日本ハム・清宮は「中距離打者」ではない!「ホームラン打者」だ!

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みなさん、清宮幸太郎(日本ハム)がいつの間にか二軍でもう4本もホームランを打っていますよ!

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清宮、本塁打率が驚異の「9.75」!

歴代最多の高校通算111本塁打を記録し、ドラフト会議で7球団が1位指名した黄金ルーキー・清宮。

しかし、キャンプ中に体調を崩して入院し、実戦でもオープン戦から二軍の公式戦にかけて実に31打席連続ノーヒットと、これでもかと言うほど盛大に(?)「プロの壁」にぶち当たりました 苦笑

そんな清宮に対してはネット上でもかなり厳しい意見が見られますが、清宮は4/17に二軍戦ながらプロ初安打を記録すると、最近1週間で4本塁打といよいよ本領を発揮し始めています。

今季ここまでの清宮の二軍成績はこちら。

12試合  .205(39-8)4本 9打点 2四死球 OPS.776

開幕から11打数ノーヒットを記録してしまったので打率はまだまだ低いですが、注目すべきは39打数で4本塁打を記録しているということ。

本塁打率(打数÷本塁打数=本塁打を1本打つのに必要な打数)は「9.75」です。

これは清宮が目標とする「世界のホームラン王」こと王貞治(元巨人)の通算本塁打率「10.66」(9250打数÷868本塁打)を凌ぐとんでもない数字です!

「まだたったの39打数だし…。」「てか二軍戦だし…。」はい、そのツッコミごもっともです 苦笑

私が言いたいのは、この清宮の本塁打率「9.75」に彼の「ホームラン打者として生きていく覚悟」を感じるということです。

なぜ清宮を「中距離打者」と評価するのか?

高校時代に過去の誰よりも本塁打を打った清宮ですが、彼に対して「清宮はホームラン打者ではなく中距離打者だ。」という評価をする人がいます。

王氏も今年1月に放送されたテレビ番組でそういう発言をしました。

また、これは清宮が高2の時の記事ですが、とある「パ・リーグ球団の現役スカウト」なる人物がこんなコメントをしています。

「彼のフォロースルーの小さな打撃フォームだと、長距離砲よりも、中距離バッターが向いている。我々プロのスカウトは、ソフトバンクの長谷川勇也のような、『本塁打も打てるアベレージヒッター』に育って欲しいと期待しています。」

引用:現代ビジネス

いや、いくらなんでも長谷川って…。昨年までのプロ11年間でキャリアハイが19本塁打(2013年)ですよ?他に2016年に10本塁打を記録しただけで、2ケタ本塁打はその2回だけですよ?

というか、長谷川って『本塁打も打てるアベレージヒッター』ですかね?(もちろん長谷川はいい選手です。2013年に首位打者も獲っています。)

なぜ清宮に対して「彼は中距離打者だ。」と言いたがる人が多いのでしょう。私は技術的なことは全く分かりませんが、とにかく不思議でなりません。

そもそも「ホームラン打者」とか「中距離打者」って他人が決めることなんですか?本人が決めちゃダメなんですか?

門田、「中距離打者」から「ホームラン打者」へ

ここで、通算本塁打数歴代3位(567本塁打)の門田博光(元南海他)の年度別成績をご紹介したいと思います。(詳細はWikipediaでどうぞ。)

1970  .250 *8本 *31打点 OPS*.698
1971  .300 31本 120打点 OPS*.889
1972  .309 14本 *58打点 OPS*.826
1973  .310 18本 *65打点 OPS*.845
1974  .269 27本 *76打点 OPS*.865
1975  .280 19本 *85打点 OPS*.821
1976  .300 22本 *77打点 OPS*.887
1977  .313 25本 *91打点 OPS*.895
1978  .250 15本 *44打点 OPS*.735
1979  .278 *2本 *17打点 OPS*.791
1980  .292 41本 *84打点 OPS1.019
1981  .313 44本 105打点 OPS1.086
1982  .273 19本 *45打点 OPS*.868
1983  .293 40本 *96打点 OPS1.057
1984  .285 30本 *78打点 OPS*.969
1985  .272 23本 *62打点 OPS*.886
1986  .262 25本 *77打点 OPS*.834
1987  .317 31本 *69打点 OPS1.032
1988  .311 44本 125打点 OPS1.062
1989  .305 33本 *93打点 OPS1.013
1990  .280 31本 *91打点 OPS*.923
1991  .264 18本 *66打点 OPS*.810
1992  .258 *7本 *23打点 OPS*.773

成績をご覧になってお分かりの通り、門田は現役生活の前半は「中距離打者」として活躍しました。

しかし、赤文字で記した1979年を境にして、翌1980年以降は本塁打が激増しています。

実はこの1979年、門田はキャンプ中に右足のアキレス腱を断裂してしまい、シーズンをほぼ棒に振ってしまいました。

それではなぜその翌年以降、門田の本塁打は激増したのか。アキレス腱を断裂した門田はこう決意したそうです。

「ホームランを打てば足に負担はかからない。これからは全打席ホームランを狙う。」

…いや、男前すぎません?笑

こうして、門田は身長170センチという小柄な体ながら、王貞治(868本塁打)、野村克也(元南海他/657本塁打)に次ぐ歴代3位の通算567本塁打を誇る「ホームラン打者」となったのです。

清宮には「ホームラン打者」になる「覚悟」がある!

昨年1月の記事になりますが、門田氏はインタビューで「ホームラン打者」になるのは大変だから、途中であきらめて「中距離打者」になる選手がいる、という趣旨の話をしています。

「20本の壁くらいはまだ楽なんよ。だけど、30本の壁はちょっと手ごわい。そこで『これは苦しい』となり、諦めて『20本塁打、70打点、3割でええわ』と進路変更するんや。」

引用:web Sportiva

門田氏に言わせると、「ホームラン打者」と「中距離打者」を分けるのは自分の「覚悟」次第だということです。

だとすると、まだ18歳と若い清宮に対して「君は中距離打者だ。」と決めつけるのは、彼の持つ大いなる可能性を潰してしまう恐れがあります。

ましてやそれを「世界のホームラン王」が言っちゃいかんでしょう…。

清宮は昨年、プロ志望届を提出した時に「王貞治さんの868本塁打を超えたい。」と言いました。こんなことを堂々と口にする選手、これまで誰か1人でもいたでしょうか。

ちなみに私は以前、当ブログで清宮の今季の(一軍での)成績を下記のように予想しましたが、まだまだあきらめてはいません。

2018  .243(222-54)11本 32打点 26四死球 OPS.757

関連記事:清原和博にどこまで迫れるか!日本ハム・清宮のプロ1年目の成績は?

もちろん清宮がプロで本当に通用するかどうかはまだ未知数ですが、少なくとも今彼のことを「中距離打者」だと評価するのは、彼の「覚悟」に対して失礼だと思います。

上記の記事で「どうすればホームランを打てるようになりますか?」という趣旨の質問をしたインタビュアーに対して、門田氏はこう答えています。

「ホームランに恋したらええんや!」

引用:web Sportiva

私は、清宮の本塁打率「9.75」を見て確信しています。

彼は今、間違いなくホームランに恋しています!


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