巨人・畠、1年目で6勝!/巨人で6勝以上の新人投手の「2年目」は?

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2017年10月3日、巨人の2017年ペナントレースの全日程が終了しました。

結果は、11年ぶりのBクラスとなる4位。残念ながらCS進出はなりませんでした。

当然チームに明るい話題は少ないのですが、後半戦のこの投手の台頭は、来年へ向けての数少ない希望の一つと言えるのではないでしょうか。

今季6勝を挙げた、新人の畠世周(巨人)です。

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新人・畠、後半戦だけで6勝!

畠は2016年、近畿大学からドラフト2位で巨人に入団。

1年目の今季は、7月から一軍に登録され、そのまま先発ローテーション入り。後半戦は、菅野智之、マイコラス、田口麗斗に次ぐ「第4の先発投手」として、力強い投球を見せました。

今季の畠の成績はこちら。

6勝4敗 防2.99 72.1回 72奪三振 WHIP1.05

一軍デビューが7月だったにもかかわらず、新人投手で6勝は立派です。

防御率2.99、72.1回で72奪三振、WHIP1.05もかなり優秀な数字で、開幕から投げることができていれば、新人王受賞の可能性もあったかもしれません。

これは来年の飛躍が期待されます。

巨人で6勝以上の新人投手 Part.1

さて、今季の畠のように巨人で6勝以上を挙げた新人投手は、これまで何人いたのでしょうか。そしてその投手たちは、2年目以降どのような活躍を見せたのでしょう。

昨年までの過去30年間(1987~2016年)で、6勝以上を挙げた巨人の新人投手は9人。その9人の投手たちの1年目と2年目の成績、さらに通算成績を古い順にご紹介します。

上原浩治(※新人王獲得)
1999  20勝4敗 防2.09 197.2回
2000  *9勝7敗 防3.57 131.0回
Total  134勝88敗128S 防2.93
19年ぶりの新人20勝で、最多勝、最優秀防御率などタイトルを総なめして新人王受賞。その後はエースとして活躍。2009年からメジャーリーグに移籍し、現在もリリーフ投手として活躍中です。

高橋尚成
2000  9勝6敗 防3.18 135.2回
2001  9勝9敗 防3.94 134.2回
Total  93勝85敗25S 防3.82
惜しくも2ケタ勝利に届かず、新人王も逃しました。その後は左のエースとして活躍。2010年から4年間メジャーリーグでプレー。1年目に10勝8セーブを挙げました。

真田裕貴

2002  6勝3敗*S 防3.73 70.0回
2003  3勝8敗2S 防5.40 56.2回
Total  24勝28敗3S 防4.42
この中では唯一の高卒新人。巨人で高卒の新人投手が6勝以上を挙げたのは、堀内恒夫以来36年ぶりでした。2008年横浜へ移籍し、その後台湾や日本の独立リーグでもプレーしました。

木佐貫洋(※新人王獲得)

2003  10勝7敗*S 防3.34 175.0回
2004  *7勝8敗5S 防5.03 139.2回
Total  62勝72敗10S 防3.76
投球回数を上回る奪三振数で10勝を挙げ、新人王を受賞しました。その後、オリックス、日本ハムと合計3球団でプレーし、2ケタ勝利を通算3回記録しました。

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巨人で6勝以上の新人投手 Part.2

久保裕也
2003  6勝7敗*S 防4.27 109.2回
2004  7勝6敗8S 防4.08 *99.1回
Total  50勝36敗36S 防3.51
先発、リリーフとフル回転で7勝を挙げました。その後は主にリリーフ投手として活躍。2011年には20セーブを挙げました。DeNA、楽天と渡り歩き、今オフ、楽天と育成選手契約を結びました。

金刃憲人

2007  7勝6敗 防3.55 121.1回
2008  0勝2敗 防7.99 *23.2回
Total  17勝17敗 防3.97
前半戦だけで7勝を挙げる活躍を見せましたが、後半戦はまさかの0勝に終わり、新人王を逃しました。2013年に楽天に移籍。主にリリーフ投手として活躍。今オフ、戦力外通告を受けました。

澤村拓一(※新人王獲得)

2011  11勝11敗 防2.03 200.0回
2012  10勝10敗 防2.86 169.2回
Total  44勝41敗73S 防2.61

11勝を挙げ新人王を受賞。新人で投球回数200回以上は、1990年の野茂英雄(近鉄)以来21年ぶりでした。2015年から2年連続30セーブを記録。今季は故障で1試合も登板がありませんでした。

菅野智之

2013  13勝6敗 防3.12 176.0回
2014  12勝5敗 防2.33 158.2回
Total  61勝33敗 防2.18
13勝を挙げましたが、新人王は同じく新人で16勝の小川泰弘(ヤクルト)が受賞しました。2年目にはMVPを受賞。ここまで最優秀防御率3回。今季は初の最多勝を記録するなど、現在巨人のエースです。

高木勇人

2015  9勝10敗 防3.19 163.2回
2016  5勝*9敗 防4.31 117.0回
Total  15勝21敗 防3.56
前半戦だけで7勝を挙げましたが、後半戦は勝ち星が伸びず、惜しくも2ケタ勝利と新人王を逃しました。2年目は5勝、3年目の今季は怪我もあってわずか1勝に終わってしまいました。

9人の「2年目のジンクス」は?

過去30年間の記録を調べましたが、1987~1998年は巨人で6勝以上を挙げた新人投手は1人もおらず、結局1999年以降だけで9人でした。

したがって今季の畠も含めると、この19年間で10人。なんと2年に1人以上のペースです。これはかなり多いと言えるのではないでしょうか。

通算成績は134勝128セーブの上原を筆頭に、通算50勝以上が5人。それ以外の投手もリリーフとして長年活躍するなど、選手としての「成功」率は非常に高いです。

これは畠も将来が有望だと言えそうです。

しかし、この中で2年目に成績が上がったのは、久保と菅野だけ。他の選手はいわゆる「2年目のジンクス」にはまってしまいました。

9人の1年目の合計成績は「91勝60敗、防御率3.02」ですが、2年目の合計成績は「62勝64敗15セーブ、防御率3.84」と大きくダウンしています。

これは畠にとっては、不吉すぎるデータです。

しかし幸いなことに、現在チームには、2年目に最優秀防御率、MVPを受賞するなど大きく飛躍したエース・菅野がいます。このオフは菅野から、いろいろと貪欲に学んでほしいです。

畠が来年、見事に「2年目のジンクス」を打ち破った時、巨人の2014年以来の優勝が見えてくると思います。


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