終年(40歳)の成績です。

すっかり見慣れた数字ですが、改めて考えるといろいろとおかしいです。

だってそうじゃありませんか?言ってしまえば、松田が今季の成績で引退を決めるようなものですよ!もったいなさすぎます。

なぜ、王氏はこの成績で引退を決意したのでしょうか?その理由をご紹介しながら、今回はお別れいたしましょう。

「王貞治としてのバッティングができなくなった。」

カッコよすぎるぜ、王会長!!!


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