半規定打席・打撃ランキング2003/祝・BC栃木入団!村田の1年目

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「規定打席未到達の打撃成績」という「隠れた記録」の面白さを広めたい…。

そんな私の個人的な思いから、「規定打席の半分に到達した打者」すなわち「半規定打席到達者」(規定打席未到達の打者に限る)による打撃ランキングを作成するこのシリーズ。

今回は、2003年の半規定打席到達者の打撃ランキングを発表したいと思います。

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半規定打席到達者・打率ベスト10!2003

2003年の規定打席数はセ・リーグ、パ・リーグともに「434打席」なので、半規定打席数はその半分の「217打席」とします。

ちなみに、2003年のセ・リーグ、パ・リーグの実際の打率ベスト10と各部門のタイトルホルダーは、日本野球機構のサイト内の下記のページからご確認いただけます。

年度別成績 2003年 セントラル・リーグ
年度別成績 2003年 パシフィック・リーグ

セは阪神が18年ぶりの優勝を果たし、チームの一番打者を務めた今岡誠が打率.340で首位打者を獲得。正捕手・矢野輝弘が打率.328で3位、盗塁王・赤星憲広が打率.312で8位に名を連ねました。

パは打率.340以上の打者がなんと4人もいるという「打高」のシーズンでしたが、打率.360の小笠原道大(日本ハム)が打率.350の谷佳知(オリックス)を振り切り、2年連続の首位打者を獲得しました。

それでは、2003年の12球団の半規定打席到達者の打率ベスト10を発表します!

さらに、打率ベスト10圏外の中の「本塁打率が優秀な打者」も併せてご紹介します。

10位 木元邦之(日本ハム)
.300(373-112)14本 59打点 31四死球 OPS*.810

*9位 土橋勝征(ヤクルト)
.302(268-*81)*6本 27打点 24四死球 OPS*.786

*8位 阿部慎之助(巨人)
.303(314-*95)15本 51打点 49四死球 OPS*.892

*7位 大島裕行(西武)
.307(254-*78)*7本 33打点 17四死球 OPS*.809

*6位 北川博敏(近鉄)
.309(317-*98)13本 50打点 38四死球 OPS*.891

*5位 大西崇之(中日)
.313(332-104)*9本 35打点 22四死球 OPS*.804

*4位 関川浩一(中日)
.316(247-*78)*2本 23打点 29四死球 OPS*.778

*3位 浅井樹(広島)
.319(207-*66)*7本 32打点 24四死球 OPS*.847

*2位 里崎智也(ロッテ)
.319(213-*68)*8本 39打点 29四死球 OPS*.904

*1位 ペタジーニ(巨人)
.323(331-107)34本 81打点 82四死球 OPS1.139

 
**位 清原和博(巨人)
.290(341-*99)26本 68打点 58四死球 OPS*.935

**位 村田修一(横浜)
.224(330-*74)25本 56打点 38四死球 OPS*.788

**位 古木克明(横浜)
.208(351-*73)22本 37打点 38四死球 OPS*.716

**位 多村仁志(横浜)
.293(242-*71)18本 46打点 17四死球 OPS*.906

**位 江藤智(巨人)
.268(269-*72)17本 43打点 22四死球 OPS*.798

古木、伝説の「22本塁打・37打点」!

それではランキングを見ていきましょう。

1位はヤクルトから巨人移籍1年目のペタジーニ。一塁手には清原がいたため慣れない外野を守り、5月にひざを痛めて登録抹消。規定打席には届かなかったものの、驚異の34本塁打を記録しました。

2位の里崎は前年はわずか12試合の出場で1安打しか打てませんでしたが、この年は5年目にしてようやく一軍に定着。「打てる捕手」としての才能が開花し、78試合で打率.319と大きく飛躍しました。

3位の浅井はレギュラー級の実力がありながら、広島で長年「準レギュラー」や「代打の切り札」として活躍しました。この年は200打席以上のシーズンの中ではキャリアハイの打率.319を記録しました。

関連記事:広島・松山、「左の最強準レギュラー」から四番へ!歴任者との共通点は?

6位の北川は「半規定打席シリーズ」初の近鉄の選手としてランクイン。2001年に「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打」を打ってブレイクし、この年の活躍でレギュラーへの足固めをしました。

1位のペタジーニを外野に追いやった(?)清原は故障がちで規定打席には届きませんでしたが、こうして改めて見ると十分素晴らしい成績です。結局この人の巨人時代の最大の敵は「ケガ」でした。

関連記事:巨人時代の清原がもしもケガをしなかったらどんな成績を残したのか?

古木にも触れておきましょう。みなさんご存じ「22本塁打・37打点」の年です 笑

前年高卒4年目、22歳の古木は9/7にプロ初本塁打を放つとシーズン終了までの1か月半で9本塁打。私は「松井秀喜級」のスラッガー誕生を期待したことを憶えていますが、現実は厳しいものでした…。

しかし、この「22本塁打・37打点」は今でもネット上で弄ばれる(?)偉大な数字です 苦笑

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15人がもしフル出場していたら?

次に、上記の打者たちがもしもこの年フル出場していたら、一体どういう成績を残していたのでしょうか。いつもの「リアル規定打席換算」を使って見てみましょう。

「リアル規定打席換算」とは、上記の15人の成績を2003年のセ・パ両リーグそれぞれの規定打席到達者の平均打席数(セ:542打席、パ:537打席)で換算するという私のオリジナル(?)の手法です。

ただし、割り出された安打数、本塁打数、打点、四死球数などは小数点第一位を四捨五入しますので、その影響で打率やOPSが若干変化することがあります。その点はご了承ください。

それでは一気に「リアル規定打席換算」いきます!

木元邦之(日本ハム)
.300(496-149)19本 *78打点 *41四死球 OPS*.812

土橋勝征(ヤクルト)
.303(485-147)11本 *49打点 *44四死球 OPS*.789

阿部慎之助(巨人)
.302(460-139)22本 *75打点 *72四死球 OPS*.890

大島裕行(西武)
.308(500-154)14本 *65打点 *33四死球 OPS*.810

北川博敏(近鉄)
.310(475-147)19本 *75打点 *57四死球 OPS*.886

大西崇之(中日)
.312(493-154)13本 *52打点 *33四死球 OPS*.799

関川浩一(中日)
.317(474-150)*4本 *44打点 *56四死球 OPS*.780

浅井樹(広島)
.318(484-154)16本 *75打点 *56四死球 OPS*.842

里崎智也(ロッテ)
.319(451-144)17本 *83打点 *62四死球 OPS*.905

ペタジーニ(巨人)
.323(434-140)45本 106打点 107四死球 OPS1.139

 
清原和博(巨人)
.290(459-133)35本 *91打点 *78四死球 OPS*.934

村田修一(横浜)
.225(480-108)36本 *81打点 *55四死球 OPS*.786

古木克明(横浜)
.209(489-102)31本 *52打点 *53四死球 OPS*.720

多村仁志(横浜)
.293(505-148)38本 *96打点 *35四死球 OPS*.907

江藤智(巨人)
.268(493-132)31本 *79打点 *40四死球 OPS*.797

祝・BC栃木入団!村田の1年目

それほど華やかではないものの、「スーパーラビット」の年でありながら「地味地味アン地味」だった2004年版と比べるとそれなりに粒ぞろいな成績が揃いました。

まずはペタジーニの成績が「ペタジーニらしい」数字に化けました。というか45本塁打はキャリアハイです。なぜ巨人がこの選手をわざわざ外野で起用するために獲得したのか不思議でなりません。

ちなみにペタジーニの45本塁打はラミレス(ヤクルト)、ウッズ(横浜)の40本塁打を超え、2003年のセ・リーグ「仮想・本塁打王」獲得となりました。

一方、このペタジーニを外野に追いやった(2回目)清原も堂々の35本塁打。まるで西武時代を彷彿とさせる好成績に化けました。こういう成績を残す巨人・清原を一度でいいから見てみたかった…。

浅井は全盛期にフル出場していれば、おそらくこれくらいの成績は残せたでしょうね。

ただ残念ながら、浅井の守備位置は主に外野でした。当時の広島の外野のレギュラー陣は前田智徳、金本知憲(2003年から阪神に移籍)、緒方孝市のレジェンド3人。完全に「無理ゲー」です 苦笑

横浜の「未完の(?)大砲トリオ」は全員30本塁打を超えてきました。

古木の「22本塁打・37打点」は「31本塁打・52打点」という、より素敵な数字に化けました 笑

多村の18本塁打、46打点が38本塁打、96打点に化けましたが、実際この翌年(2004年)の成績が打率.305、40本塁打、100打点。多村は順調に「和製大砲」へとステップアップしました。

関連記事:中日・福田と西武・山川は「和製大砲」にステップアップできるのか?

さて、最後は今日(3/5)無事に(?)BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団した村田です。

関連記事:巨人・村田、無念の戦力外通告…/巨人FA移籍スラッガー悲劇の歴史

村田はこの年がプロ1年目。今回の36本塁打という数字は、もし実現していれば清原、桑田武(元大洋他)の31本塁打を超える新人最多記録でしたが、もともとの25本塁打も実は新人歴代6位です。

1年目でこんな凄い成績を残すなんて、とても「気持ちを押し殺して横浜に入った」とは思えません!

…「口は災いの元」。みなさんも気をつけましょう 苦笑(私も)

ということで、2003年は以上です!


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