暗黒エース?ムエンゴ?「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」3回の投手たち

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みなさん、「10勝しても10敗する投手」はお好きですか?ちなみに、私はキライではありません。

別に門倉健(元中日、横浜他)のことを好きだと言っているわけではありませんよ 笑

これまでこのブログでは、「個人成績フェチ」の私が個人的にグッとくる成績をいろいろとご紹介してきましたが、この投手の「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」という成績も結構ツボだったりします。

「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」の投手というと、どんな投手が思い浮かぶでしょうか。

まずは弱いチームのエース、いわゆる「暗黒エース」というやつですね。それから力投するものの打線の援護に恵まれない「ムエンゴ」の投手。この2つはイコールであることも多いですが…。

また、「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」でも大きく勝ち越していれば「チームの大黒柱」と言うこともできますし、防御率や投球回数によってはただ単に「調子の波が激しい投手」という見方もできます。

このようにいくつかのバリエーションがあり、見た目的にもなかなかインパクトのある投手の「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」という成績を、今回はテーマとして取り上げてみたいと思います。

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昨年の「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」達成者は?

昨年は、2人の投手が「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」を記録しました。

昨オフFA宣言をして西武から巨人へ移籍した野上亮磨(巨人)と、2015年の新人王・有原航平(日本ハム)。2人の昨年の成績はこちらです。

野上亮磨(巨人)
11勝10敗 防3.63 144.0回 113奪三振 WHIP1.06

有原航平(日本ハム)
10勝13敗 防4.74 169.0回 88奪三振 WHIP1.38

QS率は野上が58.33%で、有原が52.0%。この数字と防御率や投球回数を見ても、この2人が昨年は「好投」と「炎上」を繰り返す調子の波が激しい投球をしていたことがある程度想像できます。

ちなみに、両者ともにこれが初めての「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」でした。

ところで、今までこの「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」を数多く記録してきたのは、一体どんな投手たちなのでしょうか。

「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」通算3回 Part.1

それでは、昨年までの過去30年間(1988~2017年)で「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」を多く記録した投手を2回に渡ってご紹介します。

今回は、この「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」を通算3回記録した投手9人です。なお、日本人投手はメジャーリーグでの成績も含めます。(外国人投手は日本での成績のみです。)
 
※「Total」は、現役時代の通算成績です。

3回 桑田真澄(元巨人他)
1988  10勝11敗0S 防3.40 198.1回
1992  10勝14敗0S 防4.41 210.1回
1994  14勝11敗1S 防2.52 207.1回
Total  173勝142敗14S 防3.59
意外にも桑田が3回も記録していました。不調な年だった1988年と1992年に比べて、1994年は防御率からもわかるようにやや「ムエンゴ」でしたが、チームは優勝し桑田はMVPを受賞しました。

3回 渡辺久信(元西武他)
1989  15勝11敗 防3.41 226.2回
1990  18勝10敗 防2.97 224.1回
1992  12勝12敗 防3.81 179.1回
Total  125勝110敗27S 防3.67
意外と言えば渡辺も西武黄金時代に3回記録しています。と言っても1989、1990年は完全に「チームの大黒柱」で、1990年は最多勝を獲得。1992年は27歳にしてすでに劣化が始まっていました…。

3回 小宮山悟(元ロッテ他)
1991  10勝16敗 防3.95 212.0回
1993  12勝14敗 防3.44 204.1回
1998  11勝12敗 防3.57 201.2回
Total  117勝144敗4S 防3.74
「暗黒エース」と聞いて、まず思い浮かぶ投手の1人がロッテ時代の小宮山でしょう。特に1990年代前半は西武黄金時代で逆にロッテは暗黒時代。投球回数からもわかるように力投が報われませんでした。

3回 藪恵壹(元阪神他)
1996  11勝14敗 防4.01 195.1回
1997  10勝12敗 防3.59 183.0回
1998  11勝10敗 防3.51 164.0回
Total  91勝112敗1S 防3.61
藪も「暗黒エース」の代表的な投手です。代名詞と言ってもいいかもしれません 苦笑 とにかくこの時代の阪神は弱かった…。ちなみに藪は1995年からなんと6年連続2ケタ敗戦を記録しています。

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「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」通算3回 Part.2

3回 黒木知宏(元ロッテ)
1997  12勝15敗 防2.99 240.2回
1999  14勝10敗 防2.50 212.2回
2000  10勝12敗 防5.18 160.0回
Total  76勝68敗1S 防3.43
「暗黒エース」が続きます。黒木はバレンタイン政権の第一次(1995年)と第二次(2004~2009年)のちょうど中間の「弱いロッテ」のエースでした。1997年の成績とかたまりませんけどね~。

3回 松坂大輔(元西武他)
2001  15勝15敗 防3.60 240.1回
2005  14勝13敗 防2.30 215.0回
2007  15勝12敗 防4.40 204.2回
Total  164勝103敗2S 防3.49
以前の記事でご紹介した「伝説の15勝15敗」を含め西武時代に2回と、レッドソックスの1年目に記録しました。それにしても投球回数と奪三振数の凄まじいこと。そりゃ劣化も早くなりますよね…。

3回 成瀬善久(ヤクルト)
2010  13勝11敗 防3.31 203.2回
2011  10勝12敗 防3.27 189.2回
2012  12勝11敗 防2.83 200.2回
Total  96勝77敗 防3.38
成績は全てロッテ時代のものです。2007年に16勝1敗という驚異的な成績を残しましたが、基本的には勝ち負けが五分の投手でした。ちなみにこの3年間はすべてパ・リーグの「被」本塁打王です。

3回 メッセンジャー(阪神)
2012  10勝11敗 防2.52 196.2回
2014  13勝10敗 防3.20 208.1回
2016  12勝11敗 防3.01 185.1回
Total  84勝70敗 防2.98
ここ6年間でAクラス4回と決して弱くない(?)阪神で、QS率も優秀なメッセンジャーがこの勝敗数は不思議です。2012、2014年はやや「ムエンゴ」でした。偶数年の今年はまたやってくれるかも 笑

3回 則本昂大(楽天)
2014  14勝10敗 防3.02 202.2回
2015  10勝11敗 防2.91 194.2回
2016  11勝11敗 防2.91 195.0回
Total  65勝47敗 防2.94
則本と言えば「好投」と「炎上」を繰り返すイメージがありますよね。2014年はなんと7完封でこの防御率ですから驚きです 苦笑 上記の3年間は「ムエンゴ」でもありました。今季はどうでしょうか。

 
いかがだったでしょうか。成瀬を含めると、ロッテの投手がなんと3人もいました 苦笑

次回は「2ケタ勝利&2ケタ敗戦」を4回以上記録した投手をご紹介します。

あ、ちなみに門倉がこの記録を達成(?)したのは、意外にもプロ2年目、1997年(10勝12敗)の一度だけでした 笑


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