「今年が大事!」阪神・秋山は有吉弘行になれるのか?成績を大予想!

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先週、「アメトーーク」で「今年が大事芸人2018」という企画が放送されましたが、2018年のプロ野球界にも昨年ブレイクして「今年が大事!」な選手が何人かいます。

当ブログでは、ここまで4回に渡ってそんな「今年が大事!」な選手たちをご紹介してきました。

第1弾が宮崎敏郎(DeNA)、第2弾が薮田和樹(広島)、第3弾が京田陽太(中日)と源田壮亮(西武)、第4弾が吉田正尚(オリックス)でした。

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今回は「今年が大事!」な選手たちの最終回として、昨年プロ8年目で初の2ケタ勝利となる12勝を挙げた秋山拓巳(阪神)を取り上げたいと思います。

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秋山、高卒1年目に活躍も長いトンネルに…

秋山は2009年、ドラフト4位で西条高校から阪神に入団。

1年目の2010年、8/28のヤクルト戦に先発してプロ初勝利を挙げると、9/12の同じくヤクルト戦では無四球完封勝利。

どちらも阪神の高卒新人としては、1986年の遠山昭治以来24年ぶりの記録でした。

秋山はこの年すべて先発として7試合に登板。高卒1年目にして4勝3敗、防御率3.35という素晴らしい成績を残し、阪神ファンの誰もが「虎の若きエース」誕生を期待しました。

ところが、秋山はここから長い長いトンネルに入ってしまいます。

二軍では最多勝を2回獲得するなど力の違いを見せるのですが、一軍では全く通用せず、いわゆる「二軍の帝王」状態に。

結局一軍では2年目の2011年から7年目の2016年まで6年間でわずか2勝しかできませんでした。

高校時代は通算48本塁打と「強打者」として鳴らした秋山は野手転向も噂されましたが、昨年ついに覚醒を果たします。

開幕から先発ローテーションの一員として、人が変わったように(?)安定した投球を続けました。

昨年の秋山の成績はこちら。

12勝6敗 防2.99 159.1回 123奪三振 WHIP1.09

12勝、159.1投球回はともにチームトップで、防御率2.99はリーグ6位という好成績でした。

特筆すべきは何と言っても与四球の少なさです。昨年の与四球数は規定投球回に到達した投手の中で両リーグ最少となる16個。抜群の制球力を誇りました。

もうすぐ27歳になる秋山。まだまだ若いだけに「今年」は更なる飛躍が期待されますが、私にはどうしても一つだけ不安なことがあります。

それは、秋山が「苦労人」だということです。

上述したように、秋山は昨年プロ8年目で初の2ケタ勝利を記録しました。

しかしプロ野球界には、秋山のように「長年苦労してようやくブレイクを果たした投手の活躍は2年続かない」という知られざる「ジンクス」があるのです。

「8年目以降」にブレイクした投手の翌年 Part.1

一昨年までの過去30年間(1987~2016年)で、「プロ8年目以降」に初の2ケタ勝利を記録した投手のその年と翌年の成績をご紹介します。

※次の3投手も「プロ8年目以降」に初の2ケタ勝利を記録しましたが、今回の該当選手を「それまでブレイクしていない投手」に限定するため除外しました。ご了承ください。

①すでに球界屈指のストッパーで、14年目の1992年に10勝を挙げた鹿取義隆(当時西武)

②1998年に最優秀防御率を獲得し、8年目の2002年に10勝を挙げた金村曉(当時日本ハム)

③すでに通算111セーブを記録し、11年目の2016年に11勝を挙げた山口俊(当時DeNA)

欠端光則(大洋)
1988  11勝*8敗1S 防3.22 151.0回
1989  *9勝10敗1S 防3.31 130.1回
1980年ロッテに入団し、1983年オフにトレードで大洋(現DeNA)に移籍。8年目の1988年、先発・中継ぎで51試合に登板し11勝。翌年も投球内容は悪くはなかったものの惜しくも9勝止まりでした。

小野和幸(中日)
1988  18勝4敗 防2.60 187.0回
1989  *1勝8敗 防6.20 *81.1回
1980年西武に入団し、1987年オフにトレードで中日に移籍。8年目(中日1年目)の1988年、18勝を挙げて最多勝を獲得。チームのリーグ優勝に貢献しました。翌年は不調でわずか1勝に終わりました。

宮本賢治(ヤクルト)
1990  11勝7敗 防3.16 159.1回
1991  *4勝4敗 防4.88 *48.0回
右のアンダースロー投手で先発・中継ぎの両方で起用されていましたが、9年目の1990年は主に先発で11勝。大洋に滅法強く、この年なんと7勝を荒稼ぎしました。翌年は故障もあり4勝に終わりました。

白武佳久(ロッテ)
1990  10勝4敗3S 防3.33 81.0回
1991  *1勝3敗8S 防4.59 80.1回
1982年広島に入団し、1989年オフにトレードでロッテに移籍。8年目(ロッテ1年目)の1990年、主にリリーフとして26試合に登板し10勝3セーブ。翌年1勝8セーブも投球内容は大きく悪化しました。

仲田幸司(阪神)
1992  14勝12敗1S 防2.53 217.1回
1993  *3勝12敗0S 防6.54 *85.1回
左のエース候補として8年目までに規定投球回に4回到達も、制球に難があり2ケタ勝利はならず。9年目の1992年、制球難が解消され14勝で最多奪三振を獲得。翌年また制球に苦しみ3勝止まりでした。

「8年目以降」にブレイクした投手の翌年 Part.2

紀藤真琴(広島)
1994  16勝5敗0S 防3.97 181.1回
1995  10勝9敗1S 防3.87 169.2回
10年目までは中継ぎ投手として4勝が最高でしたが、11年目の1994年、先発に転向し16勝(8完投)。4試合連続2ケタ奪三振も記録しました。翌年も7完投を記録し2年連続の10勝を挙げました。

島田直也(横浜)
1995  10勝4敗 防3.57 75.2回
1996  *3勝3敗 防3.31 65.1回
1987年日本ハムに入団し、1991年オフにトレードで大洋に移籍。1994年に中継ぎで9勝すると、8年目の1995年に同じく中継ぎで10勝を挙げました。翌年は先発も任されたものの3勝に終わりました。

伊藤隆偉(オリックス)
1997  10勝7敗 防3.46 135.1回
1998  *3勝6敗 防4.71 *72.2回
7年目までは主にリリーフ投手として通算36セーブを記録していましたが、8年目あたりから先発に転向。10年目の1997年、初の規定投球回を果たし10勝を挙げました。翌年は不調で3勝止まりでした。

入来智(ヤクルト)
2001  10勝3敗 防2.85 129.1回
2002  *1勝3敗 防6.66 *25.2回
1989年近鉄に入団。その後広島、近鉄、巨人と渡り歩き、2001年ヤクルトに移籍。12年目(ヤクルト1年目)の2001年、10勝を挙げチームの日本一に貢献しました。翌年は故障でわずか1勝でした。

小倉恒(オリックス)
2001  10勝7敗 防3.62 164.0回
2002  *7勝4敗 防3.50 100.1回
1992年ヤクルトに入団し、1997年にトレードでオリックスに移籍。1999、2000年と2年連続2ケタセーブを挙げると、9年目の2001年は先発で10勝を記録。翌年は故障もあり7勝に終わりました。

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「8年目以降」にブレイクした投手の翌年 Part.3

田之上慶三郎(ダイエー)
2001  13勝7敗 防3.77 171.2回
2002  *6勝9敗 防3.93 148.2回
2000年に自己最多の8勝を挙げると、12年目の2001年は先発ローテーションの柱として13勝を記録。最高勝率を獲得しました。翌年も規定投球回に達しましたが援護が恵まれず6勝に留まりました。

斉藤和巳(ダイエー)
2003  20勝3敗 防2.83 194.0回
2004  10勝7敗 防6.26 138.0回
2000年に5勝を挙げるなどエース候補でしたが故障が多く低迷。8年目の2003年、一気に才能が開花し20勝で最多勝、最優秀防御率、沢村賞などを受賞。翌年は10勝も防御率は大きく悪化しました。

土肥義弘(横浜)
2005  10勝11敗 防3.83 164.2回
2006  *3勝*7敗 防6.02 *80.2回
1997年西武に入団。主に左のワンポイントとして起用されました。2004年にトレードで横浜に移籍。8年目の2005年、先発で10勝。特に巨人から7勝を挙げました。翌年は故障もあり3勝止まりでした。

山本省吾(オリックス)
2008  10勝6敗 防3.38 154.2回
2009  *9勝7敗 防4.23 159.2回
7年目までは主に中継ぎ投手として起用されましたが、8年目の2008年シーズン途中に先発に転向。2完封を含む10勝を記録しました。翌年も規定投球回には到達したものの惜しくも9勝止まりでした。

山井大介(中日)
2014  13勝*5敗0S 防3.21 173.2回
2015  *4勝12敗2S 防3.92 140.0回
2007年日本シリーズで8回まで完全試合投球を演じ、2013年にノーヒットノーランを記録するも年間通じて活躍できず。13年目の2014年、13勝で最多勝、最高勝率を獲得。翌年は4勝に終わりました。

秋山の「今年」の成績を大予想!

以上15人です。少し多かったですが、最後までお付き合いくださってありがとうございました 苦笑

今回の「ジンクス」は非常にわかりやすく発動していますね~。上記の15人のうち翌年も2ケタ勝利を挙げた投手は紀藤と斉藤のわずか2人。その2人も成績自体は下がっています。

要するに「プロ8年目以降」に初の2ケタ勝利を挙げて翌年成績が上がった投手は、少なくとも一昨年までの過去30年間では1人もいないということです。

というより、ほとんどの投手が「初の2ケタ勝利を挙げた年」の成績がキャリアハイとなってしまいました。はっきり例外だと言えるのは島田と斉藤くらいでしょうか。

ちなみに今回除外した鹿取、金村、山口の3人も翌年の成績は下がっています。(鹿取と金村は十分好成績でしたが。ただし山口は昨年「あんなこと」をやらかしてしまいました…。)

別に「ジンクス」を立証したいために意図的にこの3人を除外したわけではありません 笑

ところで15人の「初の2ケタ勝利を挙げた年」の合計成績は186勝93敗5セーブ。これが翌年になると74勝104敗12セーブ。ガタ落ちです。エグいです。

個人的には仲田のケースが一番ガッカリしました。1992年は本当にいい投球をしていましたから。まさかたった一年で「ノーコン病」が再発するなんて…。(注:私は阪神ファンではありません。)

さて、秋山です。第2弾の薮田の時はかなり厳しい予想をしましたが、秋山はどうでしょうか。

秋山の「今年」の成績を予想してみます!

2018  14勝7敗 防2.75 176.2回 139奪三振 WHIP1.11

はい。完全にエースの成績です。阪神に新しいエースの誕生です。具体的な根拠はありません!笑

しかし高卒1年目にそれなりに派手な活躍をして、それから長~い下積みを経て昨年ようやく一人前になった秋山の実力は本物だと私は信じたいのです。

例えて言うなら芸人の有吉弘行のような感じですかね?(まあ秋山の1年目は「猿岩石」のようにブレイクしたわけではありませんが… 苦笑)

秋山が球威に任せて打者を打ち取るタイプではなく、高い制球力や投球術で勝負するタイプだということ、そして昨年はシーズンを通じて本当に安定していたことなども大きいです。

「今年」はついでに(?)藤浪晋太郎にも復活してもらって、2人でダブルエースとして阪神を引っ張っていってもらいたいと思います。(注:私は阪神ファンではありません。)

これにて「今年が大事!」シリーズを終了したいと思います!


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