まさに「天国と地獄」!「あと1安打」で打率3割を逃した打者たち

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2017年のペナントレースも、残すところあとわずかです。12球団全てのチームが、今季の残り試合が10試合を切りました。

この時期楽しみなのは、やはり各選手の個人成績の最後の動き。

普通なら、宮崎敏郎(DeNA)とマギー(巨人)の首位打者争いや、菊池雄星(西武)と東浜巨(ソフトバンク)の最多勝争いなど、華々しいタイトル争いを話題にするべきなのかもしれません。

しかし、そこは個人成績フェチの私らしく、もう少しマニアックな話をしてみたいと思います。

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今季、打率3割に「きわどい」のは?

「打率3割」。それはシーズン開幕前に、おそらく全ての打者が目標とする数字でしょう。

この打率3割を達成するかしないかで、打者としてのその一年間の評価が大きく変わってしまうほど、選手たちにとっては非常に切実な数字です。

チームの順位がすでに決定し、完全に消化試合に入っている場合、打率3割ギリギリの選手が残り試合を欠場することは別に珍しい光景ではありません。

現在、今季この打率3割を達成できるかどうか、きわどい選手が何人かいます。

鳥谷敬(阪神)
.298(477-142)*4本 41打点 77四死球 OPS.778

茂木栄五郎(楽天)
.298(363-108)17本 46打点 46四死球 OPS.880

西川遥輝(日本ハム)
.296(541-160)*9本 44打点 72四死球 OPS.793

浅村栄斗(西武)
.295(555-164)19本 99打点 51四死球 OPS.814

残り試合の少なさを考えると、このあたりがボーダーラインになるでしょう。

西川はあと4厘、浅村はあと5厘、大した数字ではないように思えますが、2人とも打数が多いので打率は上がりにくく、ここから打率3割に乗せるのはかなり至難の業です。

この中で唯一打率3割の経験がないのが、プロ2年目の茂木。そのことが重圧になるのか、逆にのびのびとやれるのか、一体どちらなのでしょうか。

とりあえず、この4人はきっとここからシーズン終了まで、電卓を手放せない日々が続くに違いありません。今は電卓じゃなくてスマホですかね?苦笑

「あと1安打」で打率3割を逃した打者たち

さて今回は、この打率3割を見事に達成した打者…ではなく、なんと「あと1安打が足りなかった」ばかりに、惜しくも打率3割を逃してしまった打者たちにスポットを当ててみたいと思います。

こんな意地の悪い企画は、今まであったでしょうか?苦笑

該当する選手は、昨年までの過去30年間(1987~2016年)で延べ24人。少~し多いですが 苦笑、ご紹介します。

なお、NPBの規定通り「打率は小数点第4位を四捨五入するもの」とします。

1990年 石毛宏典(西武)

.298(359-107)*8本 *52打点 *42四死球 OPS*.793

1991年 レイ(ヤクルト)
.299(415-124)11本 *51打点 *44四死球 OPS*.842

1991年 和田豊(阪神)
.298(494-147)*0本 *34打点 *63四死球 OPS*.707

1992年 松永浩美(オリックス)
.298(473-141)*3本 *39打点 *70四死球 OPS*.785

1994年 ライマー(ダイエー)
.298(470-140)26本 *97打点 *56四死球 OPS*.910

1996年 駒田徳広(横浜)
.299(485-145)10本 *63打点 *52四死球 OPS*.769

1996年 鈴木尚典(横浜)
.299(355-106)13本 *62打点 *52四死球 OPS*.833

1996年 和田豊(阪神)
.298(520-155)*5本 *44打点 *45四死球 OPS*.730

1997年 松井秀喜(巨人)
.298(484-144)37本 103打点 116四死球 OPS*.984

1998年 元木大介(巨人)
.297(397-118)*9本 *55打点 *50四死球 OPS*.802

1999年 仁志敏久(巨人)
.298(510-152)*9本 *42打点 *39四死球 OPS*.768

1999年 ゴメス(中日)
.297(474-141)36本 109打点 *87四死球 OPS*.959

2000年 仁志敏久(巨人)
.298(560-167)20本 *58打点 *46四死球 OPS*.810

2000年 野口寿浩(日本ハム)
.298(459-137)*9本 *76打点 *32四死球 OPS*.809

2001年 清原和博(巨人)
.298(467-139)29本 121打点 *81四死球 OPS*.942

2002年 阿部慎之助(巨人)
.298(446-133)18本 *73打点 *70四死球 OPS*.854

2003年 堀幸一(ロッテ)
.298(470-140)22本 *78打点 *60四死球 OPS*.861

2004年 ウッズ(横浜)
.298(476-142)45本 103打点 *83四死球 OPS1.007

2004年 SHINJO(日本ハム)
.298(504-150)24本 *79打点 *24四死球 OPS*.835

2005年 カブレラ(ソフトバンク)
.297(454-135)*8本 *58打点 *51四死球 OPS*.763

2006年 新井貴浩(広島)
.299(566-169)25本 100打点 *38四死球 OPS*.814

2006年 和田一浩(西武)
.298(484-144)19本 *95打点 *87四死球 OPS*.886

2008年 関本賢太郎(阪神)
.298(430-128)*8本 *52打点 *48四死球 OPS*.785

2012年 川端慎吾(ヤクルト)
.298(453-135)*4本 *49打点 *37四死球 OPS*.728

一番かわいそうなのはやっぱり仁志

いかかですか?こんなにモヤモヤする成績をここまでたくさん見たことはありますか?笑

基本的には、通算で打率3割を複数回記録している実力者が多く、鈴木、松井、和田(一)、阿部、川端と、首位打者経験者も5人います。

和田(豊)と仁志が不幸にも2回ずつ記録しています。

特に仁志は、1999、2000年と、なんと2年連続あと1安打で打率3割を逃しています。これは相当悔しかったことでしょう。

この「あと1安打が足りなかった」ばかりに、結局現役時代に一度も打率3割を達成できなかった選手(外国人選手は除く)は、元木、仁志、野口、SHINJO、関本の5人。

今回の話題に関しては、仁志はかなり気の毒ですね 苦笑

1997年の松井は、本塁打王も1本差で逃す悔しいシーズンでした。

ちなみに松井はメジャーリーグでも、2004年にあと1安打で打率3割を逃しています。

2004年 松井秀喜(ヤンキース)
.298(584-174)31本 108打点 93四死球 OPS.912

個人的には、この松井の成績が一番悔しいですね。日本人打者がメジャーリーグで「打率3割・30本塁打・100打点」を達成するところをぜひ見てみたかったです。

2001年の清原は、同時に1本の差で30本塁打も逃し、なかなかモヤモヤ度の高い成績です。

しかし、最もモヤモヤするのは、やはり2005年の新井の成績でしょうか。本塁打が25本、打点が100打点とキリがいいだけに、余計にモヤモヤ度が際立っています 笑

それにしても、こうして見ると、打者にとっていかに打率3割が重要な数字かを実感しますね。それぞれの成績を「打率.300」に脳内変換(?)しただけで、全然見栄えが違う気がします。

さて、冒頭に挙げた4人の中で、今季見事に打率3割を達成するのは一体誰なのでしょうか。


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