半規定打席・打撃ランキング2006/パスクチ!パスクチ!パスクチ!

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「規定打席未到達の打撃成績」という「隠れた記録」の面白さを広めたい…。

そんな私の個人的な思いから、「規定打席の半分に到達した打者」すなわち「半規定打席到達者」(規定打席未到達の打者に限る)による打撃ランキングを作成するこのシリーズ。

今回は、2006年の半規定打席到達者の打撃ランキングを発表したいと思います。

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半規定打席到達者・打率ベスト10!2006

2006年のセ・リーグ、パ・リーグの実際の打率ベスト10と各部門のタイトルホルダーは、日本野球機構サイト内の下記のページからご確認いただけます。

年度別成績 2006年 セントラル・リーグ
年度別成績 2006年 パシフィック・リーグ

2006年の規定打席数はセが「452打席」、パが「421打席」ですので、半規定打席数はそれぞれ半分のセが「226打席」、パが「210.5打席」の小数点第1位を四捨五入した「211打席」とします。

それでは、2006年の12球団の半規定打席到達者の打率ベスト10を発表します!

さらに、打率ベスト10圏外の中から本塁打率が優秀な打者も併せてご紹介します。

 
10位 関川浩一(楽天)
.286(199-*57)*1本 *9打点 18四死球 OPS.687

*9位 福地寿樹(西武)
.289(294-*85)*4本 22打点 23四死球 OPS.742

*8位 北川博敏(オリックス)
.290(373-108)*8本 55打点 27四死球 OPS.777

*7位 森笠繁(広島)
.292(291-*85)*6本 31打点 20四死球 OPS.756

*6位 栗原健太(広島)
.295(373-110)20本 69打点 21四死球 OPS.837

*5位 関本賢太郎(阪神)
.301(356-107)*9本 33打点 48四死球 OPS.823

*4位 宮本慎也(ヤクルト)
.304(270-*82)*2本 34打点 14四死球 OPS.711

*3位 吉村裕基(横浜)
.311(396-123)26本 66打点 16四死球 OPS.909

*2位 井上一樹(中日)
.311(273-*85)11本 39打点 12四死球 OPS.817

*1位 石井義人(西武)
.312(186-*58)*3本 16打点 24四死球 OPS.803

 
**位 小久保裕紀
(巨人)
.256(308-*79)19本 55打点 32四死球 OPS.782

**位 パスクチ(ロッテ)
.222(203-*45)13本 32打点 34四死球 OPS.800

 
さて、ランキングを見ていきましょう。

1位は「打撃の天才」と称された石井でした。前年初の規定打席到達でリーグ4位の打率.312を記録しましたが、この年は故障などもあり出場機会が半減。それでも2年連続で高打率を残しました。

2位の井上は、三番・福留孝介、四番・タイロン・ウッズを擁したこの年の中日の強力打線を準レギュラーとして支えました。この選手は「規定打席未到達で2ケタ本塁打」を通算4回も記録しています。

関連記事:一本足打法・片平晋作氏を偲んで/「規定打席未到達で2ケタ本塁打」通算4回

3位の吉村は高卒4年目の大ブレイク。それまで9本塁打と好調だった6/3に死球で骨折し、4週間離脱したものの、復帰後も打ちまくり26本塁打。新人王の得票数は梵英心(広島)に次ぐ2位でした。

7位の栗原は、前年規定打席未到達ながら打率.323、15本塁打の好成績を残し、この年はレギュラーとして四番に座ることもありましたが、8月に椎間板ヘルニアで戦線離脱となってしまいました。

9位の福地は、1994年から12年間所属した広島では主に代走要員で通算80安打。ところがトレードによる西武移籍1年目に突然才能が開花し、85安打で打率.289、リーグ3位の25盗塁を記録しました。

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12人がもしフル出場していたら?

次に、上記の打者たちがもしもこの年フル出場していたら、一体どういう成績を残していたのでしょうか。いつもの「リアル規定打席換算」を使って見てみましょう。

「リアル規定打席換算」とは、上記の12人の成績を2006年のセ・パ両リーグそれぞれの規定打席到達者の平均打席数(セ:580打席、パ:500打席)で換算するという手法です。

ただし、安打数、本塁打数、打点、四死球数などは小数点第1位を四捨五入しますので、打率やOPSは若干変わることがあります。その点はご了承ください。

 
関川浩一(楽天)

.286(427-122)*2本 *19打点 39四死球 OPS.685

福地寿樹(西武)
.290(441-128)*6本 *33打点 35四死球 OPS.748

北川博敏(オリックス)
.289(463-134)10本 *68打点 33四死球 OPS.775

森笠繁(広島)
.292(534-156)11本 *57打点 37四死球 OPS.754

栗原健太(広島)
.295(545-161)29本 101打点 31四死球 OPS.837

関本賢太郎(阪神)
.300(470-141)12本 *44打点 63四死球 OPS.823

宮本慎也(ヤクルト)
.304(540-164)*4本 *68打点 28四死球 OPS.711

吉村裕基(横浜)
.310(552-171)36本 *92打点 22四死球 OPS.903

井上一樹(中日)
.311(550-171)22本 *79打点 24四死球 OPS.814

石井義人(西武)
.311(437-136)*7本 *38打点 56四死球 OPS.800

 
小久保裕紀
(巨人)
.256(520-133)32本 *93打点 54四死球 OPS.780

パスクチ(ロッテ)
.223(427-*95)27本 *67打点 71四死球 OPS.798

 
本塁打数が少なく全体的に地味な成績が並んだ過去2回(2007年版2008年版)とは違い、元の成績が「強打者らしい」好成績に化けた打者が何人かいます。

まずは吉村でしょう。26本だった本塁打が、同年のチームの四番・村田修一の34本を凌ぐ36本となりました。打率.310と併せて一流スラッガーが残す数字を高卒4年目で叩き出してしまいました。

今回の580打席とほぼ同じ574打席に立った2008年には実際34本塁打を記録しました。その時まだ24歳。まさか吉村がその後の9年間で46本塁打しか打てないほど急激に劣化するとは思いませんでした。

栗原は30本塁打にはわずかに届かなかったものの、打点は100を超えました。栗原も2008年に実際103打点を記録し、打率.332、23本塁打。26歳にして堂々と四番打者を務めました。

しかし、30歳になった2012年以降本塁打ゼロとこちらも急激に衰え、2016年に引退しました。

吉村にせよ栗原にせよ、あまりにも短い全盛期でした。

一方、30歳だったこの年にようやくレギュラーを掴んだ福地は25盗塁が38盗塁となり、同年33盗塁の西岡剛(ロッテ)を上回って仮想・盗塁王となりました。

なお福地は、現実にもFAの人的補償選手としてヤクルトに移籍した2008年から2年連続盗塁王を獲得しています。今回の「リアル規定打席換算」はかなり優秀に未来を予測(?)してますね 笑

井上も22本塁打、79打点はなかなかの強打者です。実際は左投手に弱いので、「もし井上がフル出場してもこんな成績にはならねえよ!」なんて野暮なツッコミはなしでお願いします 苦笑

それにしても森笠や関本が2ケタ本塁打というのは違和感ありますね~。2人ともパンチ力はあったとはいえ、残念ながら2ケタ本塁打のイメージは全くありません。

最後はパスクチ。…は特に何もありません。ただ名前がやっぱりインパクトあるなぁと思って… 笑

ということで、2006年は以上です!


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