38歳以降の安打数ランキング2/「不惑」門田、晩年も本塁打を連発!

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昨年マーリンズからFAとなり、現在まだ移籍先が決まっていないイチロー。

イチローは、38歳になる年だった2011年に10年連続200安打(MLB記録)が途切れ、それ以降200安打も打率3割も記録していません。

それでも、その2011年から44歳になった昨年までの7年間で836本の安打を積み重ねました。メジャーリーグで、しかも年齢を考えるとこれは立派な数字です。

最近は日本でもプロ野球選手の選手寿命が延び、イチローのように38歳以降も主力として活躍する選手がそれほど珍しくはなくなりました。(もちろん今でも凄いことではあるんですが…。)

そこで今回は、過去30年間(1988~2017年)に現役でプレーした選手(イチローは除く)の「38歳になった年」以降の合計安打数ベスト10をご紹介したいと思います。

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38歳以降の安打数ランキング4~5位

10位から6位の選手をご紹介した前回の記事に引き続き、今回は上位5人を「38歳になった年」以降の年度別成績と年齢、その期間の合計成績とともに発表します。

なお、この記録は「年齢」よりも「学年」で区切るのが妥当だと思いますので、いわゆる早生まれの選手は「37歳になった年」以降の合計安打数とします。

ただし、わかりやすくするために年齢表記は遅生まれの年齢の方に合わせます。

5位/705安打
和田一浩(元西武、中日)

2010(38).339 37本 93打点
2011(39).232 12本 54打点
2012(40).285 *9本 63打点
2013(41).275 18本 76打点
2014(42).281 16本 65打点
2015(43).298 *5本 26打点

.285(2472-705)97本 379打点

通算2050安打を記録した和田は、29歳になる年までの安打数が149本と「超」遅咲きの選手でした。38歳になる2010年にキャリアハイの成績でMVPを受賞。翌年「違反球」が導入され不振に陥りましたが、2012年からは成績を持ち直し、打率.298を残した2015年に惜しまれながら引退しました。

 
4位/771安打
山崎武司(元中日、楽天他)

2006(38).241 19本 *67打点
2007(39).261 43本 108打点
2008(40).276 26本 *80打点
2009(41).246 39本 107打点
2010(42).239 28本 *93打点
2011(43).229 11本 *48打点
2012(44).209 *1本 *13打点
2013(45)
.210 *0本 **7打点

.247(3126-771)167本 523打点

38歳になる2006年、所属する楽天の監督に野村克也氏が就任。この野村氏との出会いで山崎にまさか(?)の全盛期が訪れました。2007年に本塁打、打点の二冠王に輝くと、2009年はノンタイトルながら39本塁打、107打点。しかし2011年以降は「違反球」導入もあり、成績が急落してしまいました。

38歳以降の安打数ランキング1~3位

3位/856安打
落合博満(元ロッテ、中日他)

1991(38).340 37本 91打点
1992(39).292 22本 71打点
1993(40).285 17本 65打点
1994(41).280 15本 68打点
1995(42).311 17本 65打点
1996(43).301 21本 86打点
1997(44).262 *3本 43打点
1998(45)
.235 *2本 18打点

.292(2935-856)134本 507打点

歴代最多の三冠王を3回記録した落合。38歳になる1991年に最後のタイトルとなる本塁打王を獲得すると徐々に長打力は衰えていきましたが、卓越した打撃技術で40歳以降も打率3割を2回。43歳になる1996年には怪我でシーズン終盤を棒に振りながらも、21本塁打、86打点を記録しました。

 
1位/858安打
金本知憲(元広島、阪神他)

2006(38).303 26本 *98打点
2007(39).265 31本 *95打点
2008(40).307 27本 108打点
2009(41).261 21本 *91打点
2010(42).241 16本 *45打点
2011(43).218 12本 *31打点
2012(44).258 *6本 *30打点

.269(3188-858)139本 498打点

2005年に打率.327、40本塁打、125打点でMVPを受賞した金本は、38歳になる2006年以降も打率3割を2回記録。2006~2009年は四番打者として4年連続90打点以上とチームを牽引しました。2010年4月17日に途切れるまで1492試合連続フルイニング出場を記録したことも特筆すべきことでしょう。

 
1位/858安打
門田博光(元南海、オリックス他)

1985(38).272 23本 *62打点
1986(39).262 25本 *77打点
1987(40).317 31本 *69打点
1988(41).311 44本 125打点
1989(42).305 33本 *93打点
1990(43).280 31本 *91打点
1991(44).264 18本 *66打点
1992(45).258 *7本 *23打点

.286(2999-858)212本 606打点

1985~1986年はやや低迷しましたが、1987年から3年連続打率3割、4年連続30本塁打と見事復活。特に1988年は40歳(門田は早生まれなので上記では(41)と表記)にして本塁打、打点の二冠王に輝き、史上最年長でMVPを受賞。40歳を意味する「不惑」という言葉はこの年の流行語になりました。

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晩年も本塁打を連発した「不惑」門田

タイプはそれぞれ異なりますが、偉大な「鉄人」たちの名前が10人並びました。

年度別成績に表記されている年齢を見ると、改めてこの選手たちの凄さが伝わると思います。何せ一番若い時の成績でも38歳になった年のものですからね 笑

ここで今回のランキング順に、10人の「38歳になった年」以降の合計成績を並べてみます。

10位 稲葉篤紀
.2661790-477)*44 230打点

*9位 井口資仁
.2611849-483)*57 269打点

*8位 谷繫元信
.2282250-512)*37 216打点

*7位 大島康徳
.2662059-548)*61 291打点

*6位 宮本慎也
.2882426-698)*17 192打点

*5位 和田一浩
.2852472-705)*97 379打点

*4位 山崎武司
.2473126-771167 523打点

*3位 落合博満
.2922935-856134 507打点

*2位 金本知憲
.2693188-858139 498打点

*1位 門田博光
.2862999-858212 606打点

上位3人が驚くほど僅差でしたが、門田と金本が同数で1位でした。

特に門田は、晩年になってもその長打力は衰えず、1987年(実際は39歳になった年)から4年連続30本塁打を記録するなど合計本塁打数が唯一200本を超えました。

長打力という点では山崎も引けを取っていません。39歳になる2007年に1996年以来2回目の本塁打王を獲得すると、そこから4年連続25本塁打以上を記録。合計本塁打数は門田に次ぐ167本でした。

打率トップは落合です。39歳になった1992年以降往年の長打力は影を潜めましたが、40歳で巨人にFA移籍し、そこから3年間で打率3割2回。四番打者としてチームを2度のリーグ優勝に導きました。

安打数7位の大島は、門田、落合と同じくまだ今ほど選手寿命が長くなかった1980~1990年代に晩年を過ごしてランクインしました。残した成績はやや地味(?)ですが、非常に立派だと思います。

そもそも1996年までは年間試合数が130試合と、140試合以上だった2000年代よりだいぶ少なかったので、それだけでも門田、落合、大島の記録は価値があります。

さて、このランキングに当てはめるとイチローの836安打は現在第4位(イチローの記録はメジャーリーグでのものですが…)ということになりますが、まだまだ伸びる可能性を秘めています。

門田、金本の858本を超えて1位に躍り出る時、イチローは一体どこのチームのユニフォームを着ているのでしょうか。楽しみにしたいと思います。


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