広島、「10勝クインテット」誕生か?/「10勝セクステット」とは?

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2017年9月14日現在、いよいよセ・リーグ連覇へのマジックは「1」と、今季も圧倒的な強さを見せつけた広島。

つい、その破壊力抜群の打撃陣にばかり目が行ってしまいがちですが、実は投手陣にも、現在ある大記録がかかっています。

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広島投手陣が狙う大記録とは?

それは、同一チームで5人の投手がシーズン10勝以上を挙げるという、いわゆる「10勝クインテット」の誕生なるか、という記録です。

その「10勝クインテット」を狙う、広島の投手5人の成績は以下の通りです。

薮田和樹   14勝3敗 防2.42
岡田明丈   12勝5敗 防3.63
野村祐輔   *9勝5敗 防2.95
大瀬良大地  *9勝2敗 防3.65
九里亜蓮   *9勝5敗 防3.74

今季の広島の残り試合は9試合で、現在9勝の投手が3人。かなりギリギリです 苦笑

しかし、野村と大瀬良はおそらくあと2回ずつは先発機会があるでしょうし、九里は現在リリーフに回っていて、9月はなんと4試合の登板で3勝という「ツキ」っぷり。

球団史上初の「10勝クインテット」誕生は、全く無理な話ではありません。

過去の「10勝クインテット」は?

この「10勝クインテット」。誕生したのは、昨年までの過去30年間(1987~2016年)でわずか4組だけ。その4組のメンバーと各投手の成績、5人の合計成績、チーム順位を古い順にご紹介します。

1990年 巨人(1位)
斎藤雅樹 20勝*5敗*S 防2.17
宮本和知 14勝*6敗1S 防3.69
桑田真澄 14勝*7敗*S 防2.51
木田優夫 12勝*8敗7S 防2.71
香田勲男 11勝*5敗*S 防2.90
合計   71勝31敗8S 防2.78

いきなり「史上最強」と言っても過言ではない5人組。合計貯金40は圧巻です。さらに防御率もリーグ1~4位を独占するという、まさに歴史に残る5人組でした。チームもペナントレースで2位・広島に22ゲーム差を付ける歴史的大勝利。しかし、日本シリーズでは西武に4連敗してしまいました 苦笑
 

1990年 日本ハム(4位)
柴田保光   12勝10敗**S 防3.11
西崎幸広   12勝13敗**S 防3.88
松浦宏明   11勝*8敗**S 防3.47
酒井光次郎  10勝10敗**S 防3.46
武田一浩   10勝*5敗13S 防2.98
合計     55勝46敗13S 防3.42

実は、上記の巨人と同じ年に日本ハムもこの記録を達成しています。しかし柴田と西崎の12勝が最高で、特に突出した成績を残した投手もおらず、非常に地味な5人組。しかもチームもなんと4位でした…。達成当時も一部の記録マニアを除いて、ほとんど話題にならなかった気がします 苦笑
 

1992年 西武(1位)
石井丈裕 15勝*3敗*3S 防1.94
郭泰源  14勝*4敗**S 防2.41
渡辺久信 12勝12敗**S 防3.81
工藤公康 11勝*5敗**S 防3.52
鹿取義隆 10勝*1敗16S 防2.47
合計   62勝25敗19S 防2.90

メンバーを見ると、いかにも「西武黄金時代」という感じがします。渡辺久と工藤が決して本調子とは言えなかったこのシーズン、突如石井が覚醒。15勝、防御率1点台と、なんと沢村賞にMVPまで受賞する大活躍でファンを驚かせました。リリーフの鹿取が10勝1敗というのが地味に凄いです。
 

1995年 ヤクルト(1位)
山部太  16勝*7敗*S 防3.83
ブロス  14勝*5敗*S 防2.33
石井一久 13勝*4敗1S 防2.76
吉井理人 10勝*7敗*S 防3.12
伊東昭光 10勝*8敗*S 防4.38
合計   63勝31敗1S 防3.20

山部、石井の若い左腕2人が揃って覚醒し、新外国人のブロスが14勝と大当たり、近鉄からトレードで入団した吉井も10勝と、前年は合わせてわずか23勝だった5人の躍進が、チームを優勝に導きました。

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驚異の「10勝セクステット」とは?

実は、この「10勝クインテット」を上回る、同一チームに10勝投手がなんと6人もいるという「10勝セクステット」を達成したとんでもないチームがいるのをご存じでしょうか。

ボビー・バレンタイン監督が率いた、2005年のロッテです。

2005年 ロッテ(2位)
渡辺俊介   15勝*4敗 防2.17
小林宏之   12勝*6敗 防3.30
セラフィニ  11勝*4敗 防2.91
清水直行   10勝11敗 防3.83
久保康友   10勝*3敗 防3.40
小野晋吾   10勝*4敗 防2.81
合計     68勝32敗 防3.05
※プレーオフを勝ち抜きリーグ優勝。

15勝を挙げた渡辺を筆頭に、新人の久保を含めてなんと10勝投手が6人。リリーフ陣に藤田宗一、薮田安彦、小林雅英の「YFK」が揃っていたのが大きかったです。なお、この年チームはレギュラーシーズンは2位でしたが、プレーオフ、日本シリーズを制し、見事日本一に輝きました。

若い力で「広島黄金時代」の到来か?

さて今季、広島に「10勝クインテット」は誕生するのでしょうか。

ちなみに、記録達成を狙う広島の投手5人は、いずれも年齢が20代です。野村が28歳、大瀬良と九里が26歳、薮田が25歳、岡田が23歳。

今回ご紹介した過去の「10勝クインテット」、「10勝セクステット」で、全員の年齢が20代というのは1990年の巨人だけです。(それであの成績…。凄すぎます 苦笑)

広島の5人もぜひ、若さと勢いで「10勝クインテット」を達成してほしいと思います。

考えてみれば広島は、打撃陣も主力選手は20代ばかりです。曾澤翼が29歳、田中公輔、丸佳浩、安部友裕が28歳、菊池涼介が27歳、鈴木誠也が23歳。

これはしばらく広島の黄金時代が続きそうです… 苦笑


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