FA移籍後の規定打席到達回数ベスト3(2)/移籍後成績を上げたのは?

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これまで国内球団にFA移籍した野手で、移籍後のチームで規定打席に到達した回数が最も多いのはどの選手なのでしょうか。

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FA移籍後の規定打席到達回数ベスト3(2)

前回の記事に引き続き、過去国内球団にFA移籍した野手の「移籍後の規定打席到達回数ベスト3」を発表します。なお、同率3位が5人いたため 苦笑、全部で7人となりました。

今回は残りの3人の移籍前のチームでのキャリアハイ(CHと表記)と最終年の成績、移籍後規定打席に到達した年の成績、FA移籍前後の通算成績をご紹介します。

3位タイ 6回
内川聖一(横浜 → ソフトバンク)
■横浜でのキャリアハイと最終年の成績
2008  .378(500-189)14本 *67打点 35四死球 OPS.956(CH)
2010  .315(577-182)*9本 *66打点 53四死球 OPS.809(最終年)

■ソフトバンクで規定打席に到達した年の成績
2011  .338(429-145)12本 *74打点 27四死球 OPS.856
2012  .300(523-157)*7本 *53打点 37四死球 OPS.734
2013  .316(570-180)19本 *92打点 58四死球 OPS.853
2014  .307(488-150)18本 *74打点 39四死球 OPS.829
2015  .284(529-150)11本 *82打点 49四死球 OPS.735
2016  .304(556-169)18本 106打点 40四死球 OPS.781

■FA移籍前後の通算成績
前 .313(3019-*945)79本 355打点 228四死球 OPS.815
後 .307(3361-1030)97本 531打点 282四死球 OPS.801

横浜では主軸として打率3割3回、2008年に首位打者を獲得。ソフトバンク移籍1年目に2回目の首位打者を獲得してチームの日本一に貢献、MVPを受賞しました。ここまで7年間で打率3割5回、80打点以上3回。チームはリーグ優勝、日本一ともに4回ずつ達成しています。

 
2位 7回
金本知憲(広島 → 阪神)
■広島でのキャリアハイと最終年の成績
2000  .315(496-156)30本 *90打点 *88四死球 OPS*.959(CH)
2002  .274(540-148)29本 *84打点 *62四死球 OPS*.846(最終年)

■阪神で規定打席に到達した年の成績
2003  .289(532-154)19本 *77打点 *98四死球 OPS*.848
2004  .317(521-165)34本 113打点 *84四死球 OPS*.995
2005  .327(559-183)40本 125打点 101四死球 OPS1.044
2006  .303(545-165)26本 *98打点 *84四死球 OPS*.897
2007  .265(533-141)31本 *95打点 *84四死球 OPS*.843
2008  .307(535-164)27本 108打点 *80四死球 OPS*.919
2009  .261(518-135)21本 *91打点 *93四死球 OPS*.822

■FA移籍前後の通算成績
前 .287(4115-1179)244本 708打点 701四死球 OPS.909
後 .283(4800-1360)232本 813打点 739四死球 OPS.863

広島では四番打者として打率3割4回、30本塁打以上3回、2000年にトリプルスリーを達成。阪神移籍後は打率3割4回、30本塁打以上3回、100打点以上3回を記録。主砲として2003、2005年と2回のリーグ優勝に貢献し、2005年はキャリアハイの好成績でMVPを受賞しました。2012年に引退。

 
1位 8回
稲葉篤紀(ヤクルト → 日本ハム)
■ヤクルトでのキャリアハイと最終年の成績
2001  .311(527-164)25本 90打点 59四死球 OPS.912(CH)
2004  .265(437-116)18本 45打点 29四死球 OPS.758(最終年)

■日本ハムで規定打席に到達した年の成績
2005  .271(414-112)15本 54打点 25四死球 OPS.778
2006  .307(473-145)26本 75打点 37四死球 OPS.878
2007  .334(527-176)17本 87打点 48四死球 OPS.892
2008  .301(448-135)20本 82打点 60四死球 OPS.894
2009  .300(500-150)17本 85打点 79四死球 OPS.883
2010  .287(530-132)16本 79打点 55四死球 OPS.811
2011  .262(473-124)12本 54打点 35四死球 OPS.709
2012  .290(449-130)10本 61打点 37四死球 OPS.762

FA移籍前後の通算成績
前 .284(3426-*972)122本 437打点 298四死球 OPS.796
後 .288(4152-1195)139本 613打点 410四死球 OPS.810

ヤクルトでは主軸として打率3割2回、20本塁打以上2回を記録。日本ハム移籍後は中距離打者としてさらに才能を開花させ、打率3割4回、80打点以上3回、2007年には首位打者を獲得。またリーダー的存在としてチームを引っ張り、リーグ優勝4回、日本一1回に貢献しました。2014年に引退。

移籍後に打率、OPSが上昇した稲葉

1位の稲葉はヤクルト時代、決して一流選手ではありませんでした。一年ごとの調子のムラが激しく、10年間の在籍中で規定打席到達は5回。しかも最後の3年間の打率は.266、.273、.265と平凡。

それがFAで日本ハムに移籍すると、2年目から4年連続打率3割を記録し、2007年には首位打者を獲得。結局ヤクルト時代を上回る8回の規定打席到達を果たしました。

通算成績も今回ご紹介した7人の中で唯一、FA移籍前よりも後の方が打率、OPSともに上昇しています。成績が大きく下降した晩年も含めてのことですから、これは凄いと思います。

さらに、稲葉の入団後チームの成績も上昇。2006年に25年ぶりのリーグ優勝を果たすと、稲葉の引退する2014年までにリーグ優勝4回、日本一1回を達成しました。

本人の成績も上がり、チームも強くなる。まさに理想のFA移籍だったと思います。投手のFA移籍を含めても、一、二を争う成功例と言っていいのではないでしょうか。

2位の金本は「弱いタイガースを変えた。」とまで言われました。

金本入団前の10年間一度もAクラスに入れなかった阪神が、金本が入団してから引退するまでの10年間でAクラス6回、リーグ優勝2回の強豪チームに変身しました。

金本自身も2005年にキャリアハイの成績でMVPを受賞するなど、広島時代を上回る凄みと存在感のある打撃でチームを引っ張り、ファンからも「アニキ」と呼ばれ愛されました。

この金本のFA移籍もまた、稲葉に負けず劣らずの成功例だと言えるでしょう。

今回ご紹介した7人の中で、残念ながら最も期待外れだったのはやはり新井ですかね。

新井自身の残した成績もいまいちでしたが、他の6人が全員入団後にチームがリーグ優勝しているのに対して、新井は阪神にいた7年間でリーグ優勝を一度も経験できませんでした。

さらに、現役の内川を除いた他の5人全員が移籍したチームで2000本安打を達成して引退しましたが、新井は阪神では2000本安打を達成できず、最後は自由契約となってしまいました。

まあその後新井は復帰した古巣・広島で大活躍し、25年ぶりのリーグ優勝に貢献してMVPまで受賞してしまうのですから、人生って本当に何があるかわかりませんよね 笑

さて、内川は今後、ソフトバンクでどのような活躍を見せるのでしょうか。


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