「広島のやべーやつ」バティスタ VS 30年前の「やべーやつら」

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今年のプロ野球界の密かな流行語として、「やべーやつ」というのがあります。どうやら「少ない打席数で本塁打を連発している打者」を指す言葉のようです。

現在、バティスタ(広島)、山川穂高(西武)、吉田正尚(オリックス)あたりが、ネット上でこう呼ばれています。

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「12安打中7本塁打」で「広島のやべーやつ」誕生!

この言葉が生まれた経緯としては、今季バティスタが6/3の公式戦初打席で本塁打を打って以来、彼の「安打数に対する異常な本塁打数の多さ」がまずネット上で話題となりました。

そして、いつの間にか誰かがネット上でバティスタのことを「広島のやべーやつ」と呼び始めたのが始まりだったと思います。(間違っていたらすみません!)

 そのネット上がざわついたという、今季のバティスタの一番ピーク時(7/10)の成績がこちら。

.279(43-12)7本 13打点 5四死球 OPS1.191

なんじゃこりゃ…?実に「12安打中7本塁打」。しかも「7本塁打中4本が代打本塁打」というのだから凄すぎます。打率.279に対して、OPSはなんと驚異の1.191!

たしかにこれは「やべーやつ」です 苦笑

このバティスタの衝撃的なデビュー時の成績を見て、私は真っ先にあの選手を思い出しました。

昔懐かしい、呂明賜(元巨人)です。

30年前の「やべーやつ」2人とは?

呂は1988年、ドラフト外で台湾の中国文化大学から巨人に入団。

当初はあのクロマティやガリクソンに次ぐ「第3の外国人」扱いでした。(当時、一軍で出場選手登録できる外国人は、1球団2人まででした。)

ところが、6月にクロマティが死球を受け、小指を骨折して戦線離脱。急遽、呂が一軍に昇格することになったのです。

そして6/14、呂もバティスタと同じく、公式戦初打席で本塁打を打つという離れ業をやってのけます。以来、デビュー9試合で「36打数12安打、7本塁打」の大暴れ。

呂は「アジアの大砲」と呼ばれ、一躍時の人となりました。

12安打中7本塁打はバティスタと全く同じですが、呂の打率.333、本塁打率5.14は、バティスタの打率.279、本塁打率6.14を上回っています。

これは、呂も十分「やべーやつ」と呼んでも差し支えないでしょう。

 
しかし、上には上がいるものです。

その呂がデビューした1年前の1987年、日本中に大旋風を巻き起こしたのが、当時現役バリバリのメジャーリーガーとして来日したボブ・ホーナー(元ヤクルト)です。

来日の前年、1986年のホーナーのメジャーリーグでの成績はこちら。

1986  .273(517-141)27本 87打点 62四死球 OPS.808

今よりも、メジャーリーグが遠い遠い世界だった時代の話です。この年ホーナーは、1試合4本塁打を記録。まさに、現役バリバリ中のバリバリでした。

彼がアメリカで契約問題で揉めていなければ、この来日は間違いなく実現しなかったでしょう。

ホーナーは5/5のデビュー戦、第3打席でさっそく来日第1号本塁打を放ちます。

そして、なんとデビュー4試合で「11打数7安打、6本塁打」を記録するという猛打で、現役メジャーリーガーの実力を如何なく見せつけました。

これぞ、元祖「やべーやつ」と呼んでしまっていいでしょう。

ところで、1988年の呂のシーズン最終成績はこちら。

1988  .255(274-70)16本 40打点 35四死球 OPS.808

シーズン後半は、相手チームに弱点を研究されてしまい、残念ながら尻すぼみな成績に終わりました。

対する1987年のホーナーのシーズン最終成績はこちら。

1987  .327(303-99)31本 73打点 54四死球 OPS1.106

ホーナーの方は、デビュー以降も打ち続けました。最終的には故障もあり、規定打席には届きませんでしたが、なんと「規定打席未到達で30本塁打以上」を記録。

これは、当時プロ野球史上2人目という、とんでもなく「やべー記録」でした。

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もしもバティスタが1年間フル出場したら…

さて「広島のやべーやつ」バティスタは、今後どのような活躍を見せてくれるのでしょうか。

今季のバティスタの現在(9/1)の成績はこちら。

.215(79-17)9本 16打点 12四死球 OPS.926

バティスタも相手チームに弱点を研究されてしまったのかデビュー当時の勢いはなくなり、残念ながら8/18に登録を抹消されてしまいました。

それでも、依然として本塁打率は抜群に高いです。

もしもバティスタがこのペースで1年間フル出場したら、一体どんな成績になるのでしょうか。バティスタのこの成績を「リアルな規定打席数」で換算してみたいと思います。

方法は簡単。昨年のセ・リーグの規定打席到達者の平均打席数を割り出し、今季のバティスタの成績をその打席数(ちなみに559打席でした。)で換算するだけです。

ただし、安打数、本塁打数、打点、四死球数などは小数点第1位を四捨五入しますので、打率やOPSは若干変わってしまうことがあります。その点はご了承ください。

名付けて「リアル規定打席換算」!そのまんまですが… 笑

それでは、今季のバティスタの成績を「リアル規定打席換算」してみます!

.214(485-104)55本 98打点 74四死球 OPS.925

…うん。これはたしかにいろんな意味で「やべーやつ」ですわ 笑


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