半規定打席・打撃ランキング2004/「超打高」だったんですけど…

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「規定打席未到達の打撃成績」という「隠れた記録」の面白さを広めたい…。

そんな私の個人的な思いから、「規定打席の半分に到達した打者」すなわち「半規定打席到達者」(規定打席未到達の打者に限る)による打撃ランキングを作成するこのシリーズ。

今回は、2004年の半規定打席到達者の打撃ランキングを発表したいと思います。

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半規定打席到達者・打率ベスト10!2004

2004年の規定打席数はセ・リーグが「427打席」、パ・リーグが「412打席」でした。

したがって、半規定打席数はそれぞれ半分のセが「213.5打席」の小数点第一位を四捨五入した「214打席」、パが「206打席」となります。

ちなみに、2004年のセ・リーグ、パ・リーグの実際の打率ベスト10と各部門のタイトルホルダーは、日本野球機構のサイト内の下記のページからご確認いただけます。

年度別成績 2004年 セントラル・リーグ
年度別成績 2004年 パシフィック・リーグ

この年は何と言っても松中信彦(ダイエー)に尽きます。平成唯一の三冠王に輝きました。それからセ・リーグでは嶋重宣(広島)が「赤ゴジラ」としてブレイク。初の首位打者を獲得しています。

それでは、2004年の12球団の半規定打席到達者の打率ベスト10を発表します!

さらに、打率ベスト10圏外の中の「本塁打率が優秀な打者」も併せてご紹介します。

10位 石本努(日本ハム)
.289(204-*59)*1本 11打点 17四死球 OPS*.676

*9位 本間満(ダイエー)
.290(252-*73)*2本 24打点 17四死球 OPS*.721

*8位 鷹野史寿(近鉄)
.293(191-*56)*5本 24打点 20四死球 OPS*.805

*7位 早川大輔(オリックス)
.307(215-*66)*4本 21打点 21四死球 OPS*.795

*6位 宮地克彦(ダイエー)
.310(252-*78)*3本 24打点 16四死球 OPS*.734

*5位 土橋勝征(ヤクルト)
.315(327-103)*9本 34打点 24四死球 OPS*.786

*4位 関本賢太郎(阪神)
.316(354-112)*5本 41打点 54四死球 OPS*.805

*3位 佐藤友亮(西武)
.317(306-*97)*2本 27打点 29四死球 OPS*.754

*2位 小田智之(日本ハム)
.322(230-*74)*8本 31打点 24四死球 OPS*.907

*1位 塩崎真(オリックス)
.341(290-*99)*8本 39打点 30四死球 OPS*.890

 
**位 カブレラ(西武)
.280(250-*70)25本 62打点 37四死球 OPS1.013

**位 エチェバリア(日本ハム)
.258(306-*79)16本 54打点 51四死球 OPS*.828

**位 内川聖一(横浜)
.287(338-*97)17本 45打点 18四死球 OPS*.798

「地味地味アン地味」なランキング…

この年は、いわゆる「ラビットボール」が使用されたとされる期間の中でも特にセ・パ両リーグ本塁打数が多く、「スーパーラビット時代」などと揶揄されることもある「超打高」のシーズンでした。

参考サイト:No.05 野球を楽しむためのブログ

そ、それなのに…。とんでもないことが起こりました!

なんとベスト10の中に2ケタ本塁打を記録した打者が1人もいません!顔ぶれを見ても(失礼)まさに「地味地味アン地味」なランキングとなってしまいました 苦笑

…気を取り直してランキングを見ていきましょう。

1位の塩崎は2005年版(3位)に続いてのランクイン。2002年は打率.203、2003年は打率.225と2年続けて打撃不振でしたが、この年は打撃フォーム改造が功を奏し.341の高打率を記録しました。

2位の小田は前年二軍で打率.347、9本塁打。「打撃の天才」と呼ばれた才能の片鱗を見せたのがこの年でした。左打者ながら対左投手が33打数13安打の打率.394。後半戦の打率はリーグ1位でした。

3位の佐藤は6月ごろから「一番・右翼手」としてレギュラーに定着。得意の右打ちを活かしたいやらしい打撃で打率.317を記録しました。ずっとレギュラーとして活躍できる選手だと思いましたが…。

4位の関本は規定打席にわずか14打席足らず。2006年版では打率.301で5位でしたが、その時もあと13打席届かず。初めて規定打席に到達した2008年はなんと「あと1安打」で打率3割を逃しました…。

関連記事:まさに「天国と地獄」!「あと1安打」で打率3割を逃した打者たち

カブレラは2002、2003年と2年連続50本塁打を記録していましたが、この年はオープン戦で死球を受け右腕を骨折。前半戦を棒に振り、残念ながら史上初の3年連続50本塁打はなりませんでした。

内川は実はこの年まだ高卒4年目。ここから紆余曲折あってブレイクしたのは4年後の2008年でした。初の規定打席到達で打率.378を記録し首位打者を獲得。早熟かと思わせてやや遅咲きでした 笑

ちなみに今回の打率10位以内の選手で現役時代に規定打席到達を果たしたのは、塩崎、関本、土橋、宮地、早川とちょうど半分の5人だけ。いかに地味なメンバーであるかが分かると思います 苦笑

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13人がもしフル出場していたら?

次に、上記の打者たちがもしもこの年フル出場していたら、一体どういう成績を残していたのでしょうか。いつもの「リアル規定打席換算」を使って見てみましょう。

「リアル規定打席換算」とは、上記の13人の成績を2004年のセ・パ両リーグそれぞれの規定打席到達者の平均打席数(セ:532打席、パ:508打席)で換算するという私のオリジナル(?)の手法です。

ただし、割り出された安打数、本塁打数、打点、四死球数などは小数点第一位を四捨五入しますので、その影響で打率やOPSが若干変化することがあります。その点はご了承ください。

それでは一気に「リアル規定打席換算」いきます!

石本努(日本ハム)
.289(450-130)*2本 *24打点 38四死球 OPS*.674

本間満(ダイエー)
.289(457-132)*4本 *44打点 31四死球 OPS*.723

鷹野史寿(近鉄)
.293(454-133)12本 *57打点 47四死球 OPS*.804

早川大輔(オリックス)
.307(437-134)*8本 *43打点 43四死球 OPS*.793

宮地克彦(ダイエー)
.309(466-144)*6本 *44打点 29四死球 OPS*.734

土橋勝征(ヤクルト)
.314(487-153)13本 *51打点 36四死球 OPS*.782

関本賢太郎(阪神)
.317(455-144)*6本 *53打点 70四死球 OPS*.802

佐藤友亮(西武)
.316(449-142)*3本 *39打点 42四死球 OPS*.753

小田智之(日本ハム)
.322(453-146)16本 *61打点 47四死球 OPS*.909

塩崎真(オリックス)
.341(437-149)12本 *59打点 45四死球 OPS*.892

 
カブレラ(西武)
.281(438-123)44本 109打点 65四死球 OPS1.018

エチェバリア(日本ハム)
.259(432-112)23本 *76打点 72四死球 OPS*.834

内川聖一(横浜)
.287(488-140)25本 *65打点 26四死球 OPS*.800

「超打高」だったんですけど…

さすがに元が「地味地味アン地味」だけあって、グッとくる成績があまりありません。

塩崎は.341の高打率でしたが、この年のパ・リーグ首位打者は三冠王・松中で打率.358。2位にも打率.345の小笠原道大が控え、塩崎はリーグ3位相当でした。ま、「超打高」のシーズンですからね 笑

その代わり(?)カブレラの44本塁打がその松中とセギノール(日本ハム)に並び、「仮想・本塁打王」となりました。実現していれば2リーグ制後初めて「本塁打王が3人」になるところでした。

小田の成績はなかなか「打撃の天才」らしい数字に仕上がりましたね。まさに「天才」と呼ばれることも多い昨年のセ・リーグ首位打者、宮崎敏郎(DeNA)が全く同じような成績を残しています。

宮崎敏郎(DeNA)
2017  .323(480-155)15本 62打点 42四死球 OPS.856

しかしそれにしても地味ですね~。「半規定打席シリーズ」で成績がここまで地味なのは「違反球」だった2011年版2012年版以来でしょうか。

2004年は巨人がチーム本塁打259本を記録して「史上最強打線」と呼ばれるなど(ただしチームは3位 笑)本当に「超打高」だったんですけどね~。何せ仁志敏久(巨人)が28本塁打ですから 苦笑

なんだか盛り上がりに欠ける回で申し訳ありませんでした…。

ちなみに3割打者はセ・リーグが21人でパ・リーグが15人。本当に「超打高」だったんですけどね~。

何せ高橋信二(日本ハム)が26本塁打ですから 苦笑

…ということで、2004年は以上です!


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