オリックス・マレーロは「ブライアント」か?それとも「ブリトー」か?

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2017年9月13日のプロ野球個人成績の動き。

マレーロ(オリックス)が、ソフトバンク戦に「6番・指名打者」で出場。第14号、15号、16号と、3打席連続本塁打を記録しました。

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マレーロ、「ホーム踏み忘れ事件」からの大活躍!

マレーロは、今年5月末にオリックスに途中入団し、6月から一軍出場しています。

今季のマレーロの成績はこちら。

.300(223-67)16本 40打点 29四死球 OPS.954

6/9の中日戦で公式戦デビューを果たしましたが、その試合で打った来日初本塁打を、なんとホームベースの踏み忘れで取り消されてしまう(記録上は三塁打)という衝撃(?)のデビューでした 笑

その後順調に日本野球に適応し、打撃は好調。今日の3本塁打で打率も3割に復帰し、規定打席未到達ながら、だいぶ見栄えのいい成績になってきました。

さて、マレーロがこのペースで1年間フル出場したら、一体どんな成績を残すのでしょう。

今季のマレーロの成績を、昨年のパ・リーグの規定打席到達者の平均打席数(571)で換算します。

ただし、割り出された安打数、本塁打数、打点、四死球数などは小数点第一位を四捨五入しますので、その影響で打率やOPSが若干変化することがあります。その点はご了承ください。

名付けて「リアル規定打席換算」(そのまんま)!いってみましょう!笑

.300(506-152)36本 91打点 63四死球 OPS.952

これは素晴らしいです。どの球団も欲しくなるような、文句なしの強打者です。

オリックスは、9/5に早々とマレーロと2018年の契約を結びましたが、きっと来年マレーロに、この「リアル規定打席換算」された上記のような好成績を期待していることでしょう。

マレーロのようにシーズン途中で入団して活躍し、翌年の契約を勝ち取る外国人選手が時々います。球団もファンも先ほどの私のように、その途中入団してからの成績で翌年の成績を予想し、活躍を期待します。

しかし当然今まで、その期待に応えた選手と、期待外れだった選手がいました。

ブライアント、期待に応え本塁打量産!

まず、期待に応えた例としてすぐに思い浮かぶのが、昔懐かしいあのブライアント(近鉄)です。

ブライアントは1988年6月、中日から金銭トレードで近鉄に途中入団しました。そこから2度の1試合3本塁打を記録するなど、驚異的なペースで本塁打を打ちまくります。

最終的にブライアントが残した1988年の成績はこちら。

1988  .307(267-82)34本 73打点 33四死球 OPS1.100

わずか74試合、302打席でなんと34本塁打。もう訳が分かりません 笑

ちなみに同じ1988年、ブライアントを放出した中日の四番打者・落合博満の本塁打数がブライアントより2本少ない32本。しかも、打席数はブライアントより圧倒的に多い557打席。

落合博満(中日)
1988  .293(450-132)32本 95打点 101四死球 OPS.998

当時中日ファンがどれほど悔しがったのか、すぐに想像がつくと思います 笑

この1988年のブライアントの成績も「リアル規定打席換算」してみます。

.307(448-138)57本 122打点 55四死球 OPS1.100

当時の日本記録である王貞治(元巨人)の55本塁打を超えてしまいました 苦笑

誰もが「ブライアントは来年どんな成績を残すんだろう。」とワクワクしたものです。

で、翌1989年のブライアントの実際の成績はこちら。

1989  .283(494-140)49本 121打点 74四死球 OPS1.004

前年の成績の「リアル規定打席換算」による期待値からすると少し下回りますが、それでも49本塁打、121打点。期待を裏切らない活躍で、本塁打王を獲得しました。

その上、今でも語り草となっている、優勝を争っていた西武との「ダブルヘッダーでの4連発」などで近鉄のリーグ優勝に大きく貢献。見事この年のパ・リーグMVPに輝きました。

結局ブライアントは日本球界に8年間在籍し、本塁打王3回、打点王1回を獲得。今でもファンの記憶に残るレジェンド外国人選手となりました。

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ブリトー、すっかり「並」のホームラン打者に…

一方、期待外れだった選手といえば、私の中ではブリトー(日本ハム)でしょうか。

ブリトーは1995年7月、マイナーリーグ通算293本塁打という実績(?)を引っさげて日本ハムに途中入団しました。

1995年のパ・リーグといえば、本塁打王が28本の小久保裕紀(ダイエー)という「超」打低のシーズンでしたが、ブリトーもまたブライアントと同じように、驚異的なペースで本塁打を量産します。

最終的にブリトーが残した1995年の成績はこちら。

1995  .313(214-67)21本 50打点 19四死球 OPS1.001

…56試合でこれですよ?本塁打王が28本の年にこれですよ?笑

この1995年のブリトーの成績も「リアル規定打席換算」してみます。

.312(445-139)44本 104打点 40四死球 OPS1.002

大騒ぎしたわりにはブライアントと比べると大したことはありませんでしたが 苦笑、それでも本塁打王が28本(しつこい…)の年の話ですから、夢がありました。

で、翌1996年のブリトーの実際の成績はこちら。

1996  .253(470-119)29本 83打点 69四死球 OPS.821

う~ん、この…。中途半端!笑 別にそれほど悪くはありませんが、なんか「並の外国人打者」という感じの成績に収まってしまいました。

まあこの年の本塁打王が32本のニールですから、十分なんですけどね…。期待が大きすぎました。

ちなみにブリトーは、この年限りで日本球界からは去ってしまいました。

途中入団で好成績を残せば、相手チームはオフの間に弱点を研究してくるわけですから、翌年も同じようなペースで打ち続けることはもちろん簡単ではありません。

しかし、逆に途中入団した選手の方にも日本の環境に慣れるなど、2年目のアドバンテージはあるわけで、ファンとしてはどうしても夢を見てしまいますよね。

果たしてマレーロは「ブライアント」と「ブリトー」、どちらになるのでしょうか。


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