半規定打席・打撃ランキング2009/驚異のアダム・ダン3連発!笑

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「規定打席未到達の打撃成績」という「隠れた記録」の面白さを広めたい…。

そんな私の個人的な思いから、「規定打席の半分に到達した打者」すなわち「半規定打席到達者」(規定打席未到達の打者に限る)による打撃ランキングを作成するこのシリーズ。

今回は、2009年の半規定打席到達者の打撃ランキングを発表したいと思います。

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半規定打席到達者・打率ベスト10!2009

2009年の規定打席数はセ・リーグ、パ・リーグともに「446打席」なので、半規定打席数はその半分の「223打席」とします。

ちなみに、2009年のセ・リーグ、パ・リーグの実際の打率ベスト10と各部門のタイトルホルダーは、日本野球機構のサイト内の下記のページからご確認いただけます。

年度別成績 2009年 セントラル・リーグ
年度別成績 2009年 パシフィック・リーグ

それでは、2009年の12球団の半規定打席到達者の打率ベスト10を発表します!

さらに、打率ベスト10圏外の中の「本塁打率が優秀な打者」も併せてご紹介します。

 
10位 松本哲也(巨人)
.293(372-109)*0本 15打点 25四死球 OPS.665

*9位 山崎浩司(オリックス)
.297(246-*73)*3本 26打点 18四死球 OPS.730

*8位 藤井淳志(中日)
.299(401-120)10本 49打点 24四死球 OPS.781

*7位 天谷宗一郎(広島)
.300(317-*95)*5本 41打点 33四死球 OPS.796

*6位 石井義人(西武)
.300(383-115)*6本 39打点 33四死球 OPS.762

*5位 桜井広大(阪神)
.302(281-*85)12本 42打点 35四死球 OPS.886

*4位 高須洋介(楽天)
.304(204-*62)*1本 22打点 20四死球 OPS.744

*3位 ローズ(オリックス)
.308(295-*91)22本 62打点 48四死球 OPS.985

*2位 カブレラ(オリックス)
.314(239-*75)13本 39打点 35四死球 OPS.919

*1位 谷佳知(巨人)
.331(287-*95)11本 48打点 25四死球 OPS.916

 
**位 村田修一(横浜)
.274(343-*94)25本 69打点 26四死球 OPS.870

**位 ジョンソン(横浜)
.215(325-*70)24本 57打点 56四死球 OPS.791

**位 李承燁(巨人)
.229(223-*51)16本 36打点 33四死球 OPS.811

**位 ボカチカ(西武)
.215(195-*42)13本 32打点 38四死球 OPS.809

 
さて、ランキングを見ていきましょう。

1位の谷は、前半戦は右翼手として左打者の亀井義行と併用されましたが、亀井が一塁手に回ってからはレギュラーに定着。8月以降打率.370の猛打を見せ、リーグ優勝のラストスパートに貢献しました。

2位のカブレラは、4/23の試合で右足小指を骨折し登録抹消。7月に復帰し、その月の月間MVPを受賞しましたが、今度は9月に背筋痛で再び登録抹消。わずか65試合の出場に終わってしまいました。

3位はこの年41歳のローズ。3・4月で10本塁打と好調なスタートも、5/13の試合で死球を受け右手骨折。8月に復帰以降も11本塁打を重ねましたが、オフに契約交渉が難航、この年限りで引退しました。

カブレラとローズはどちらも試合中の骨折で長期離脱。その影響は大きく、前年2位と健闘したオリックスはこの年首位と26.0ゲーム差でダントツの最下位に沈んでしまいました。

10位の松本は、5月に入り中堅手のレギュラーに定着。わずかに規定打席には届かなかったものの、二番打者として27犠打、16盗塁を記録し、育成枠出身野手初となる新人王を受賞しました。

5位の桜井は、打率3割で2ケタ本塁打。将来の大砲候補として大いに期待させてくれたんですがね~。この選手は故障が多く、結局2年後の2011年に右ひじ痛が原因で戦力外通告を受けてしまいました。

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14人がもしフル出場していたら?

次に、上記の打者たちがもしもこの年フル出場していたら、一体どういう成績を残していたのでしょうか。いつもの「リアル規定打席換算」を使って見てみましょう。

「リアル規定打席換算」とは、上記の14人の成績を2009年のセ・パ両リーグそれぞれの規定打席到達者の平均打席数(セ:555打席、パ:543打席)で換算するという私のオリジナル(?)の手法です。

ただし、割り出された安打数、本塁打数、打点、四死球数などは小数点第一位を四捨五入しますので、その影響で打率やOPSが若干変化することがあります。その点はご了承ください。

それでは一気に「リアル規定打席換算」いきます!

 
松本哲也(巨人)

.294(487-143)*0本 *20打点 33四死球 OPS.665

山崎浩司(オリックス)
.298(484-144)*6本 *51打点 35四死球 OPS.732

藤井淳志(中日)
.299(508-152)13本 *62打点 30四死球 OPS.781

天谷宗一郎(広島)
.300(487-146)*8本 *63打点 51四死球 OPS.800

石井義人(西武)
.300(494-148)*8本 *50打点 42四死球 OPS.763

桜井広大(阪神)
.303(488-148)21本 *73打点 61四死球 OPS.889

高須洋介(楽天)
.305(469-143)*2本 *51打点 46四死球 OPS.744

ローズ(オリックス)
.309(463-143)35本 *97打点 75四死球 OPS.989

カブレラ(オリックス)
.314(472-148)26本 *77打点 69四死球 OPS.921

谷佳知(巨人)
.331(504-167)19本 *84打点 44四死球 OPS.915

 
圏外 村田修一(横浜)
.273(516-141)38本 104打点 39四死球 OPS.873

圏外 ジョンソン(横浜)
.216(473-102)35本 *83打点 81四死球 OPS.791

圏外 李承燁(巨人)
.228(482-110)35本 *78打点 71四死球 OPS.812

圏外 ボカチカ(西武)
.216(449-*97)30本 *74打点 87四死球 OPS.808

 
まずはタイトルホルダーから。

谷の打率.331がラミレス(巨人)の打率.322を上回り、「仮想・首位打者」を獲得しました。

加えて19本塁打、84打点は、2003年に記録した自身のキャリアハイ(打率.350、21本塁打、92打点)を彷彿とさせる見事な好成績となりました。

ローズの35本塁打、97打点も、41歳という年齢を考えると凄まじいです。

かつて、両者50本塁打以上というハイレベルな本塁打王争いを演じた3歳年下のカブレラが、この頃にはすっかり中距離打者のような成績になっているのとは対照的です。

この年の戦線離脱は試合中の死球による骨折が原因ですから、高齢とは言え翌年も30本塁打以上は十分見込めただけに、まだまだ引退には早すぎた気がします。

桜井は20本塁打をクリアし、同じく阪神の大砲候補として期待されながら大成しきれなかった濱中治のキャリアハイと瓜二つな成績になりました。2人とも故障さえなければ…。

濱中治(阪神)
2006  .302(489-147)20本 75打点 47四死球 OPS.844

前年まで2年連続本塁打王だった村田は、この頃まではパワーがありましたね。38本塁打は本塁打王のブランコ(中日)に惜しくも1本及びませんでしたが、怖い打者でした。今年はどうなることやら…。

さて、ジョンソン、李、ボカチカは怒涛のアダム・ダン3連発です!笑

3人とも三振数は100を超え、「(本塁打+四球+三振)÷打席」で割り出される「アダム・ダン率」は、ジョンソンが40.5%、李が42.3%、ボカチカにいたってはなんと51.7%です!

こういう打者はもっといていいと思います。

ということで、2009年は以上です!


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