阪神「生え抜き和製大砲」不在の歴史 2/さらば、新庄剛志!

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12球団の中で、最も長く「生え抜き日本人打者」によるシーズン30本塁打から遠ざかっている阪神。

関連記事:阪神・中谷、初の20本塁打で阪神待望の「生え抜き和製大砲」誕生か?

1985年の掛布雅之(40本)と岡田彰布(35本)以来、なんと32年間も生え抜き日本人打者がシーズン30本塁打を記録していません。

今季、中谷将大と大山悠輔の若武者2人が、その不名誉な記録にピリオドを打つことができるのか。

その前に、前回の記事に引き続き、阪神の長年に渡る「生え抜き和製大砲」不在について、他のチームと比べてどれくらい悩まされてきたのかを振り返ります。

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阪神「生え抜き和製大砲」不在の歴史 1998~2002

昨年までの過去30年間(1988~2017年)のそれぞれの年で、阪神の生え抜き日本人打者の中で一番多く本塁打を打った選手を「永遠のライバル」巨人の場合と比較しながらご紹介したいと思います。

なお、一気に30年分はさすがに多いので 苦笑、前回の記事から10年分ずつご紹介しています。

今回は1998~2007年の記録です。

1998年
阪神 15本/桧山進次郎
.226(398-*90)15本 *52打点 *54四死球 OPS.724

巨人 34本/松井秀喜
.292(487-142)34本 100打点 112四死球 OPS.984

桧山が4年連続で生え抜き日本人打者トップも3年連続の20本塁打はならず。桧山の長距離砲としての挑戦はこの年でほぼ終わりました。巨人は松井が3度目の正直でようやく本塁打王に輝きました。

 
1999年
阪神 14本/新庄剛志
.255(471-120)14本 58打点 33四死球 OPS*.721

巨人 42本/松井秀喜
.304(471-143)42本 95打点 95四死球 OPS1.047

生え抜き日本人打者の長打力不足は深刻で、この年は14本塁打の新庄がトップに。巨人は松井が初の40本塁打。さらに2年目の高橋由伸が34本で続きました。阪神と巨人で実に3倍の開きとなりました。

 
2000年
阪神 28本/新庄剛志
.278(511-142)28本 *85打点 *33四死球 OPS*.812

巨人 42本/松井秀喜
.316(474-150)42本 108打点 108四死球 OPS1.092

長年ファンをヤキモキさせてきた新庄がついに打撃開眼。キャリアハイの28本塁打を記録しました。…が!なんとこの年のオフにメジャー移籍。巨人は松井が円熟期に入り、本塁打と打点の二冠王を獲得。

 
2001年
阪神 13本/濱中治
.263(411-108)13本 *53打点 *55四死球 OPS*.757

巨人 36本/松井秀喜
.333(481-160)36本 104打点 123四死球 OPS1.081

新庄が抜け、生え抜き日本人打者はますます小粒化しましたが、濱中が13本塁打を放って台頭。一気に阪神ファンの期待が濱中に集まりました。巨人は松井が36本塁打と「やや少なめ」でした 苦笑

 
2002年
阪神 18本/濱中治
.301(366-110)18本 *51打点 *34四死球 OPS*.867

巨人 50本/松井秀喜
.334(500-167)50本 107打点 120四死球 OPS1.153

濱中が前年よりも成績を伸ばし順調に成長していましたが、8月にケガで戦線離脱。まるで濱中の将来を暗示しているかのようです…。巨人は松井が念願の50本塁打達成。オフにメジャー移籍しました。

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阪神「生え抜き和製大砲」不在の歴史 2003~2007

2003年
阪神 16本/桧山進次郎
.278(414-115)16本 63打点 39四死球 OPS.797

巨人 29本/二岡智宏
.300(573-172)29本 67打点 34四死球 OPS.825

開幕から四番で5月に10本塁打到達と好調だった濱中がまたもケガで離脱。この頃「中距離打者」にモデルチェンジしていた桧山が5年ぶりのトップでした。巨人は二岡がキャリアハイの29本塁打を記録。

 
2004年
阪神 28本/今岡誠
.306(572-175)28本 83打点 52四死球 OPS*.865

巨人 33本/阿部慎之助
.301(379-114)33本 78打点 56四死球 OPS1.016

前年首位打者ながら12本塁打だった今岡が突然の「長距離砲」化。ファンに無限の可能性(?)を感じさせました。巨人は阿部が4月に16本塁打と大爆発。後半失速も自身初の30本塁打を達成しました。

 
2005年
阪神 29本/今岡誠
.279(559-156)29本 147打点 62四死球 OPS.834

巨人 26本/阿部慎之助
.300(476-143)26本 *86打点 52四死球 OPS.863

今でも語り草となる今岡の「伝説の147打点」の年。前年に続いて本塁打を量産するも、30本塁打には惜しくもあと1本届きませんでした。巨人は阿部が2年連続のトップ。これで捕手は反則すぎます 笑

 
2006年
阪神 20本/濱中治
.302(486-147)20本 75打点 47四死球 OPS.844

巨人 25本/二岡智宏
.289(551-159)25本 79打点 36四死球 OPS.801

ケガが多く低迷していた濱中が4月に10本塁打と大爆発し、初の打率3割と20本塁打を達成しました。まさかこれが濱中の最後の輝きになるとは…。巨人は二岡が25本塁打で2度目のトップとなりました。

 
2007年
阪神 10本/鳥谷敬
.273(565-154)10本 43打点 68四死球 OPS.724

巨人 35本/高橋由伸
.308(503-155)35本 88打点 82四死球 OPS.982

生え抜き日本人打者が軒並み不調で10本塁打の鳥谷がトップでしたが、桜井広大が291打席で9本塁打と台頭。ファンの期待を集めました(何人目かな?苦笑)。巨人は高橋が意外にも初のトップでした。

 
いかがだったでしょうか。

1996、1997年と2年連続20本塁打を記録した桧山が長距離砲への挑戦を断念して中距離打者となり、ようやく開花した感のあった新庄にはメジャーに逃げられてしまいました 苦笑

新庄の移籍後すぐに台頭した濱中に阪神ファンは待望の「生え抜き和製大砲」誕生の夢を見ましたが、何せこの選手はケガが多く、残念ながら大成するには至りませんでした。

一方、巨人も長年主砲として君臨してきた松井がメジャー移籍し、その後ペタジーニ、小久保裕紀、ローズ、李承燁と長距離砲を他球団から乱獲しましたが、それでも阿部、二岡、高橋らが奮闘しました。

この阪神と巨人の差は一体何なのでしょうか。球場の広さ…?それとも資金力(意味深)…?

続きはまた次回ご紹介します。


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