西武・秋山、首位打者より凄い「25本塁打」!来年の成績を大予想!

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今季、初のパ・リーグ首位打者に輝いた秋山翔吾(西武)。

秋山は、2015年に日本新記録となる216安打で.359という高打率を記録しましたが、同年の柳田悠岐(ソフトバンク)がそれを上回る打率.363を記録し、残念ながら首位打者を逃していました。

今季は、その柳田を打率.310のリーグ2位に抑え、見事に雪辱を果たすことができました。

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首位打者よりも「25本塁打」が凄い!

しかし、今季の秋山が凄かったのは、首位打者獲得なんかではありません。

私が今季の秋山に対して驚いたこと、それは彼が25本も本塁打を打ったことです。

秋山の年度別成績はこちら。(詳細はWikipediaでどうぞ。)

2011  .232 *1本 21打点 OPS.602
2012  .293 *4本 37打点 OPS.747
2013  .270 13本 58打点 OPS.742
2014  .259 *4本 47打点 OPS.716
2015  .359 14本 55打点 OPS.941
2016  .296 11本 62打点 OPS.807
2017  .322 25本 89打点 OPS.933

昨年までの秋山のシーズン最多本塁打数は、2015年の14本。

それ以外にも、2013年に13本塁打、2016年に11本塁打を記録したように、元々それなりに長打力のある打者ではありました。

しかし、「シーズン20本塁打」というのは、打者にとって少し次元の違う数字です。

あの内川聖一(ソフトバンク)や糸井嘉男(阪神)ですら、「シーズン20本塁打」は記録したことがありません。

しかも秋山は、上記のように昨年は打率.296と平凡な成績に終わったので、私はてっきり2015年の秋山の活躍は、いわゆる「確変」だと思っていました。

これからも秋山は、毎年「打率3割前後、10本塁打前後」くらいの成績を安定して残す「平凡なアベレージヒッター」に収まってしまうのだろうと、勝手に思い込んでいました。

それだけに、今季の秋山にはいい意味で裏切られました。

何せ今季のパ・リーグで、秋山よりも本塁打を打った日本人打者は、31本塁打の柳田とT-岡田(オリックス)、そして27本塁打の中村剛也(西武)の3人だけ。

いずれも、正真正銘の「ホームラン打者」です。

まさかこれから先、秋山は「ホームラン打者」に「転向」していくつもりなのでしょうか。

「アベレージヒッター」に戻ったイチロー

今季の秋山のように、元々アベレージヒッターだった選手が、突然本塁打を量産したシーズンが過去にも何度かありました。

まず、私が強烈に憶えているのは、1995年のイチロー(当時オリックス)です。

1994年、イチローはプロ野球史上初となるシーズン210安打を記録し、社会現象になるほどの大ブレイクを果たしました。

翌1995年、彼が突然シーズン25本塁打を放つ「モデルチェンジ」を見せたのは衝撃でした。

1994  .385 13本 54打点 OPS.994
1995  .342 25本 80打点 OPS.976

この年イチローは、2年連続の首位打者を獲りつつ、打点王と盗塁王にも輝きました。

その上あと3本本塁打を打っていれば本塁打王獲得(1995年のパ・リーグ本塁打王は28本。かなり打低のシーズンでした。)という大活躍で、「夢の四冠王なるか?」とメディアを騒がせました。

打者として、まさに無限の可能性を感じさせた当時21歳のイチローに対して、彼はこの先一体どんな打者になっていくのだろうと、ファンはみなワクワクしたものです。

結局イチローは、その後1999年に一度だけ21本塁打を記録しましたが、基本的には毎年15本前後の本塁打を打つ、元のアベレージヒッターに落ち着きました。

1996年以降3年間のイチローの年度別成績がこちら。

1996  .356 16本 84打点 OPS.926
1997  .345 17本 91打点 OPS.933
1998  .358 13本 71打点 OPS.932

そして、2000年オフにメジャー移籍するまでの7年間、イチローは首位打者を獲り続けました。

「アベレージヒッター」に戻った青木

次に思い出すのは、2007年の青木宣親(当時ヤクルト)のケースです。

青木もイチローと同じように、2005年、そのイチロー以来となる史上2人目のシーズン200安打を記録して首位打者を獲得し、大ブレイクしました。

翌2006年は、192安打を打ちながら惜しくも首位打者は逃しましたが、2007年、打率.346で再び首位打者に返り咲き、しかもシーズン20本塁打を記録しました。

2005  .344 *3本 28打点 OPS.803
2006  .321 13本 62打点 OPS.836
2007  .346 20本 58打点 OPS.942

2005年に初の首位打者を獲得した時は、わずか3本塁打と非力だった青木は、2006年に13本塁打、2007年に20本塁打と年々長打力がアップし、ファンを驚かせました。

しかし結局青木も、その後は毎年15本塁打前後に落ち着きました。

2008年以降3年間の青木の年度別成績がこちら。

2008  .347 14本 64打点 OPS.942
2009  .303 16本 66打点 OPS.844
2010  .358 14本 63打点 OPS.944

2005年、2007年、2010年と首位打者を通算3回獲得し、2012年に青木もメジャー移籍しました。

奇しくも「シーズン200安打」を記録した「左打ち」の「外野手」という、秋山にも通ずる共通点を持つ偉大なる2人の「安打製造機」ことイチローと青木。

彼らの記録を振り返ると、アベレージヒッターの突然の本塁打量産は、まるで「その気になれば俺だって、これくらいはホームランを打てるんだよ。」という気まぐれのようにも思えてしまいます 笑

ということは、来年以降の秋山もこの2人と同じように、元のアベレージヒッターに落ち着くつもりなのでしょうか。

しかし、それがそうとも言い切れないと思うのです。

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「ホームラン打者」に転向した松井

秋山の西武の先輩にあたる、松井稼頭央(当時西武)のようなケースもあります。

松井は、1996年にレギュラーに定着。翌1997年から、3年連続打率3割&盗塁王を記録します。

その間の本塁打数は「1本 → 7本 → 9本 → 15本」と増えてはいましたが、本数自体は完全にアベレージヒッターが残す程度のものでした。

ところが2000年、松井も上記のイチローや青木と同じように、初のシーズン20本塁打以上となる23本塁打を記録します。

1996  .283 *1本 29打点 OPS.664
1997  .309 *7本 63打点 OPS.793
1998  .311 *9本 58打点 OPS.812
1999  .330 15本 67打点 OPS.872
2000  .322 23本
90打点 OPS.932

この間、首位打者を獲り続けたイチローの陰にやや隠れはしましたが、1997~2000年は4年連続170安打以上というハイレベルな安定感。それでいて、年々本塁打を増やしていく盗塁王の遊撃手。

しかも、2000年の時点でまだ25歳。夢がありすぎです 笑

ちなみに2000年の松井の成績は、ちょうど今季の秋山と全く同じような成績でした。

松井のこの23本塁打も気まぐれだったのでしょうか。

2001年以降3年間の松井の年度別成績がこちら。

2001  .308 24本 76打点 OPS*.861
2002  .332 36本 87打点 OPS1.006
2003  .305 33本 84打点 OPS*.914

はい。2002年には本塁打数が36本にまで伸び、打率.332、33盗塁と合わせて無事「トリプルスリー」を達成しました!笑

しかも、翌2003年には2年連続30本塁打と、松井は完全に「ホームラン打者」に「転向」してしまいました。

そしてその年のオフ、松井もメジャー移籍しました。(メジャーリーグではまた元の非力な打者に戻らざるを得ませんでしたが…。)

2018年の秋山の成績を大予想!

さて、秋山は「アベレージヒッター」と「ホームラン打者」、どちらの道を選択するのでしょうか。

その答えは、彼の来年の成績にわかりやすく反映されるでしょう。

ということで、突然ですが、来年の秋山の成績を大予想します!笑

2018  .318(569-181)17本 74打点 92四死球 OPS.908

…中途半端ですいません。ちょっと保険かけすぎですかね?苦笑

結論から言うと、秋山は「ホームラン打者」にはならないと思います。それでも今季、本塁打を打つ「コツ」みたいなものは掴んだと思うので、「アベレージヒッター」にしてはやや多めの17本塁打。

このあたりが現実的な数字だと思います。いかがでしょうか。


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