現役「隔年選手」代表?広島・菊池と中日・大島の成績をご紹介します!

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プロ野球の世界に「隔年選手」という言葉があるのをご存じでしょうか。

これは要するに、1年ごとに「いい成績」と「悪い成績」を繰り返す傾向のある選手のことを指します。もちろん褒め言葉ではありません 苦笑

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「隔年選手」について

個人成績フェチの私は、プロ野球選手の年度別成績表を眺めるのが趣味なのですが、時々不思議なくらいこの「隔年傾向」がはっきりした選手を見つけることがあります。

「わざとやってるんじゃないのか??」と思ってしまうくらい、見事に「いい成績」と「悪い成績」を繰り返している選手がいるのです。

さすがに入団から引退まで、一貫して「隔年傾向」を守り続けた(?)選手はおそらくいません。ほとんどの「隔年選手」は、現役生活のうちの数年間だけこの「隔年傾向」が続く、といった感じです。

ところで、なぜ「隔年傾向」は生まれてしまうのでしょうか。

例えば、同じくプロ野球の世界に「2年目のジンクス」という言葉があります。これは、主に新人選手が好成績を残した翌年に成績が下がることが多い、ということを指した言葉です。

この「2年目のジンクス」なら、ただ単に選手が慢心したからとか、相手に弱点を研究されてしまったからなどのもっともらしい説明はつきます。

しかし「隔年傾向」というものは、どうにも理屈で説明ができません。

とりあえず今回は、現役選手の中で私が現在、特に「隔年傾向」が強いと思っている選手2人を実例としてご紹介したいと思います。

菊池涼介(広島)と大島洋平(中日)です。

それぞれのチームのファンの方なら、わざわざ成績を振り返らなくても、この2人の「隔年傾向」にはうすうす勘づいているのではないでしょうか。それくらい明確に「隔年傾向」のある2人です。

菊池の「隔年傾向」をご紹介!

まずは、菊池の「隔年傾向」がうかがえる期間の成績を振り返ってみましょう。

2013年から昨年までの菊池の年度別成績がこちら。(詳細はWikipediaでどうぞ。)

※「好調年」を赤文字、「不調年」を黒文字で表記しています。

2013  .247 11本 57打点 OPS.671
2014  .325 11本 58打点 OPS.808
2015  .254 *8本 32打点 OPS.640
2016  .315 13本 56打点 OPS.790

おわかりになるでしょうか。1年ごとに打率.250前後と打率3割以上を交互に繰り返しています。OPSにもはっきりと「隔年傾向」が現れています。

「不調年」の成績だけを見ると、とてもいい打者とは思えません。

パンチ力はありますが、ごく平凡な二番打者もしくは七番打者といった感じ。逆に「好調年」の成績は、三番あたりを打っていても不思議ではありません。

これはまさに「隔年選手」のお手本のような成績です 笑

それでは「不調年」にあたる、今季の菊池の成績を見てみましょう。

.272(530-144)14本 54打点 30四死球 OPS.720

今までの「不調年」の成績に比べるとだいぶマシですが、それでも打率3割には程遠く、やはり今季もしっかりと「隔年傾向」に沿った成績と言えそうです。

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大島の「隔年傾向」をご紹介!

一方の大島の「隔年傾向」がうかがえる期間の成績を振り返ってみましょう。

2011年から昨年までの大島の年度別成績がこちら。(詳細はWikipediaでどうぞ。)

※「好調年」を赤文字、「不調年」を黒文字で表記しています。

2011  .243 3本 18打点 OPS.638
2012  .310 1本 13打点 OPS.744
2013  .248 3本 27打点 OPS.617
2014  .318 2本 28打点 OPS.735
2015  .260 6本 27打点 OPS.657
2016  .292 3本 27打点 OPS.730

大島は菊池よりもさらに2年さかのぼって、2011年から「隔年傾向」が続いています。

大島も菊池同様、打率、OPSにはっきりと「隔年傾向」が現れています。

大島の凄いところは、2011、2012年のいわゆる「違反球」の2年間も、しっかりと自身の「隔年傾向」に沿った成績を残しているところです。強いこだわりを感じます 笑

「好調年」だったはずの昨年は、惜しくも打率3割は切ってしまいましたが、その分サイクルヒットを記録し、なんとか(?)「隔年傾向」を守りました 苦笑

それでは「不調年」にあたる、今季の大島の成績を見てみましょう。

.313(521-149)3本 29打点 23盗塁 41四死球 OPS.752

異変が起きています。なんと「不調年」にもかかわらず、大島の打率が3割を超えています。OPSも.700を超え、完全に「好調年」モードの大島です。

これは、大島は6年続けた「隔年選手」を卒業したと言ってもいいでしょう。

ところが、好事魔多し。

残念なことに大島は、8/31のDeNA戦で受けた死球で右足腓骨を骨折し、今季の残り試合の出場は絶望的。やや後味の悪い「隔年選手」からの卒業となってしまいました…。

「隔年選手」というテーマは奥が深い

いかがでしょうか。「隔年選手」について、ご理解していただけたでしょうか。

今回は幸いなことに、「隔年傾向」に沿って不調な菊池と、見事な好成績で「隔年傾向」から脱け出した大島という対照的な2パターンを見ることができました。

冒頭でもお伝えした通り「隔年傾向」というのはいつまでもは続かず、いつか終わりが来ます。

選手本人は、自分の「隔年傾向」をどのように思っているのかわかりませんが、私などはこの「隔年傾向」の終わりが来ると、正直少し寂しいものです。

これまでも数々の「隔年選手」が存在しました。「隔年傾向」が続いた期間の長い短い、残した成績のレベルの高い低い、本当にさまざまです。

個人成績フェチの私にとって、この「隔年選手」というのは非常に興味深いテーマですので、また違う機会に改めて、過去の「隔年選手」をご紹介しながら語ってみたいと思います。


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