阪神「自前助っ人大砲」の歴史3/「お古」でしのいでマートン獲得!

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阪神の新外国人選手・ロサリオが、春季キャンプ以降の実戦でトータル11打数8安打。打率.727、3本塁打、9打点と手がつけられないほどの猛打を見せています。

しかし阪神は、これまで自らによる外国人スラッガー獲得には数多くの失敗を重ねてきました。このロサリオのことは本当に信用してもいいんでしょうか…?苦笑

前々回前回に引き続き、阪神の外国人打者獲得に苦しんできた歴史(?)を振り返ります。

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阪神「自前助っ人大砲」の歴史 2003~2007

昨年までの30年間(1988~2017年)のそれぞれの年で、阪神が自ら獲得した外国人打者(他球団から移籍した選手を除く)の中で最多本塁打を記録した選手をご紹介します。

「生え抜き和製大砲」を振り返った記事では巨人の場合と比較しましたが、今回は外国人スラッガー獲得に定評のあるヤクルトの場合と比較しながら4回に渡ってお伝えしています。

3回目は2003~2012年の記録です。

2003年
阪神 **本/該当者なし

ヤク 40本/ラミレス
.333(567-189)40本 124打点 40四死球 OPS.988

この年一軍出場した外国人打者は前年オリックスから移籍のアリアスのみ。強いて挙げるなら自前の外国人投手・ムーアが43打数14安打で打率.326でしたが、残念ながら本塁打は0本でした 笑 ヤクルトはペタジーニが退団した途端にラミレスが打撃開眼。本塁打、打点の二冠王に輝きました。

 
2004年
阪神 *3本/キンケード
.233(*86-*20)*3本 **7打点 16四死球 OPS.725

ヤク 31本/ラミレス
.305(525-160)31本 110打点 30四死球 OPS.888

アリアスが25本塁打を記録しましたが、自前の外国人打者の最多はキンケードの3本塁打でした。オープン戦打率4割のキンケードは、シーズンではわずか102打席で実に12個もの死球を受け離脱を繰り返しました。ヤクルトはラミレスが2年連続の打率3割・30本塁打・100打点を記録しました。

 
2005年
阪神 *9本/スペンサー
.243(276-*67)*9本 *33打点 35四死球 OPS.724

ヤク 32本/ラミレス
.282(596-168)32本 104打点 30四死球 OPS.793

広島から移籍のシーツが19本塁打を記録しましたが、自前の外国人打者の最多はスペンサーの9本塁打でした。スペンサーは成績こそ平凡だったものの、左投手に強く意外性もあったため翌年も残留となりました。ヤクルトはラミレスが打率3割は逃すも3年連続の30本塁打・100打点でした。

 
2006年
阪神 *6本/スペンサー
.222(108-*24)*6本 17打点 *6四死球 OPS.696

ヤク 39本/リグス
.294(591-174)39本 94打点 44四死球 OPS.901

シーツが19本塁打を記録しましたが、自前の外国人打者の最多はスペンサーの6本塁打でした。2年目のスペンサーはキャンプ中に足を踏み外して右足首を捻挫。シーズンでも不振と散々でした。ヤクルトはこの年「バントをしない二番打者」として39本塁打を記録したリグスがトップでした。

 
2007年
阪神 **本/該当者なし

ヤク 35本/ガイエル
.245(497-122)35本 79打点 111四死球 OPS.874

この年一軍出場した外国人打者は9本塁打のシーツのみ。強いて挙げるなら自前の外国人投手・ボーグルソンが1本塁打を記録していました 笑 ヤクルトは新外国人・ガイエルが本塁打王にあと1本と迫る35本塁打。打率.245ながら111四死球で出塁率は.381。IsoDは0.136に達しました。

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阪神「自前助っ人大砲」の歴史 2008~2012

2008年
阪神 *3本/バルディリス
.227(132-30)*3本 16打点 21四死球 OPS.695

阪神 *3本/フォード
.225(129-29)*3本 11打点 13四死球 OPS.656

ヤク 11本/ガイエル
.200(225-45)11本 35打点 36四死球 OPS.701

キャンプ中にテストを受け育成選手として入団したバルディリスと、2004年にメジャーで打率.299、15本塁打という実績を残したフォードがともに残念な成績でトップでした 苦笑 ヤクルトは2年目のガイエルが大不振。2位が3本塁打のリグスと珍しく外国人打者が全く結果を残せませんでした。

 
2009年
阪神 *1本/バルディリス
.103(*29-**3)*1本 *1打点 *2四死球 OPS.368

ヤク 27本/ガイエル
.267(409-109)27本 80打点 68四死球 OPS.900

メジャーで2004年に26本塁打、2005年に25本塁打の新外国人・メンチがわずか15試合の出場で0本塁打と「大外れ」。前年西武に所属したブラゼルが16本塁打を記録しましたが、自前の外国人打者の最多はバルディリスの1本塁打でした。ヤクルトはガイエルが前年の不振から復調しました。

 
2010年
阪神 17本/マートン
.349(613-214)17本 91打点 50四死球 OPS.894

ヤク 16本/ガイエル
.199(251-*50)16本 41打点 58四死球 OPS.768

ブラゼルが47本塁打を記録しましたが、自前の外国人打者の最多はこの年入団したマートンの17本塁打でした。マートンはプロ野球新記録となるシーズン214安打で最多安打を獲得。打率はリーグ3位の.349でした。ヤクルトはガイエルが打率.199ながら驚異の出塁率.350を記録しました 笑

 
2011年
阪神 13本/マートン
.311(579-180)13本 60打点 25四死球 OPS.762

ヤク 31本/バレンティン
.228(486-111)31本 76打点 63四死球 OPS.783

ブラゼルが16本塁打を記録しましたが、自前の外国人打者の最多はマートンの13本塁打でした。マートンはリーグ2位の打率.311。この年導入された「違反球」にもしっかり対応しました。ヤクルトは新外国人・バレンティンが打率リーグ最下位ながら31本塁打で本塁打王を獲得しました。

 
2012年
阪神 *5本/マートン
.260(453-118)*5本 38打点 19四死球 OPS.632

ヤク 31本/バレンティン
.272(353-*96)31本 81打点 67四死球 OPS.958

ブラゼルが12本塁打を記録しましたが、自前の外国人打者の最多はマートンの5本塁打でした。マートンも「違反球」2年目は苦戦したようです。ヤクルトはバレンティンが「規定打席未到達で本塁打王」という2リーグ制後初の「怪」記録を樹立。新外国人・ミレッジが21本塁打で続きました。

「お古」でしのいでマートン獲得!

阪神は2003年に18年ぶりのリーグ優勝を果たし、2005年にも再びリーグ優勝。今回の10年間(2003~2012年)でAクラス6回と、長かった「暗黒時代」にようやくピリオドを打ちました。

その間もキンケード、スペンサー、フォード、メンチなど数多くの「外れ」を引きましたが、アリアス、シーツ、ブラゼルらいわゆる他球団の「お古」の選手を獲得するパターンで何とかしのぎました。

すると2010年、ようやくあのオマリー以来の「大当たり」、マートンを引き当てます。残念ながら「大砲タイプ」ではなかったものの、高打率と勝負強い打撃でチームに大きく貢献しました。

ヤクルトも同じ10年間でAクラス6回を記録しますが、リーグ優勝はありませんでした。

しかし外国人打者には相変わらず恵まれていて、ペタジーニが巨人に移籍した後はラミレスが四番に君臨。自身も巨人に移籍(苦笑)するまで本塁打王1回、打点王2回。5年連続100打点を記録しました。

2007年のラミレス退団後3年間は珍しくやや「人材難」でしたが、2011年にはバレンティンを獲得。なぜヤクルトはこんなにも「優良助っ人」を次々と引き当てることができるのでしょうか?苦笑

バレンティンは入団から2年連続本塁打王を獲得し、いよいよ「あの」2013年がやってきます 笑

それでは、次回は2013~2017年の記録をご紹介します。


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