半規定打席・打撃ランキング2012/リアル本塁打王!バレンティン

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「規定打席未到達の打撃成績」という「隠れた記録」の面白さを広めたい…。

そんな私の個人的な思いから、「規定打席の半分に到達した打者」すなわち「半規定打席到達者」(規定打席未到達の打者に限る)による打撃ランキングを作成するこのシリーズ。

今回は、2012年の半規定打席到達者の打撃ランキングを発表したいと思います。

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半規定打席到達者・打率ベスト10!2012

まず、2012年のセ・リーグ、パ・リーグの実際の打率ベスト10と各部門のタイトルホルダーは、日本野球機構サイト内の下記のページからご確認いただけます。

年度別成績 2012年 セントラル・リーグ
年度別成績 2012年 パシフィック・リーグ

2012年の規定打席数はセ・パともに「446打席」なので、半規定打席数はその半分の「223打席」とします。

それでは、2012年の12球団の半規定打席到達者の打率ベスト10を発表します!

さらに、打率ベスト10圏外の中から本塁打率が優秀な打者も併せてご紹介します。

 
10位 大崎雄太朗(西武)
.269(260-*70)*1本 22打点 24四死球 OPS.673

*9位 バレンティン(ヤクルト)
.272(353-*96)31本 81打点 67四死球 OPS.958

*8位 新井良太(阪神)
.280(322-*90)11本 32打点 44四死球 OPS.803

*7位 T-岡田(オリックス)
.280(378-106)10本 56打点 26四死球 OPS.745

*6位 清田育宏(ロッテ)
.281(253-*71)*3本 29打点 34四死球 OPS.755

*5位 石川雄洋(DeNA)
.285(263-*75)*1本 14打点 27四死球 OPS.693

*4位 嶋基宏(楽天)
.291(265-*77)*1本 *8打点 37四死球 OPS.708

*3位 桝田慎太郎(楽天)
.295(254-*75)*5本 32打点 24四死球 OPS.783

*2位 松田宣浩(ソフトバンク)
.300(360-108)*9本 56打点 28四死球 OPS.840

*1位 ホワイトセル(ロッテ)
.309(223-*69)*9本 43打点 33四死球 OPS.886
 

**位 ブランコ(中日)
.248(311-*77)24本 65打点 45四死球 OPS.851

**位 ホフパワー(日本ハム)
.247(296-*73)14本 37打点 28四死球 OPS.743

**位 エルドレッド(広島)
.262(225-*69)11本 35打点 23四死球 OPS.780

 
さて、ランキングを見ていきましょう。

1位は、前年ヤクルトからロッテに移籍してきたホワイトセル。打撃不振などもあり約3か月間二軍暮らしが続きましたが、7/16に一軍昇格してからは8月に月間MVPを獲るなどよく打ちました。

2位の松田は、この年は開幕から一度も打率3割を切ることなく好調をキープしていましたが、8/1に美馬学(楽天)から死球を受け右手を骨折。その後のシーズンのほとんどを棒に振ってしまいました。

3位の桝田は、この年初めて一軍に定着。6月は打率4割以上を記録し、夏場からは四番を任されるなど活躍しました。しかし9/5の試合で左ひざの靱帯を痛め、そのままリタイアとなってしまいました。

2位、3位と怪我に泣いた選手が続きました。

それにしても、この年はいわゆる「違反球」が使用された年とあって、各打者本塁打の少ない地味なランキングとなっています。

そんな中、一人だけ異次元の成績を残したのが9位のバレンティン。なんと31本塁打を放ち、前年に続いて2年連続の本塁打王を獲得しました。しかも規定打席未到達の本塁打王は史上初。

翌年前人未到の60本塁打を記録しますが、バレンティンは2012年すでに球史に名を刻んでいました。

そのバレンティンの陰に隠れましたが、ブランコも311打数でリーグ3位の24本塁打と、なかなか高い本塁打率を記録しています。

8位には、昨年限りで引退した新井がランクインしました。新井はこの年47試合で四番を打つなどブレイク。その打者が5年後には引退するのですから、プロ野球の世界は本当に厳しいです…。

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13人がもしフル出場していたら?

次に、上記の打者たちがもしもこの年フル出場していたら、一体どういう成績を残していたのでしょうか。いつもの「リアル規定打席換算」を使って見てみましょう。

「リアル規定打席換算」とは、上記の13人の成績を2012年のセ・パ両リーグそれぞれの規定打席到達者の平均打席数(セ:545打席、パ:534打席)で換算するという手法です。

ただし、安打数、本塁打数、打点、四死球数などは小数点第1位を四捨五入しますので、打率やOPSは若干変わることがあります。その点はご了承ください。

 
大崎雄太朗(西武)
.268(466-125)*2本 *39打点 43四死球 OPS.673

バレンティン(ヤクルト)
.271(468-127)41本 107打点 89四死球 OPS.956

新井良太(阪神)
.279(474-132)16本 *47打点 65四死球 OPS.801

T-岡田(オリックス)
.280(500-140)13本 *74打点 34四死球 OPS.742

清田育宏(ロッテ)
.281(463-130)*5本 *53打点 62四死球 OPS.752

石川雄洋(DeNA)
.286(472-135)*2本 *25打点 48四死球 OPS.696

嶋基宏(楽天)
.291(447-130)*2本 *14打点 63四死球 OPS.710

桝田慎太郎(楽天)
.295(468-138)*9本 *59打点 44四死球 OPS.783

松田宣浩(ソフトバンク)
.300(493-148)12本 *77打点 38四死球 OPS.839

ホワイトセル(ロッテ)
.309(463-143)19本 *89打点 69四死球 OPS.887
 

ブランコ(中日)
.248(472-117)36本 *99打点 68四死球 OPS.848

ホフパワー(日本ハム)
.247(486-120)23本 *61打点 46四死球 OPS.743

エルドレッド(広島)
.262(488-128)24本 *76打点 50四死球 OPS.782

 
すでに本塁打王を確定させていたバレンティンが41本塁打となりました。この年はパ・リーグの本塁打王が中村剛也(西武)で27本塁打ですから、41本塁打というのは驚異的な数字です。

さらにバレンティンは107打点となり、阿部慎之助(巨人)の104打点を上回って「仮想・打点王」も獲得、現実の本塁打王と合わせて二冠王に輝きました。

その他にタイトルホルダーは誕生しませんでしたが、ブランコの36本塁打、99打点というのも、この年が「違反球」ということを考えると素晴らしい成績です。

ホワイトセルもいいですね。この年のパ・リーグの打点王が李大浩(オリックス)で91打点。ホワイトセルが開幕から夏場の打撃ができていれば、十分タイトルも狙える好成績でした。

余談ですが、このホワイトセルの成績は1992年の前田智徳(広島)の成績そっくりです。

前田智徳(広島)
1992  .308(493-152)19本 89打点 56四死球 OPS.858

19本塁打で89打点って、なんかすごくテンションが上がってしまいます 笑

桝田もなかなかの成績です。桝田は楽天が日本一になったこの翌年にも打率.272、8本塁打、47打点と活躍しましたが、昨年はわずか45試合出場で1本塁打。伸び悩んでいます…。

この企画常連のエルドレッドはこの年が来日1年目でしたが、やはり安定の好成績。

エルドレッドはこれまでの6年間で規定打席到達が2014年の1回だけですが、その年は本塁打王を獲得しています。今年こそはフル出場して、ぜひ2回目のタイトルを狙ってほしいです。

ということで、2012年は以上です!


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